六月三十日に阿佐東線の回送列車が擁壁に衝突し脱線した事故で、運営会社の第三セクター・阿佐海岸鉄道が、今後の車両のやりくりに頭を悩ませている。事故車両は十八日に現場から撤去されるが、当面、使える車両は一両だけ。この車両も車検を控えており、運行維持には最低もう一両必要という。だが、同鉄道は一九九一年度の開業から十七年連続の赤字で、新車両購入は困難な状況。車両の修理にも多額の出費が必要で、経営面でも苦境に立たされている。 阿佐海岸鉄道は、全二両の車両を四日ごとに入れ替えて一両編成で運行してきた。事故後は残った一両を走らせているが、この車両は二〇〇九年度、四年に一度の車検に出さなければならず、約二カ月間使えなくなる。 このため車検までに、もう一両を確保する必要があり、▽新車両を購入する▽事故車両を修理する▽廃線になった鉄道会社から中古車両を購入する▽JR四国から車両をレンタルする-の四案が
JR西日本と近畿日本鉄道は十六日、二〇〇一年十月から共通利用するプリペイドカード「Jスルーカード」の販売を九月十五日で終了すると発表した。JR西の「イコカ」、関西私鉄系の「ピタパ」などICカード乗車券の普及が進んだため。Jスルーの利用は来年春までで、利用終了後、駅窓口などで残額分の払い戻しに無料で応じる。 Jスルーは、切符の代わりに自動改札機に通すだけで電車に乗降できる磁気カードでJR西が一九九九年二月に使用を開始。近鉄バス、明石市営バスなどでも利用でき、大人用の千円券、三千円券、五千円券の三種類を販売している。 JR西の販売実績は、イコカを導入した二〇〇三年度の約千二百五十万枚をピークに、昨年度は約七百二万枚とほぼ半減。近鉄でもイコカとピタパの利用が〇七年四月に始まったことから、〇六年度の約百四十万枚を頂点に下降していた。 JR西の自動改札利用者の半数がイコカを使い、Jスルーは10%から
江ノ電商事はこのほど、「江ノ電の駅弁」(通称:えのべん)の販売を開始すると発表した。季節ごとの期間限定商品として販売するもので、第1弾は大船軒との共同企画による「江ノ電ごちそうさまー弁当」(880円)。7月19日〜9月15日まで一部駅売店や催事場などで販売する。 大船軒との共同企画による「江ノ電ごちそうさまー弁当」(880円) 湘南らしさにこだわったおかずがいっぱい 「江ノ電ごちそうさまー弁当」は、夏の湘南海岸沿いを走る江ノ電をモチーフとした弁当。岩場の蟹をイメージしたワタリガニの唐揚げなど江ノ電らしい盛り付けを行ったほか、湘南名物のシラスを用いるなど具材でも湘南らしさや夏らしさに徹底的にこだわったとしている。このほか「ヒリヒリ江の島スパイシーチキン」「ごつごつテトラポット夕焼け野菜トマト煮」などのおかずが詰まっている。 また、観光路線の江ノ電らしく掛紙も工夫。表面は江ノ電路線図と沿線マッ
東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅で、地下鉄電車から発煙し一時運転を見合わせたトラブルを受け、関東運輸局(横浜市)は18日、安全対策を講じるよう東京メトロに文書で警告した。 関東運輸局は、6月14日に開業した東京メトロ副都心線でも「多くの輸送障害を発生させている」と指摘。対策を講じるよう指示していたのに、半蔵門線でも引き続きトラブルがあったことが遺憾だと指摘した。半蔵門線は16日夜、煙の発生で約700人の乗客が電車から避難、約5万1000人に影響した。
第三セクター鉄道等協議会は17日、全国の第三セクター鉄道36社の2007年度輸送実績・経営成績をまとめた。愛知環状鉄道が黒字に転じたことで、赤字会社は前年度から1社減り31社となった。ただ、黒字は5社のみで、老朽化施設の修繕費の増大や燃料油の高騰などで12社で赤字が拡大したほか、今年3月末で三木鉄道(兵庫)が廃線となるなど、経営は厳しい状況が続いている。 黒字転換した愛知環状鉄道は、複線化による増便やダイヤ改正などで輸送人員が前年度比8・9%増加。2年連続で黒字となった伊勢鉄道(三重)は、JRの乗り入れで利便性が向上、輸送人員を伸ばした。 輸送人員が減少したのは21社で、うち10社が3%以上のマイナス。36社全体の輸送実績は、愛知環状鉄道の急増の影響などで1・2%増となった。また、1994年度から営業している32社の14年間の輸送人員の推移をみると、うち23社が20%以上、20社が30
西日本鉄道(福岡市中央区天神1)は7月15日より、創立100周年記念企画の一環として「西鉄100周年記念よかネットカード」第2弾を販売している。 同商品は、100年の歴史の中で代表的な車両をモチーフにした全3弾のシリーズ企画。今年5月に3,000枚限定で販売した、1937年に大牟田線に導入した「モ21形」がモチーフとなった第1弾に続くもの。第2弾は1957年にデビューした「西鉄大牟田線1000形」。同形は同社初の特急電車で、絵柄には導入当初のクリーム色と赤茶色の2色仕様のデザインを採用した。 価格は1,000円(利用可能額は1,000円)で2,000枚の限定販売。福岡駅、薬院駅、大橋駅など計17カ所で販売する。 西鉄100周年で記念のバスカード-限定販売で売り切れ必至(天神経済新聞)西鉄バス「方向幕ストラップ」人気に-1番は「キャナルシティ博多駅止」(天神経済新聞)西日本鉄道、100周年で
リアルに再現された南海電鉄の特急「ラピート」や泉北高速鉄道が並ぶ。1両の大きさは約40センチ。実はこの鉄道模型、空き缶やペットボトルなど身近にある廃品を使ってつくられている。 廃品を使って鉄道模型を作ったのは、堺市南区城山台3丁の久保田守彦さん(66)。20年近くで63両。5年前から、幼稚園や小学校などで模型づくりの講座を開き、実際に走らせて見せる活動もしている。久保田さんは「子どもたちに車両に興味を持ってもらい、ものづくりの楽しさや、創意工夫の妙を感じてほしい」と話す。 中学1年のころ、いとこから近鉄の特急列車のミニチュアをもらった。黄色と青の車体を揺らし、電気で走る姿が不思議でたまらなかった。車体を何度も好みの色に塗り替え、モーターなどの部品を分解しては組み立てるうちに列車の仕組みを学んだ。趣味が高じて65年、南海電鉄などの車両を製造する帝国車両工業(堺市)に就職。鉄道コンテナ
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