6日付の日本経済新聞は、かねてから三菱重工業がアメリカ企業から引き合いを受けていた、パトリオット2(PAC2)ミサイル用センサーの輸出案件が、政府によって承認される見込みであると報じた。 三菱重工はアメリカの防衛大手レイセオン社からライセンス供与を受けて、PAC2を自衛隊向けに生産しているが、本件ではレイセオンが、三菱重工から調達した部品などでミサイルを組み立て、中東のカタールに輸出するという。 本件は、4月に政府が策定した「防衛装備移転三原則」のもとで、日本が外国に武器を輸出する初のケースとなる。 【新三原則】 もちろん4月に決定した新三原則のもとでも、国連安保理決議の違反国や紛争当事国には武器は輸出できないことになっている。 今回の案件に関して日米両国政府は、カタールが他国と紛争を起こすおそれがないと結論付けた訳だが、『RT(ロシア・トゥデイ)』は、アメリカの同盟国であるカタールが、リ