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  • 上野由岐子「周りに流されちゃダメ」。SB千賀滉大の胸に“エースの金言”。(田尻耕太郎)

    「えっ!? あそこに居るの、金メダルの上野さんじゃないですか?」 いまやホークス先発陣の立派な柱に成長し、個人タイトル獲得も見えてきた千賀滉大。'12年1月。当時まだ18歳だった右腕が見せた、あの驚いた顔は、いまだに忘れられない。今となってはイイ笑い話である。 千賀はプロ1年目のオフから毎年1月は福岡県八女市へ足を運び、多数のプロ野球選手が愛用する「コウノエベルト」の考案者でもある鴻江寿治トレーナーの主宰する自主トレに参加している。これは、そこに初めて訪れた時の話だ。 トレーニング場の玄関の扉を開けると“先客”たちの声が二階から響いていた。階段に足をかけるが、なんだか足どりが重そうだ。緊張していた。筆者は後から続いて上がったが、あの頃はまだ細かった背中からも分かりやすく伝わってきた。 「今日から、あの吉見さんと一緒に練習が出来る」 そのことで頭がいっぱいだったのだろう。吉見さんとは、ドラゴ

    上野由岐子「周りに流されちゃダメ」。SB千賀滉大の胸に“エースの金言”。(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/09/15
    「周りは僕のことを評価してくれますが、自分自身でそんな気持ちはさらさらない。本当に凄い選手というのは、メジャーで活躍するような選手のことを言うんですよ。」 志の高さが良い。
  • 甲子園快投の左腕2人を見て考える。「思ったよりキレがある」球の正体。(中村計)

    球速だけを見れば大会上位というわけでもない木更津総合の早川隆久投手だが、ストレートの「威力」は抜群だった。 今大会は近年になく投手のレベルが高いと言われるが、彼らのように強烈な印象はないものの、玄人筋をうならせた二人のサウスポーがいた。 8強入りの立役者となった木更津総合(千葉)の早川隆久と、ベスト16に導いた日南学園(宮崎)の森山弦暉だ。球速は、早川が130キロ後半から140キロ、森山にいたっては速くても120キロ後半だった。 体型も履正社(大阪)の寺島成輝のように、まるで大学生のようながっしりとした投手が多い中、早川は身長180センチ、体重73キロとスリムだったし、森山は身長160センチ、体重65キロと、今大会の最小エースだった。 両投手の共通点は、対戦した打者が口々にこう話すところだ。 「思ったよりキレがある」 回転軸の角度がゼロに近いほどバックスピンがかかる。 2回戦で、木更津総合

    甲子園快投の左腕2人を見て考える。「思ったよりキレがある」球の正体。(中村計)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/08/19
    「球速が速いと、バックスピンの影響を感じる前にミットに到達してしまいます。見た目の影響がいちばん出るのは、130キロぐらいだと言われています。したがって130キロぐらいで、回転軸が縦に近い投手がもっともキレや
  • 川崎宗則、2日間だけのメジャー昇格。「閃きたい」男は前を向き続ける。(ナガオ勝司)

    「2日ってのは、過去最短かもね」 と、微妙な笑顔を浮かべる川崎宗則。いつもの快活な笑いではない。ちょっと考えた果てのような、ちょっと気が抜けた後のような。7月10日の深夜、シカゴ市内の焼き肉店でのことである。日曜日の夜遅くとあって、ほとんど貸し切り状態。そこにムネリンのよく通る声が響き渡る。 「当はシリーズの初戦から上がる予定だったんだけど、試合に間に合う飛行機がなくて、2日目からになっちゃった」 故障者復帰に伴うマイナー降格は日常茶飯事。 今季2度目のメジャー昇格を果たしたのが7月9日。前半戦最後のパイレーツ3連戦の2戦目の日である。正式にマイナー降格が発表されたのがオールスター休みに入った同11日。たった2日での降格だった。ただし、脳震とうで7日間の特別な故障者リスト入りしていたデイビッド・ロス捕手の復帰に伴う降格だったから、予想通りと言えば予想通り。川崎に驚きはなかった。 カブスの

