「せがれが過重労働とパワハラで、体調を壊してしまいましてね。……真面目にやってきたのに、かわいそうで。『人の命は何よりも重い』と教育されてきたけど、医者の命だけは軽く扱われているんです」 この男性の息子は、某病院の勤務医の34歳。昨年、電車の中で意識を失い、病院に搬送。 現在、自宅で療養している。 男性によれば、息子さんは当直のあとも、通常の勤務を行うのが日常茶飯事。連続36時間勤務したあとも、「勉強しないと、新しい知識がアップデートされない」と自宅で勉強していたという。 職場では、上司の医師からのパワハラもあり、患者の家族からは、理不尽な要求を突きつけれることも多かった。 他の病院の勤務日でいなかったことに、腹をたてた家族から、 「なんで担当医がいない。これじゃ、家族には親の病気の状態がどうなっているかわからないじゃないか!勝手な治療は許さん。医者を呼べ!」とクレームをつけられ、その後も