ググれカスの反対の言葉ってなんだろ?
今まで私はドラッグストアに売っている安い化粧品しか使ったことがなかった。 敏感肌なのでファンデーションは何を塗っても1時間ほどで痒くなってしまう。そもそも私はソフトウェアエンジニアで、会社には人よりPCやスマホのほうに興味がある人ばかりなので、仕事に行くのにキッチリしたメイクをする必要がない。どうせ誰も見ていない。 社会人としての最低限の身だしなみとして、日焼け止めとパウダーをちょっとはたくくらいで日々のメイクは義務的に終わらせていた。 きっかけは友人の結婚式だった。普段のほぼすっぴん状態で、結婚式のようなフォーマルな場に出ることはできない。 そこで、少ない貯金をおろして初めてデパートの一階にある化粧品売場に出かけた。目的は外資系のとある高級ブランドのファンデーション。なぜかというと、若かりし頃に親戚の結婚式に出たとき、式場でメイクしてもらったのがそのブランドの化粧品だった。そして、そのブ
三月の機械室は寒い。ビル全体に快適な空調を提供するための機械が詰め込まれ、常に忙しく稼働しているが、地下三階のこの部屋自体は空調の対象外だ。本来人間のいる部屋ではないから当然である。 束の間静かになったかと思うと、あちらの機器が動き、こちらの機器が唸る。遥か上層まで温風を送るための、巨大な機械の稼働音。出入口の重たい鉄の扉には、騒音の漏れ出しを防ぐためだろう、「開放厳禁」のプレートが貼られている。 その扉の横には、在室者表示パネルがあるのだが、あまり意味はないのかも知れない。人がいると表示されているにも関わらず、全ての照明をオフにして出てゆく人が時々いる。後に残るのは機械が動く音と、非常誘導灯の光だけ。 私はその、地下三階の機械室で働いていた。申し訳程度に置かれたストーブは、部屋の寒さと広さに対してあまりに貧弱で、温かいと感じたことはなかった。仕事中もコートは脱がず、ヒートテックの腰と肩と
三人兄弟なんだけど、俺以外の二人は十代で自殺した。遺書によると低スペックすぎて人生が苦痛だったからみたいだ。 俺も、もうそろそろ二人の元に逝くと思う。二人目の兄弟が死んで、何か全てがどうでも良くなったのでこれを書いている。 貧困家庭、両親からの虐待、不細工、軽度の身体障碍、重度のアトピー性皮膚炎、アレルギー、喘息、発達障害、低知能、低身長、運動神経ゼロ、慢性的な鬱。 こんなものを与えられても迷惑なだけだよ。バッドステータス付きすぎて生きるの疲れてきた。 ちなみに死んだ二人もこんな感じのスペックだ。両親は二人とも短気で暴力的で低能の基地外で自堕落で収入が低い屑。 兄弟全員、家にいるときはいつも両親にビクビクしてた。安心して勉強したり安らげるような家ではなかった。生きている間ずっと眠かったのを覚えている。 自己肯定感や自己効力感が全くなかったので努力する気力がゼロだった。今思うと精神的に病んで
SNSでもリアルでも、なんとなく言いにくいことだけど、ちょっと誰かに知ってもらいたいことを書く。 深夜に夫と赤ん坊が寝ている隣で、 時々、ものすごく悲しくなって泣いてしまう。 今、不幸ではないし、むしろ幸せだと思う。 夫は優しくて、子どもをとても可愛がっていて、 仕事が休みの日には、私や子どものためにご飯を作ってくれたりするし、 私の実家や親戚にも親切にしてくれる良い人だ。 夫の両親も私に気を遣いながらも、仲良くしてくれる。 本当にいい結婚をしたと思っている。 でも、夜、同じ部屋で並んで寝ているのに、とても孤独に感じることがある。 とりとめのないことなのに、 なんだか切なくて悲しくてやりきれなくなるのだ。 7年前に突然死んだ父のことや、 統合失調症の兄のこと、 今のところ健康だけど日々年を取って弱る母のこと、 父と同じ年に死んだ叔母のこと。 父や叔母には、赤ん坊を抱いてもらいたかった。 生
ゲームはダウンロード版購入のため、ゲーム機本体のみ。 本は極力電子書籍版。音楽はitune。 映画などの動画はAmazonプライムで十分。 PCは1台。スマホが1台。プリンター1台。40インチのテレビが1台。 プリンターにスキャナーがついてるので一部の書類のみ 取っておくだけ。また、データの保存には、GoogleDriveを利用。 こうして部屋がとてもすっきりした。 衣類や生活用品などを置くだけ。 …すごく殺風景な部屋になった。 はじめのうちは部屋が広くなって嬉しかったのに。 目的を達成してみたらこれ。 じっと部屋を眺めていたら ビジネスホテルみたいじゃないかって思った。 欲しい物は十分そろえたのになんだこの虚無感は。 ゲームをやる。楽しむ。映画を見る。楽しむ。ごはんを食べる。楽しむ。 掃除をする。楽しむ。洗濯をする。楽しむ。お風呂に入る。楽しむ。生活用品を買う。楽しむ。 ゲームを買う。楽