    川崎宗則、2日間だけのメジャー昇格。「閃きたい」男は前を向き続ける。(ナガオ勝司)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/07/17
    「去年のオフ、日本に帰ってもいいかなって思ったのは事実だよ。」 やっぱり。オフ入り直後はそうかと思ったもん。
  • 笠原将生の弟、笠原大芽は何を待つ。SB二軍で好投を続ける男の思い出。(安倍昌彦)

    この春のスポーツ界には、悲しい事件が多かった。 こんなに次々と、いまわしい話題ばかりが紙面にのぼった年がこれまであっただろうか。 「清原和博」については、以前からソヨソヨとそんな噂が耳に届いてはいたが、まさか……と信じたくない思いで目をそむけていた。 しかしいざ現実となると、“反社会的勢力”みたいな格好で球場の土の上に立っていた姿を思い出し、もうあの頃から事の分別がついていなかったのかもしれないな、と腹が立つより悲しくなった。 人を怒らせるのはしかたないが、悲しませてはいけない。 闇カジノに賭けトランプ、その不健康な姿。 バドミントンの選手たちの「闇カジノ」にもガッカリしたが、話を聞いていちばん情けなかったのは、球場のロッカールームでの「賭けトランプ」だ。 読売ジャイアンツのファームの球場での出来事として報道されたが、1つの球団でやっていれば、5つも6つもやっていて、もしかすると12球団す

    笠原将生の弟、笠原大芽は何を待つ。SB二軍で好投を続ける男の思い出。(安倍昌彦)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/06/14
    こんな状況の中、今季絶好調。2013年に "唯一触れられるのを嫌がった、父と兄の話" ということがあったそうで、悪い影響を受けずに頑張って欲しい。
  • 実は王貞治も評価した逸材だった。ホークス城所龍磨が打撃で開眼!(田尻耕太郎)

    5月18日の日ハム戦、7回に代打で打席に入った城所は、実に9年ぶりの塁打となる3ランを放った。試合後には「やってもうた」のコメントも。 値千金の3ラン塁打が飛び出したのは、ファイターズ戦のラッキーセブンの攻撃だった。その時点でホークスは2対1とリードしていたが、得点はソロ塁打2発のみ。6回までに繰り返しチャンスを作れども10残塁の拙攻では、勝っていてもフラストレーションの溜まる試合展開だった。その停滞感をひと振りで打ち破ったのだ。しかも代打で登場しての大仕事だ。 「球場のお客さんも、まさか、ボクが代打で行くなんて思ってなかったでしょ。大丈夫か? そう思ったはずです」 試合後のお立ち台では自虐的なコメントで笑いを誘った。冗談半分、だが、気も半分。城所の言わんとするところは、ファンも分かっている。スタンドの反応もドッと笑いが起きるというより、なんだか妙に納得してしまっているような不思

    実は王貞治も評価した逸材だった。ホークス城所龍磨が打撃で開眼!(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/05/25
    「ボクが若手の頃は技術練習がメインで、体を強くするトレーニングをあまりやっていなかった。」 同期の明石も同じことを言っていた。秋山2軍監督期の失敗ではなかろうか。
  • 常勝ホークスの柱となる正捕手を!工藤公康は第二の城島を育成できるか。(田尻耕太郎)

    時計の針は、またテッペンを越えていた。 「勘弁してくれよ」「締切に間に合わないよ」とスポーツ紙の番記者たちが溜息をつく。お目当ての選手がようやく帰路につくのが日付が変わった午前0時半。記者が群がる。そして工藤公康監督が姿を現すのは午前1時を過ぎていたというのが、まだ4月上旬にして複数回あった。 試合が終わるとすぐにヤフオクドームのダグアウト裏通路にある資料室へと向かう。そこで行われるバッテリーミーティング。捕手とバッテリーコーチだけでなく、監督も参加してその試合の守りの全球をVTRで見返して、良かった点と悪かった点を洗い直す。ある程度のミーティングは毎年行われているが、今年のホークスは特に力が入っているように感じる。 特に斐紹(あやつぐ)がマスクを被った日は、尚更待ち時間が長い。 就任2年目を迎えた今年の工藤采配が一段と興味深い。 今シーズンは決意と覚悟を固め、そして期待を込めて、この若手

