「機動戦士ガンダム35周年プロジェクト」として制作されたテレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」が10月23日、開催中の第28回東京国際映画祭の特集企画として上映された。東京・新宿ピカデリーではトークショーが行われ、「∀ガンダム」以来、約15年ぶりにシリーズの制作に携わった富野由悠季監督、メディアアーティストとしても活躍する落合陽一氏がアニメーション論やコンピューター工学、エネルギー問題など多岐にわたる議論を展開した。 CG全盛期を迎えているアニメーション業界だが、今作は手描き作画を主体に構成されている。富野監督はその理由を「偉そうな言い方をすると、20世紀が作り上げた文化があるから、遺産になるような作品を『Gレコ』でやってやる、なぜ悪いという“いきがり”があります」と説明。続けて、「『手描きアニメの方がレアに見える』という言い方で理解されているとすれば、この文化はいちジャンルとして残し
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