FTTH(Fiber To The Home)は、ユーザーの戸建住宅や集合住宅と通信事業者のネットワークを光ファイバーで結ぶ通信サービスである。ベストエフォートの100M、200M、1Gビット/秒といった通信速度で提供されることが多い。 「自宅でFTTHに加入しているが、宅内で光ファイバーを見たことがない」というユーザーがいるかもしれない。FTTHのポイントは、通信事業者の局舎からユーザー宅の入り口までを光ファイバーで結んでいる点。ユーザー宅内の配線は様々で、光ファイバーだけでなく、電話線やLANケーブルも使われる。 約1728万が加入するNTT東日本/NTT西日本の「フレッツ光」を例に、FTTHのネットワーク構成を見ていこう。光ファイバーでつなぐのは、通信事業者の局舎内の装置とユーザー宅内の回線終端装置(ONU)だ。この装置は、光ファイバー区間の終わりに置かれ、光信号と電気信号を変換する
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