ヤフーは2007年の秋、検索連動型広告を手がけるオーバーチュアと、コンテンツ連動型広告のブレイナーを子会社化した。また、行動ターゲティング広告の開発や、広告を共同で掲載するアドネットワークの提携先開拓に力を注いでいる。広告本部本部長の武藤芳彦氏に、ヤフーが注目するネットマーケティング手法や、競合への対抗策、現在のネット広告市場に対する認識などを聞いた。 米国ではディスプレー型のバナー広告とPPC(ペイ・パー・クリック)型の検索連動型広告を連動させています。日本でも米国のように横展開ができるようにした方がいいということで、バナー広告のヤフーと検索連動型広告のオーバーチュアが一緒になりました。ヤフーもオーバーチュアもグーグルと競合しているので、手を組まない理由はありません。 今後、バナー広告と検索連動型広告で、「1+1=2.5」になるようにやっていくつもりです。グーグルが日本を重視して様々なこ
もう何年も前の話になるけど、マスメディア企業は個人情報の管理業務を基幹業務にすべきだ、というエントリーを上げたことがある。そのエントリーには、新聞関係者から「そんなことは新聞がすべきことではない」という反論のコメントが寄せられていた。 しかし従来型のマスメディア企業に代わってネット上の新興メディア企業は、個人的な情報の管理業務が基幹業務になりつつあるようだ。 ヤフー・ジャパンは、できるだけ多くの情報を自社サイトに集めることで、ユーザーに自社サイト内を巡回してもらい自社サイトのページビューを上げる戦略を取っていたが、最近では他社の友好サイトにユーザーを流すオープン戦略に切り替えている。 ちょっと横道にそれるが、ヤフーなどのポータルは、ポータル(玄関、入り口)という名前が示す通り、90年代半ばはユーザーがネットにアクセスする際の最初のページになる戦略を取っていた。検索やディレクトリーがサー
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