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島袋洋奨が語る「原因不明の不調」。甲子園の伝説と、復活への道のり。(中村計)
苦悩の深さがうかがえた。 「テレビで野球を観ていても、自分がマウンドに立たされているような気持ちに... 苦悩の深さがうかがえた。 「テレビで野球を観ていても、自分がマウンドに立たされているような気持ちになってきちゃうんです。自分だったら抑えられるかな、と。それで気づくと、左腕にじっとりと汗をかいていて……」 今年のドラフトでソフトバンクから5位指名を受けた中央大の島袋洋奨は、大学時代、投球恐怖症と戦っていた。 島袋と言えば、2010年、沖縄の興南高校を春夏連覇に導いた立役者だ。身長172cmながら「琉球トルネード」と呼ばれるダイナミックなフォームで、ストレートは常時150kmに迫った。2大会で全11試合に登板し、奪三振数は計102個。ボールそのものも魅力的だったが、彼の最大の武器は驚異的なスタミナだった。 準々決勝で敗れた聖光学院の監督・斎藤智也は「もう、嫌になっちゃうよ」と島袋を讃えた。 「うちは2人ピッチャーがいたのに、興南に勝っても、おそらく次はもう戦えなかった。相手は島袋一人なのに、
2014/12/21 リンク