アラブ首長国連邦にある500以上のモスクに、この春デジタルサイネージネットワークが導入されます。宗教関連施設でいまだかつてない大規模と言われています。 国家機関によるプロジェクトで、既存の300か所のLCDモニターのアップグレードと、今回新たに250か所新設(業者はサムスン等代理店のAlpha Data)で、いままでマニュアルでコンテンツを更新していたところを、新しいネットワークはGSMで一括制御されます。 コンテンツはお祈りのタイミング、コーラン、主要なモスクでの説教などが配信され、テレビ会議にも使われるそうです。 「我々の使命は、信者が常に情報を享受できるようにすること」と当局は語っていますが、このネットワーク整備の目的のひとつは、イスラム地域の穏健派として、政治的にも経済的にも”西側”とアラインしている国、というイメージを広くプロモーションする為とされています。 設置は3月に完了予定