    常勝ホークスの柱となる正捕手を!工藤公康は第二の城島を育成できるか。(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/04/14
    今季は斐紹育成のため、試合後のバッテリー会議に力が入っているとのこと。(拓也も加われればいいんだけど)
  • 今宮健太、オープン戦は打撃不調も、フォーム改造と肉体強化で期待大!(田尻耕太郎)

    今年、今宮健太はこれまでにない感覚でバットを振っている。 「ボクはこれまで、打撃フォームは他の人のやり方を見て『じゃ、自分もこれで行ってみよう』という感じで、ただやっていただけでした。だから打てなくて困っても、どうすることもできませんでした。だけど、去年の後半あたりに『コレ』というものを見つけました」 今宮の発見は、ツイスト打法だ。 もともと上半身が強く、小柄で細身ながらも腕っぷしに頼りがちだった。その打ち方ではハマれば快音を響かせるが、簡単に崩されてしまう脆さがあった。 ツイスト打法は、打つ瞬間に腕を回す方向と腰を逆回転させる高度な打ち方だ。下半身という土台が安定していなければできないし、バットを自分の力で振りにいくというよりは自然とバットのヘッドを走らせるという表現の方が正しい。 「練習でも感じがいいし、これでいけるんじゃないかなと思っています。井端(弘和=元中日、巨人)さんのような、

    今宮健太、オープン戦は打撃不調も、フォーム改造と肉体強化で期待大!(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/03/25
    ムラッ気の多さが一番の欠点。得点圏の強さを見る限り、集中すれば結構打てるのに、それが持続しないという…
  • SB・本多雄一が挑む正二塁手奪還。攻守に改造し、明石と川島に挑む!(田尻耕太郎)

    昨年の日シリーズ、多は5戦中4試合に途中出場したものの、ほとんどが代走や守備固めだった。今季の捲土重来はなるか。 多雄一は'10年、'11年に連続盗塁王を獲得。'13年には侍ジャパンに選出され第3回WBCに出場した実績も持つ、球界を代表する二塁手である。 だが、今季のホークスで正二塁手は誰なのかと問われると、答えに窮してしまう。 近年多は、出番が減少傾向にある。'14年、死球骨折の影響からレギュラーを獲得したプロ2年目('07年)以降で出場試合数が初めて3桁に届かない94試合に終わると、復活を期したはずの昨季は61試合とさらに数字を落とした。打率は.228と低迷。盗塁もわずか5つ。8年続けていた2桁盗塁も途切れてしまった。 怪我に泣かされ続けた2015年シーズン。 またしても怪我に泣かされた。開幕からレギュラーでスタートするも、4月12日のファイターズ戦でセーフティバントを試みた際

    SB・本多雄一が挑む正二塁手奪還。攻守に改造し、明石と川島に挑む!(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/02/24
    「挑む」というタイトル通りの立場。首、背中の持病で長く出ると不調になるし、打撃も手打ちのまま。ここからは何とか衰えを先延ばしにすることを考えるべきかも。
  • 休日が多いのに球界一過酷って!?ソフトバンクの奇妙なキャンプを覗く。(田尻耕太郎)

    今春のホークスキャンプは休みが多い。 日のキャンプは4日間練習して1日休む「4勤1休」のスケジュールが主体となっている。かつて落合博満監督が率いた時代のドラゴンズのように、「6勤1休」体制で猛練習を課した例もあった。だが、今年のホークスは「3勤1休」がメインなのだ(全7クール中、第4、第5クールは4勤)。 この提案者は工藤公康監督だった。 昨年まではホークスも「4勤1休」が中心に組まれていたが、工藤監督はメリハリを重視。それが練習の質の向上、さらには故障防止になると説く。 「練習が4日間あると、必ずどこかで抜いてしまう。3日間ならば、初日と2日目を頑張って、3日目は『さ、明日は休みだから頑張ろう』となるだろう」 選手の歩き方まで目を配っている工藤監督。 4勤キャンプの場合、選手たちによれば「やはり2日目がしんどい」という。 1日目の練習による体の張りもあるし、次の休養日まで少し遠く感じる

