夏になると怖い話を聞く機会が増えるが、土地や家にもオカルト的な出来事がある。といっても、「幽霊を見た」とか「写真を撮ったら、写っていた」というようなことではない。見ることはないが、感じることがある、というのが実際のところだ。 たとえば、売りに出ている土地や家を見たとき、なんだか嫌な感じがした、ゾッとしたという経験談は枚挙にいとまがない。土地や古い住宅をたくさんみている人間は、いつのまにか、そのようなセンサーが身につくらしい。 かくいう私も35年も住宅の取材を続けている間に、いつのまにか「嫌な感じ」が分かるようになってしまった。 これまで嫌な感じを受けた住宅のうち、極めつきの物件が2つ神奈川県の湘南エリアにあった。明るい印象のある湘南だが、歴史ある地域で神社仏閣も多い。その厳かな印象がオカルト的な気持ちにさせるのかもしれない。それでも、明るく開放的な湘南で2回、それも晴れた日の昼間に説明でき
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