3月18日早朝、首都圏の私鉄や地下鉄、バスの合計50の事業者で共通の電子マネー・サービス「PASMO」が始まった。PASMOは各社局が合計で1500億円以上を投じて構築した新サービス。JR東日本の「Suica」のICカードと仕様を統一しており、利用者はPASMOとSuicaを区別なく使うことができる(写真1)。 始発電車から始まったサービスはパスモによると「システムは好調な滑り出し」という。パスモは各社局が出資したシステム企画・運用会社で、11の社局から約50人が集まっている。システム構築は日立製作所やジェイアール東日本情報システム(JEIS)などのベンダーが担当している。 記者は東武東上線の池袋駅で朝5時30分にPASMOを購入。その後、PASMOでJR東日本の山手線を使ってJR新宿駅まで移動し、駅構内のSuica対応売店で買い物ができた。PASMOはカード番号が「PB」から始まる17桁
3月18日早朝、東京メトロ(東京地下鉄)の池袋駅や新宿駅のPASMO券売機など一部で発生していたトラブルが、同日午前中の段階で収束に向かっている。 PASMOのシステムの構築と運用を統括するパスモは「それぞれの機器に入力するデータについて、誤ったものを入力してしまったとの報告を受けている。数はさほど多くなく、対処はほぼ終了している」と説明する。また、バスの事業者においても、搭載機器に誤ったデータを設定したケースがあったが、ほとんどが走行前に修正したという。なお、基幹部分やJR東日本との連携システムは問題なく稼働している。 PASMOは首都圏の私鉄や地下鉄、バスの合計50の事業者が3月18日の始発から始めた共通の電子マネー・サービス。JR東日本のSuicaとも互換性があり、利用者はどちらのサービスのICカードでも交通機関に乗車したり商品を購入したりできる。
3月18日、首都圏の私鉄・地下鉄・バス向けのIC乗車券システム「PASMO」が始まった。同日、Suica/PASMOの相互利用、電子マネーのサービスも始まり、首都圏は共同のIC乗車券/電子マネープラットフォームの上に乗った(3月18日の記事参照)。詳しくは18日のセレモニーレポート記事に譲るが、JR東日本の清野智社長の「後年から振り返って、2007年3月18日は大きな意味のある日になる」という言葉は決して大げさではない。 昨日、筆者も「首都圏ICカード相互利用サービス開始セレモニー」取材の後、JRと私鉄各社の主要路線、駅ナカ・駅周辺店舗での電子マネー利用などを積極的に試した。筆者はモバイルSuicaユーザーであるが、駅と駅周辺ならば、“おサイフケータイをかざす”だけで移動から飲食、ショッピングまですべてが事足りる。この便利さや自由な感じは、今後首都圏で起きるライフスタイルの変化を十分に感じ
首都圏の鉄道やバス、地下鉄が利用できるICカード乗車券「PASMO(パスモ)」のサービスが18日、始発からスタートした。JR東日本の「Suica(スイカ)」との相互利用も同時に始まり、いずれか1枚あれば、首都圏のほぼすべての交通機関を利用できるようになった。 これに伴い、大塚弘・関東鉄道協会会長(京成電鉄会長)、清野智・JR東日本社長ら関係者は同日、東京・新宿の京王線新宿駅で記念式典を開催。テープカットの後、京王線の改札口でパスモとスイカを使って渡り初めを行った。大塚会長は、「パスモはゼロからのスタートだが、(今後)3年間で800万枚の発行を目指す」と抱負を語った。 ◇ ■クレジット会員獲得競う 首都圏の鉄道各社はパスモのサービス開始を機に、自社のクレジットカード会員を増やそうと相次ぎ特別キャンペーンに乗り出した。 パスモには当面、鉄道23事業者とバス31事業者が参加したが、すで
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