    休日が多いのに球界一過酷って!?ソフトバンクの奇妙なキャンプを覗く。(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/02/08
    「1クールが3日間になった分、1日1日の練習メニューの質が上がっています。特にランニング系ですね。みんな、下半身はパンパンですよ。4勤では体が持たないでしょうね」
  • ホークスのドラ5ルーキーは大物か。黒瀬健太「プロ野球選手は天職」(田尻耕太郎)

    楽しみな新人がホークスにやってきた。 高校通算97塁打。いかにもスラッガー然とした立派な体格は、12月の入団発表時に球団から配られた資料によれば身長181cm、体重は100kgにもなる。 ドラフト5位ルーキー、黒瀬健太(和歌山・初芝橋)だ。 破格の実績だ。超高校級である。ホークスの新人の中で1位入団の高橋純平の評価が飛び抜けているのは納得だが、これほどの選手がよく下位まで残っていたな、というのが率直な感想だ。 高校通算塁打。分かりやすい数字ではあるが、一方では曖昧な指標でしかない。グラウンド環境や対戦相手のレベルによりけりだし、ましてや自己申告に過ぎない。だから、それが選手の実力とイコールの数値とは言い切れない。 黒瀬は甲子園経験がないため、全国区でその打撃力を計る機会が少なかったのが評価を難しくした。だが2年生の秋、紀三井寺球場で左翼席後方にある高い防球ネットを越える一発を放った。

    ホークスのドラ5ルーキーは大物か。黒瀬健太「プロ野球選手は天職」(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2016/01/13
    高3の春に肩を痛めたそうで、極端に言えば打撃のみの評価で指名された様子。藤井、猪本、白根の系譜ということかな。
  • 二保旭、7年目のブレイクで年俸4倍!飛躍をもたらした工藤監督の言葉。(田尻耕太郎)

    人生大逆転だ。 11月27日、契約更改に臨んだホークスの背番号13二保旭は、その提示額に思わず息を呑んだ。 それは見たこともない「ゼロ」の数。今季年俸750万円から一気の4倍増、3000万円で来季の契約を結んだ(金額はいずれも推定)。 「僕は育成枠でプロに入ったから年俸240万円からのスタートでした。だから、急に給料が上がってもあんまり実感がわかない。でも今年は、プロになって、やっと胸を張って、少しはチームに貢献したと言えるシーズンを送ることができました」 44試合6勝1敗5ホールド、防御率3.25と活躍した。また、試合数よりも多い52回2/3を投げた。ロングリリーフもこなす便利屋という役割も、2年連続日一に欠かせなかった戦力として球団は高く評価したのだ。 1年前は真逆の心境だった。 戦力外も覚悟した6年目のシーズンオフ。 「昨年は1軍登板もなく戦力外を覚悟しました。秋にファームで登板す

    二保旭、7年目のブレイクで年俸4倍!飛躍をもたらした工藤監督の言葉。(田尻耕太郎)
    Bobby2001
    Bobby2001 2015/12/03
    "'14年のシーズン途中には交換トレードがまとまりかけたこともあった。ところが、寸前で相手球団が別の投手を指名。" 渚&山中か!…間一髪だったなぁ。
  • 親指が捻じ曲がった高橋純平の直球。「辛抱の夏」を越え、完全復活。(安倍昌彦)

    県岐阜商・高橋純平が戻った。 ドラフト直後、県岐阜商のブルペンで受けた高橋純平の全力投球。ストレートがうなった。 「今が夏だったら、全国優勝だったな……」 私の構えるミットのすぐ後ろ。ネット越しに見ていたチームメイトのつぶやきが聞こえてきた。 ちょうど1年前。 秋の東海大会の高橋純平はすごかった。 コンスタントに145キロ前後。まだ2年生の秋に、それだけだってすごいのに、時おり構えた捕手のヒザの高さに147キロだの、148キロだの。低めに140キロ後半で伸びるストレートが投げられる投手なんて、プロだって“エース級”しかいない。 とんでもないヤツが現れた……。 背中をぞくっとさせながら、そんな剛球とは似ても似つかぬなんともすずやかなマウンドのユニフォーム姿を眺めていたものだった。 センバツではMAXではなかったが、それでも。 その秋を見ていたから、センバツの高橋純平は何か物足りなく見えた。

