農林水産省は26日、国内主食米の2012年度(12年7月~13年6月)の消費量が前年度比4・3%減の779万トン(速報値)だったと発表した。 コメの消費量は1963年の1341万トンをピークに減少傾向が続いており、50年間で約4割減少した。コメ離れに歯止めがかからない上、11年産米から続く高値傾向も影響したとみられる。 1人当たりの消費量も、63年度の117キロ・グラムが11年度は58キロ・グラムと半減した。1日当たりのカロリー換算では、500キロ・カロリー以上少ないことになる。農水省は、需要の減少傾向は当面続くとみているが、13年度の消費量は786万トンと微増を予測している。