インテル製デスクトップPC向けx86プロセッサのブランド名の1つで、Pentium II/III/4(ペンティアム2/3/4)に対するローエンド版に位置付けられている。Pentium IIのローコスト版として、1998年4月15日に最初の製品が発表された。そのあと、Celeronのプロセッサ・コア設計は何回か大きく変更されており、そのたびに性能や機能が向上している。以下、コアの世代ごとに解説する。 ■初代Celeron(開発コード名:Covington) 最初に登場したCeleron(Covington:コビントン)は、そのコアに当時のPentium IIと同じものを採用していた。動作クロック周波数は266MHzと300MHzの2種類で、プロセッサのパッケージには、S.E.P.P.(Single Edge Processor Package)という、Pentium IIのカセット型パッケー