17日午前、広島市安佐南区の山の中で、地質学者の80歳の男性が倒れて死亡しているのが見つかりました。現場は、去年8月の土砂災害で地面がえぐられ崖になっていて、警察は、地質学者の男性が災害現場を訪れ、誤って崖下に転落したとみて、詳しい状況を調べています。 警察によりますと、籾倉さんが倒れていた場所のそばは、去年8月に発生した土石流で地面がえぐられ崖になっていて、15メートルほど上には籾倉さんの荷物が残されていたということです。 日本地質学会のホームページによりますと、籾倉さんは昭和32年に広島大学理学部を卒業後、旧農林省の地質技術者として各地で地質調査に当たり、平成23年には日本地質学会の名誉会員となっています。 警察は、籾倉さんが災害現場を訪れ、誤って崖下に転落したのではないかとみて、詳しい状況を調べています。