    親指が捻じ曲がった高橋純平の直球。「辛抱の夏」を越え、完全復活。(安倍昌彦)
    Bobby2001
    Bobby2001 2015/11/10
    「ストレートは投げ方によって、無数のバリエーションを生むと思ってます。数字のスピードには、そんなに興味持ってないので。肝心なのは、バッターをどれだけ苦しめるボールを投げられるか、ですから」
  • ソフトバンクとヤクルトの「差」は?相手を見て“変わり身”を見せる力。(鷲田康)

    勝負の鉄則は先手必勝。これは当たり前のことだが、ひと昔前の日シリーズは第2戦必勝主義というのがあった。 今のようにシーズン中にセ、パ両リーグの交流戦もなく、相手チームの生データがまったくない中で手探りの短期決戦。そのため初戦は勝負を捨ててもデータ収集を行い、その後の戦いの主導権を握ろうという考えだ。 もちろん交流戦で生データが収集できるようになった今でも、シリーズはシリーズでのデータ収集が大事な要素であるのに変わりはない。ただ、昔ほど絶対的にデータ量が不足していることはないので、1試合を捨てるほど情報収集に価値はなくなってきているのも確かである。 現在のシリーズの鉄則は、やはり勝負の原点に戻った先手必勝。そしてそのためには交流戦などで収集したデータを基に、後はいかに戦いの中で新しいデータを集めて、変わり身を見せられるか。それが勝負を決する大きな分岐点になる訳である。 予想と違う相手投手の

    ソフトバンクとヤクルトの「差」は?相手を見て“変わり身”を見せる力。(鷲田康)
    Bobby2001
    Bobby2001 2015/10/26
    "神宮球場は昨オフに人工芝を張り替えて、同時にマウンドも固めのメジャー仕様になっている。" これ、福岡ドームに近くなってる。やりやすいんじゃ?
  • ハリルも悩む日本の“真ん中フェチ”。逆襲のキーワードは「横に速く」!?(松本宣昭)

    シンガポールはFW1人を残して9人が自陣深くまで引いてブロックを作り、日にスペースを与えなかった。アジアの戦い、をまさに味わった夜だった。 雀百まで踊り忘れず。もう、癖というか、習性というか、性癖に近いものなのだろう。日本代表攻撃陣のポジショニングのことである。6月16日のシンガポール戦前半の攻撃は、日が引いた相手と対峙した際の見慣れた光景だった。 中へ、中へ、それでも中へ。目指せバルサ。どんなに狭いエリアでも、ショートパスの連続で崩しきってやるぜ。選手たちのそんな声が聞こえてきそうなほど、田圭佑が、香川真司が、宇佐美貴史が、4-1-4-1のシステムでゴール前を固めるシンガポールの守備ブロックに向かって突撃していく。 いくら日のほうが技術で勝っていて、ショートパス攻撃が得意でも、あれだけの人垣をすり抜けていくには、パスのタイミングとコースがぴったりと合って、しかもそれが2~3続か

    ハリルも悩む日本の“真ん中フェチ”。逆襲のキーワードは「横に速く」!?(松本宣昭)
    Bobby2001
    Bobby2001 2015/06/17
    「具体的な対策として言うと、逆サイドにダイアゴナル(斜め)のパスを要求していたが、選手はそれを実現できずに中に入りすぎていた。」 特に右(本田と酒井宏)が酷かった。
  • ソフトバンク連覇への“工藤イズム”。対話力、盤石の組閣、そして厳しさ。(田口元義)

