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2022年10月16日のブックマーク (1件)

  • なぜ2000年前のギリシア哲学をいまだに学ぶ人がいるのか…京大名誉教授が考える「古典」の本当の価値 なぜアリストテレスの著作は消え、プラトンは残ったのか

    2000年以上前の古典をいま読むことにどんな価値があるのだろうか。京都大学の内山勝利名誉教授は「古典は確固たる規範として維持、存続されてきたというイメージがあるが、実は違う。それぞれの時代と場所において、まったく異なった作品として新たに解釈され、各時代の状況を大きく揺り動かす力を示してきた」という――。 ※稿は、内山勝利『変貌するギリシア哲学』(岩波書店)の一部を再編集したものです。 19世紀まで埋もれていたミロのヴィーナス像 ギリシア彫刻の美しさを思い浮かべてみよう。たとえばミロのヴィーナスでもいい。むろんあの女神像を古代ギリシア人も美しいと思ったに違いない。そして、現代のわれわれもそれに感嘆する。長い時間をへて今日によみがえったその美しさは、しばしば「永遠の美」と言われ、「不朽の美」と称賛される。

    なぜ2000年前のギリシア哲学をいまだに学ぶ人がいるのか…京大名誉教授が考える「古典」の本当の価値 なぜアリストテレスの著作は消え、プラトンは残ったのか
    Basilio_II
    Basilio_II 2022/10/16
    "アリストテレス〔略〕の哲学書として今日伝えられているものは、〔略〕実は彼の講義草稿のたぐいを纏めたもので〔略〕、比較的若いころに多数書かれて公刊された文字通りの「著作」は、〔略〕消失した。"(p. 2)