新型のコロナウイルスに感染した疑いのある乗客がいるとして、日本政府などが入港を認めなかったクルーズ船「ウエステルダム」は、依然として入港できるところが決まっておらず、運航するアメリカの会社が複数の政府と連絡を取って調整を急いでいます。 クルーズ船を運航するアメリカの会社は7日、声明を出し、クルーズ船は台湾の沖合を南西の方向に航行していることを明らかにしました。 そのうえで、声明は「船には新型のコロナウイルスに感染した人がいると信ずる理由はなく、乗客を隔離する措置もとっていない」としていて、乗客の安全は確保されているとしています。 また、乗客はインターネットや電話で家族と連絡を取ることができる状況にあるということです。 船には食料と燃料が十分にあるということですが、各国が水際での対策を強める中、乗客を降ろすために入港できるところが依然として決まっておらず、会社は複数の政府と連絡を取って調整を