悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(前編):“ポニョ”を作りながら考えていたこと(1/4 ページ) 「悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません」 『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』などのアニメーション映画を手掛けた宮崎駿監督が11月20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会に登場し、講演を行った。 『千と千尋の神隠し』が2003年にアカデミー賞長編アニメーション部門作品賞を獲得するなど、宮崎監督は海外でも評価が高い。内外から200人以上の記者が集まり、10分間の講演後には1時間以上も質問が投げかけられた。時には笑いながら、時には真剣な顔で宮崎監督は、最新作の『崖の上のポニョ』や現代社会に対する不安、自らの映画哲学などについて語った。 以下、宮崎監督のメッセージをご紹介しよう。 ポニョと同時に保育園も作った 私たちが作った『(崖の上の
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映画『メン・イン・ブラック』シリーズなどで知られるアカデミー賞俳優トミー・リー・ジョーンズが主演を務める映画『終戦のエンペラー』が、映画として初めて皇居のなかでの撮影が許された映画であることは明らかになった。 同作は、岡本嗣郎の「陛下をお救いなさいまし」を原作とし、1945年終戦直後の日本を舞台にした歴史サスペンス作品。この作品では、映画で世界初、皇居敷地内で撮影を敢行したほか、希少な歴史写真を元に皇居の内部まで再現。なかでもメインとなったフェラーズと関屋(夏八木勲)が意見を戦わせた関屋の会議室については、劇中に登場する関屋宮内次官の本物の孫で、同作のプロデューサーである奈良橋陽子から送られた専門書を参考に再現した。美術監督のグラント・メイジャーは「陽子が写真のたくさん載ってる専門書を何冊か送ってくれたので、僕たちはその中から部屋を一つ選び、可能な限り忠実に再現した。ただし、写真は白黒だっ
トミー・リー・ジョーンズ、マシュー・フォックス、初音映莉子、西田敏行、桃井かおりといった日米の名優が名を連ね、『ハンニバル・ライジング』(2007年)などで知られるピーター・ウェーバー監督がメガホンを取った映画『終戦のエンペラー』が7月27日から公開をスタートした。第二次世界大戦後の日本を舞台に、トミー・リー・ジョーンズ演じるダグラス・マッカーサーが、部下であるボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に「戦争の真の責任者を探す」という極秘調査を命じたことから物語は展開する。 日本文化を愛するフェラーズでさえ、危険で困難な任務だったが、連合国、マッカーサー、日本人の元要人たちの思惑が交錯する中、謎が1つ1つ解き明かされていく。また、本作では、戦後の日本を描きながらフェラーズと初音映莉子演じるあやとの恋愛にもスポットをあてた。この重厚な作品にフェラーズを演じた、マシュー・フォックスはどのよう
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13年の歴史に幕を下ろす「トリック」シリーズ 仲間由紀恵と阿部寛の名コンビがさまざまな超常現象に立ち向かう人気シリーズ「トリック」の3年ぶりの新作映画にして完結編『トリック劇場版 ラストステージ』が来年1月に公開される。2000年にスタートした同シリーズの最後を飾る本作では、初の海外ロケを敢行することも決定。堤幸彦監督いわく、おなじみの笑えるギャグがあるのはもちろん、泣けるストーリーになっているといい、シリーズの全てを凝縮した作品になる予定だ。仲間、阿部はもちろん、生瀬勝久、野際陽子といったレギュラー陣も総出演する。 2000年のテレビドラマ第1作から始まり、これまでに連ドラ3作、スペシャルドラマ2作、劇場版3作、さらにはスピンオフまでが制作された人気シリーズがついに完結する。第1作放送時、まだ二十歳だった主人公のマジシャン・山田奈緒子役の仲間は「今回でトリックシリーズが終わってしまうので
アメリカのメディア大手、ニューズ・コーポレーションは、おととし発覚した盗聴事件をきっかけに進めてきた会社の分割手続きを完了させ、新聞などの出版部門が従来の社名を引き継ぎ、テレビや映画などの娯楽部門は社名を「21世紀フォックス」に改めました。 ニューズ・コーポレーションは、アメリカのフォックステレビや映画の20世紀フォックス、それにウォール・ストリート・ジャーナルや、イギリスのタイムズなどの有力紙を抱える巨大メディアグループとして大きな影響力をもっていました。 しかし、おととしイギリスで発覚した盗聴事件をきっかけに、株主の間でルパート・マードック会長が推し進めた拡大路線への批判が高まったことから経営体制の見直しを迫られ、会社の分割を進めてきました。 ニューズ・コーポレーションは、28日、グループを再編して2つの会社に分割する手続きが完了したと発表し、それによりますと、新聞などの出版部門が従来
高倉健が6年ぶりに主演した映画『あなたへ』が公開中だ。高倉健主演、 降旗康男監督といえば『鉄道員』が有名だけど、今年はオリンピックイヤーだから、元オリンピック選手の生きざまを描く『駅 STATION』(1981年・東宝)をおすすめしたい。 主人公のプロフィールと生き方を淡々と描き、ラストに起きる出来事で強いメッセージを残す。そんな構成も『あなたへ』によく似ている。 元オリンピック選手の孤独な刑事、人生半ばにして……、迷う 主人公の三上(高倉健)は北海道警の刑事であり、射撃のオリンピック選手でもある。彼は正義感が強く、妻(いしだあゆみ)のたった一度の過ちを許せずに離婚した。また、オリンピックよりも、犯人逮捕の現場を優先しようとする。その矢先に警官射殺事件が起きる。上司はオリンピックを優先しろと言うが、三上は仇(かたき)を討たせてほしいと懇願する……。 時は流れ、三上はオリンピック射撃チームの
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