未曾有の大震災から2年余。被災地の復興への取り組みを金融という切り口で見つめたときに、必ずと言っていいほどその存在が浮かび上がってくる農林中央金庫。 その一方で、国際金融の中心・ウォール街では、日本を代表する機関投資家としてその名を知らない者はないとも言われる。まったく様相の異なる事業領域でビッグプレーヤーとして活動する農林中央金庫とは、いったいどんな金融機関なのか。 漁協関連の信用事業や東日本大震災後の漁業復興支援に取り組んできた田口琢也さん、海外投資や財務運営に従事してきた今井成人さんの2人に、農林中金の2つの顔と、それぞれの役割について話を聞いた。 ― 田口さんは東日本大震災以降、復興支援の業務に携わってきたそうですね。 田口 私は、水産業という切り口で被災地の復興支援に取り組んできました。大震災で大きな被害を受けた沿岸部は、水産業が産業の柱であり、これを立て直すことが不可欠です。な
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