人型ロボット(ヒューマノイド)は何の役に立つのか? ホンダの「アシモ」が登場して以来、常にそう問われてきた。だが、福島原発事故でその見方は一変し、ヒューマノイドこそが人間の代わりに災害現場で活躍できるロボットと世界が注目するようになった。最も進んだヒューマノイドであるアシモの「三つの優れた能力」について、開発を統括する、本田技術研究所基礎技術研究センターの重見聡史・第5研究室室長に聞いた。 インタビュー/長坂邦宏 nikkei BPnet編集 文・構成/宮島 理 人とぶつかるのを避ける能力 ――人型ロボットのアシモ(ASIMO)はどのように数えるのですか。1台、2台? 重見聡史さん(以下、重見) 「1体、2体」というふうに数えています(笑)。 ――現在、新型アシモは何体存在しているのですか。 重見 まだ研究段階のプロトモデルなので、10体以下ですね。 ――2011年11月に登場した現在のア
レース車に用いられる技術を量産車にも波及させ、環境技術の進化を加速させる。同社は世界同時不況を受けて2008年に撤退したものの、15年から英レーシングチームのマクラーレンにエンジンとエネルギー回生システムを供給する形で再び参戦する。参戦に必要なコストなどは明らかにしていない。 F1では14年から車両の規格が変更され、小排気量のターボエンジンやエネルギー回生システムなど、市販車にも使える環境技術が採用される。会見した伊東孝紳社長は「レース車から市販車へ、市販車からレース車へ技術のフィードバックができるようになる」と述べ、技術開発の加速に期待を示した。再参戦については取締役会でも全会一致で承認されたという。
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