レース車に用いられる技術を量産車にも波及させ、環境技術の進化を加速させる。同社は世界同時不況を受けて2008年に撤退したものの、15年から英レーシングチームのマクラーレンにエンジンとエネルギー回生システムを供給する形で再び参戦する。参戦に必要なコストなどは明らかにしていない。 F1では14年から車両の規格が変更され、小排気量のターボエンジンやエネルギー回生システムなど、市販車にも使える環境技術が採用される。会見した伊東孝紳社長は「レース車から市販車へ、市販車からレース車へ技術のフィードバックができるようになる」と述べ、技術開発の加速に期待を示した。再参戦については取締役会でも全会一致で承認されたという。