ストラテラ、コンサータ、インチュニブ。こいつはドラクエの呪文じゃないぞ。俺たち発達障害者にとってのアルファでありオメガだ。辛いんだ。飲むとアドレナリンが胃の中で大暴れして、食事さえもできなくなる。 ぶっちゃけクスリの効果なんてろくすっぽ感じられない。健常者のフリがなんとか出来るって程度。なのにヤメたら元通り。あっという間に魔法が解けて、ただの落伍者にランクダウンだ。知的障害者ならまだいい。でも、俺たちは健常者と知的障害者の狭間に産み落とされている。社会からは見えない透明人間だから、いつだってセーフティーネットの濁りなき網からこぼれていく。 発達障害者には、常人にはない才能が備わっている、と人は言う。いわく、お前の内なる想像力を引き出せば、健常者どころか超人にだってなれる。いわく、お前は無限の可能性を秘めている。いわく、お前は磨かれていないダイヤモンドだ。シンデレラは意地の悪い姉を差し置いて
【人を呼びつけてネチネチ説教かます男】 私が入社する直前くらいに結婚したというふうに聞いていたので、最初は「うちの嫁さんが~」話をうんうんと聞いていたらその後イヤミ男に変化した。 どうでもいいことで呼びつけてはミスをしたところをグチグチと責めて「うちの嫁だったら~」という心底どうでもいい比較をされた。 私が退社をするときの飲み会ではかなり酔って座った目で「お前のことが気に入っていた。いなくなるのは寂しい。考え直せ」と言われた。 私の辞めたい気持ちの8割くらいはお前が動機だと言いたかった。 退社後他の同僚を通じて「あいつが寂しがってるぞ」というキモい連絡が来た。 【ビビリながらセクハラする男】 転職先の直属の上司だったが、入社当初から「お前は俺の個人秘書みたいなもんだからな」(実際は営業アシスタント)と言われてた。 夜中に出張先からその日に会ったこととか意識高い系の「仕事とは」みたいなメール
アーア、クソ食らえ。 掘り返すにしても賞味期限切れだろうが知らねぇよ、酔っているし関係ない。 ぶっちゃけ高学歴だろうが低学歴だろうが発達障害だろうが、知らんし当時もなに議論してるのオレにはよくわからんかったわ。 バカだし。 アァ、あと酔っているていうのは嘘で、勢いをつけるための嘘だ。 学歴とかでキャンキャン言うてるてめぇら幸せそうだなと思ってみていたよ、レペゼン生まれも育ちもクソの離島部落の母子家庭。 住んでた地域にゃ大学なんてモンなくて、金持ちで頭良くのボンボンだけがシマ出て高校とか大学とか専門学校とか行けたんだが、バカで貧乏育ちのオレには関係のない話で。 中学から周りのバカの大人にキッツイ圧力で責め立てられて、不登校だ登校拒否だ自殺未遂だ、本当に低能のゴミカスの大人しかいなかったからな、3年間毎日死ぬことしか考えてなかったわ。 学校でも家庭でも心療内科でも、どこにも居場所ないんだぜ?ん
なんか寂しいなと思うと献血に行っている。 オススメはバスみたいな出張献血所じゃなくて、どこかの建物の中に入っている献血ルームだ。 献血ルームに行くとちやほやされる。色々な質問をされてお医者さんの問診を受けてちょっとした血液検査をして、お菓子と暖かいお茶が貰える。お菓子を食べ終わってホッと一息ついたら、血を抜かれる。 歯医者さんや美容院にある寝転ぶ椅子みたいなものに寝かされ、看護師のおばちゃんたちが鮮やかな手さばきで僕の運動不足な体からどろどろの血を抜いていく。 その間好きなテレビを見たり、好きな本を読んだり、おばちゃんたちの手早い仕事を観察したりできる。 血を抜くのは個人差もあるがだいたい15〜20分くらいだと思う。その間に何度もおばちゃんが気分悪くない?と聞いてくれる。詳しいことは忘れてしまったけど、足を組んだり組み直したりすることを勧められる。気分悪くなるのを防ぐためだった気がする。
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