共同交戦能力のコンセプトを表したシェーマ。 共同交戦能力(きょうどうこうせんのうりょく、Cooperative Engagement Capability; CEC)とは、NCWコンセプトのもと、アメリカ海軍が策定した戦闘コンセプト。 概要[編集] 共同交戦能力とは、射撃指揮に使用できる精度の情報をリアルタイムで共有することにより、脅威に対して艦隊全体で共同して対処・交戦する能力を付与することである。このため、従来用いられてきた戦術データ・リンクよりもはるかに高速のデータ・リンク、および、これを運用できるだけの性能を備えた戦術情報処理装置が必要となる。 従来のC4Iシステムは、ニア・リアルタイムの戦略級・作戦級システム(COPを生成)、リアルタイムの戦術級システム(CTPを生成)の3つのレベルにおいて進化してきた。これに対して、CECを備えたC4Iシステムにおいては、従来リアルタイムと称さ