    監督就任会見での工藤公康は、満面の笑みだった。誰よりも自分に厳しかった工藤の監督就任は、昨年日一に輝いた選手たちにとっても大きな刺激となることだろう。 この数年、各球団がシーズンのスローガンを大々的に掲げるようになり、その個性的なフレーズも相まって、幅広いファンに浸透するようになった。 とりわけ、ソフトバンクのそれは実にユニークである。秋山幸二が監督に就任した2009年以降は特にそうだ。 『フリキレ!! 全員、全開、前進ホークス。』(2009年) 『今年はやらんといかんばい!』(2010年) 『ダ やるんダ! 勝つんダ! 超えるんダ!』(2011年) 『VV』(2012年) 『超! ガツガツ行こう』(2013年) 『俺がやる。』(2014年) 先日、2015年シーズンのスローガンが発表されたわけだが、今回もソフトバンクはファンを裏切らなかった。 『熱男』 「ネツオ」ではなく「アツオ」と読

    ソフトバンク連覇への“工藤イズム”。対話力、盤石の組閣、そして厳しさ。(田口元義)
    Bobby2001
    Bobby2001 2015/01/20
    面白い記事だけど、組閣全てを工藤氏の功績とするのは違う。そもそも監督就任自体が急だったし、佐藤・飯田コーチなどは球団主導かと。
  • 島袋洋奨が語る「原因不明の不調」。甲子園の伝説と、復活への道のり。(中村計)

    苦悩の深さがうかがえた。 「テレビで野球を観ていても、自分がマウンドに立たされているような気持ちになってきちゃうんです。自分だったら抑えられるかな、と。それで気づくと、左腕にじっとりと汗をかいていて……」 今年のドラフトでソフトバンクから5位指名を受けた中央大の島袋洋奨は、大学時代、投球恐怖症と戦っていた。 島袋と言えば、2010年、沖縄の興南高校を春夏連覇に導いた立役者だ。身長172cmながら「琉球トルネード」と呼ばれるダイナミックなフォームで、ストレートは常時150kmに迫った。2大会で全11試合に登板し、奪三振数は計102個。ボールそのものも魅力的だったが、彼の最大の武器は驚異的なスタミナだった。 準々決勝で敗れた聖光学院の監督・斎藤智也は「もう、嫌になっちゃうよ」と島袋を讃えた。 「うちは2人ピッチャーがいたのに、興南に勝っても、おそらく次はもう戦えなかった。相手は島袋一人なのに、

    島袋洋奨が語る「原因不明の不調」。甲子園の伝説と、復活への道のり。(中村計)
    Bobby2001
    Bobby2001 2014/12/20
    「何も考えずに投げてきた」ため、制球難の理由も分からないらしい。工藤さん、佐藤さん、吉井さんと揃えば何とかなる…か?
  • 大谷翔平がバッター体型に変化中!?MLBから届いた二刀流への“警鐘”。(氏原英明)

    「どっちも成長できたし、楽しい1年でした」 投手として11勝、打者として10塁打をマークした2014年を、日ハムの大谷翔平はそう振り返ったという。 改めて、末恐ろしい20歳だ。 これまでも中田翔(日ハム)や今宮健太(ソフトバンク)など、高校時代に投打ともに注目された選手は数多くいたが、中田がそうだったように、どちらかを「捨てる」というのが当たり前の選択だった。 中田のメンタルは、投手を続けていくのに向いたものではなかっただろう。投手としての中田は繊細で、細かいことに気がつく性格で、高校時代に患った怪我の恐怖を乗り越えることができなかった。今宮には、投手として重要なボールの角度がなかった。 しかし、大谷は違った。 二刀流を当に続けていいのか? その非凡なセンスが、投打のどちらのプレーも「捨てる」ことなく大谷を現在の地点まで到達させている。新人合同自主トレの時の、日ハム・大渕隆スカウ

    大谷翔平がバッター体型に変化中!?MLBから届いた二刀流への“警鐘”。(氏原英明)
    Bobby2001
    Bobby2001 2014/12/03
    ”投手と打者とで身体の鍛え方が違ってくるという観点は間違いないと思う。しかも大谷は、投打で下半身の体重移動が真逆になる「右投げ左打ち」なのだから”
  • <侍JAPANの異次元スラッガー>糸井嘉男×柳田悠岐「結成! 夢の超人タッグ」(熊崎敬)

