関連記事 「モラルを疑う」pixiv上のR-18小説を“晒し上げ” 立命館大学の論文が炎上 今後の対応はそれはただのテキストではないのだから上の記事にもあるけれど,この問題の論点は要するに「サンプルに対する「名付け」が作者やその仲間(業界)にとって不快で,作品・作者に対して失礼である」ということだと思う。 ただ一方で,実験のように直接人間や動物を対象としたのではなく,書かれたものが対象になっていることがややこの問題を微妙なものにしている。というのも,通常人間を対象とする実験だと,参加者が意思表示すれば実験を中断したり,データの公開を拒否できる。アンケートだって,比較的初学者向けの本にこう書かれている。 石黒圭(2012)『この1冊できちんと書ける!論文・レポートの基本』p.47 アンケート調査で念頭に置いてほしいことは,アンケート調査に協力してくれる調査協力者に迷惑がかかるということです。
I. はじめに 今や、歴史研究に限らず、パソコン、インターネットに代表されるデジタル環境は、切っても切り離せないものとなってきている。CiNiiやJSTORなどを介して国内外の学術雑誌・紀要文献が瞬時に利用可能な現在、一昔前の苦労が嘘のようにも思える。また、紙媒体の書籍、とくに洋書に関しては、今ではAmazonなどのインターネット・サービスを通じて購入する方が大半となってきているのではなかろうか。 やがて紙媒体の本はすべてデジタルに取って代わられるなどとも言われつつ、結局のところ、そこまでドラスティクな変化はなく、紙媒体の書籍は全体としては衰微しつつも生き残っている。そして、一時期、鳴り物入りで諸方面から発売された電子書籍リーダーがさほど巷で見受けられないことにその裏返しを看て取ることもできるかもしれない。 書籍という物体には、おそらく、人類的な営みの中で一朝一夕には切り捨てられない深い身
まえがき Chapter 1 理系ジェネラリストと創生科学 1.1 なぜ「理系」ジェネラリストか 1.2 古くて新しい科学---創生科学の試み 1.3 理系ジェネラリストへの道 Chapter 2 データ-調査と研究のよりどころ- 2.1 量の測定と尺度 2.2 誤差と有効数字 2.3 データ収集法 2.4 図書館の役割 Chapter 3 自然科学の技法 3.1 連続量のモデリング 3.2 確率によるモデリング 3.3 統計量によるモデリング 3.4 論理モデリング 3.5 データマイニング Chapter 4 人文・社会科学の技法 4.1 言語の研究 4.2 社会科学のリサーチデザイン 4.3 社会科学のフィールドワーク Chapter 5 言語と文化 5.1 国際語としての英語 5.2 複数の言語と複数の文化 5.3 言語と異文化交流 5.4 コンピュータ言語 Chapter 6 情
少しまえにレポートとして提出したものを公開しておこうと思う。質的研究と量的研究について考察したもの。昔からか抱く哲学については興味をもっていたので、それを合わせて書いてみた。 1.はじめに 質的研究・量的研究は,研究課題に対して論証を行っていく方法論だと考えることができる。それぞれに質的研究であれば,インタビュー,参与観察など,量的研究では統計学を活用したグループデザイン,少数の事例からなるシングルケースデザインなど様々な方法がある。また,さらに議論となるのが,これらの方法を使用するには,いかに"科学的"であるかである。しかし,何が科学であるか,疑似科学なのかにはまだ明確な線引きはされていない。そのため,研究課題を解決していく中で,必ずしも絶対的な方法論は現在のところ存在していない。各方法論に基にある哲学的な考え方が必ずあり,そこを認識して使用しなければ間違った用法となってしまう。 2.演
【吉田南総合図書館】講習会「研究がときめく文献整理の魔法 - RefWorks - の使い方」【文献整理講習会】(8/6) 吉田南総合図書館では 「 研究がときめく文献整理の魔法 - RefWorks - の使い方 【文献整理講習会】 」 を開催します。 ☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。 論文では先行研究を引用して、最後に参考文献リストを載せる必要があります。 けっこう面倒なこの作業、一瞬でできちゃう魔法のツールがありますよ! ウェブで使える文献管理ツール 「 RefWorks (レフワークス) 」の使い方を、実習付きでご紹介します。 ☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。☆∴:.。 ◆ RefWorks (レフワークス)はウェブ上
本はお好きですか? 図書館を使っていますか? 自分は本とか読まないし興味もないから図書館に行く必要もない、と考えているかたはいらっしゃいませんか? 日頃から習慣的に本を読むか読まないかは各人の自由、人それぞれの趣味嗜好に属することで、 本をまるきり読まなくても多くの人はなんら支障なく日常生活を送っているようです(注)。 本は、読書が嫌いならば無理して「読む」必要はありませんけれども、「使う」必要は絶対にあります。 図書館は本を読んだり借りたりするだけの場所ではありません。 大学でのレポート・論文では、 「内容が思いつきや独り善がりでないことを示すこと」(注)が求められます。 「証拠立てられない私見だけでは論文にならない」(注)ので、 客観的なデータや文献による論拠があることを明示しなければなりません。 そしてその文献を入手するには図書館の利用が必要不可欠なはずです。 教員の研究室を訪れ
今日は北大の一般入試の後期試験のため、朝は7時前に家を出ました。東区(といっても我が家の近辺が特にひどかったようですが)は、15センチ位の積雪があったため自転車はあきらめて歩いていると白く見えたものは降っている雪ではなく、朝になって気温が下がってきたためかだんだんと濃くなっている霧でした。 今日の試験を最後に、次年度の新入生が最終的に決定することになるのですが、今どきの大学新入生に今まであまり書いたことのないレポートというものを課すると、そもそも何を書いて良いのかわからない、書き方がわからないということで、多くの学生はまずはインターネットで探したものを露骨にコピペしてきます。 最初のうちは、コピペがばれると思ってか、文章をどこから持ってきたかという情報を書いてこない学生が多いのですが、インターネットから引用するのは構わないから必ずどこにあった誰の文章から引用したということを示すようにという
「信頼される論文を書くために」(http://www.p.u-tokyo.ac.jp/wp-content/themes/p_u_tokyo/pdf/manual/manual_all.pdf)という東京大学大学院教育学研究科発行の文書があります。これは論文を書く人だけでなく、より多くの人に読んでもらいたい文書です。 先ほどTwitter上でこのページがあるということを知り、そして読んでみたのですが、少々私も悲しみを覚えた事件についても触れられており、その記憶がよみがえりました。またこれから大学院に進み、修士論文を書くことになる身として、記事として書こうと思い立ったところです。 東京大学で、論文における不正行為があったというのはニュースにもなりました。そこで東京大学で取り組みの一環として作成されたのが上の「信頼される論文を書くために」という文書のようです。 確かに、ネット環境の普及やデータ
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