3月26日で廃止予定の高松港―岡山・宇野港間のフェリー航路(宇高航路)について、JR四国の松田清宏社長は22日の定例記者会見で「瀬戸大橋不通時の代替輸送に影響が出る」との懸念を示した。国と香川、岡山両県などが廃止問題で協議会を設けることを踏まえ、「国や自治体を交えた協議会を、四国の鉄道についても設置してほしい」と求めた。 撤退する四国フェリー(高松市)と国道フェリー(同)について、松田社長は「これほど早く撤退するとは想定していなかった」と述べた。瀬戸大橋が強風などで不通となった場合の対応について、「バスで代替輸送するには利用客が多すぎる。足止めされた利用者が休憩できるよう、JR高松駅に待合用の車両を準備することになるだろう」との認識を示した。JR四国によると、同社はこれまで、高松―岡山間の列車の通行ができなくなった際、フェリーの乗船票を代替手段として利用客に配布するなど協力態勢を敷いてい