    数字や勲章を並べるだけでは、彼らふたりの非凡さは表現できない。走・攻・守の全てにおいて桁外れ。“21世紀の超人伝説”を生きる彼らは、どんな物差しで野球を捉えているのか。夢の異色対談一勝負、ファイッ! 一流のアスリートが集結する異次元ワールド=プロ野球界の中でも同業者たちが「あのふたりはモノが違う」と半ば呆れて太鼓判を押すのがバファローズの糸井嘉男とホークスの柳田悠岐だ。糸井は今季、6年連続の打率3割に加え、初の首位打者に輝いた。一方の柳田は入団4年目にして3割到達、オールスターMVPに輝くなど大躍進を遂げている。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 3698文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。 有料会員登録

    <侍JAPANの異次元スラッガー>糸井嘉男×柳田悠岐「結成! 夢の超人タッグ」(熊崎敬)
    Bobby2001
    Bobby2001 2014/11/20
    波長の合いそうな2人の対談。続きが気になる!
  • ドラフトの「上位12人」に自信アリ!イチオシは九産大の左腕、浜田智博。(安倍昌彦)

    九州産業大の浜田智博は、大学野球日本代表にも選ばれた期待の左腕。宮崎工業高校時代には指名を受けず、リベンジのドラフトとなるか。 例年、ドラフトの支柱となる、1位候補の投手たちの故障、そして不調。 みんな、それなり全力を尽くした中で迎えた秋なのだろうから、誰を責めるわけにも、何のせいにするわけにもいかないだけに、嘆くよりむしろ興味深く、事の推移を見守っていこうではないか。 こういう年は“繰り上げ1位”が興味深い。 そこを探っていこう。 繰り上げ1位? 聞きなれない言葉だとおっしゃる? ならば、「外れ1位」では? 同じ意味である。 ならば、どうしてわざわざ繰り上げ1位と? 7、8年前、ドラフトに「プロ志望届」なる制度が導入されてから、ドラフトで指名される選手はすべて「プロ志望者」になった。社会人選手には志望届はないのだが、プロ入りの意思のない選手を凍結選手としてプロに伝えること(非公表)で、1

    ドラフトの「上位12人」に自信アリ!イチオシは九産大の左腕、浜田智博。(安倍昌彦)
    Bobby2001
    Bobby2001 2014/10/22
    安倍昌彦さん、浜田を猛プッシュ。変則左腕で成功すれば武田勝みたいになりそうだけど、どう転ぶか。
  • NumberWeb恒例、ドラフト指名予想。12球団の上位指名は果たして誰だ!?(小関順二)

    10月18日、東京六大学野球の対立教大戦、大挙して押し寄せたスカウトの熱視線を集めた有原航平(早稲田大)。5月末以来の先発だが復活をアピール、ドラフト指名の行方は? 有力選手をどの球団がどんな順位で指名するのか。それがドラフトの醍醐味と言っていい。 まず今年の有力選手24人が誰なのか考えてみたい。「24人」とはドラフト1、2位で指名される人数のことで、スカウトはしばしば「なかなか24人揃わない」という言い方でその年の「豊作」「不作」を表現する。 球団にとって最も重要なのは1、2位の上位で狙い通りの指名ができるかどうか。スカウトに聞いた話や新聞報道などをもとにその24人を予想してみた。 <投手 16人> 松裕樹(盛岡大付)右投左打・183cm/80kg 高橋光成(前橋育英)右投右打・188cm/90kg 安楽智大(済美)右投左打・188cm/91kg 小野郁(西日短大付)右投右打・176

    NumberWeb恒例、ドラフト指名予想。12球団の上位指名は果たして誰だ!?(小関順二)
    Bobby2001
    Bobby2001 2014/10/22
    鷹の補強ポイントは、先発と捕手の厚みを増すこと。小関さんの分析・予想には納得。