大阪市交通局が800万円を支払った地下鉄駅構内でのイベントが中止になった問題で、橋下徹大阪市長は6日、「損害であったことは間違いない」と記者団に語った。イベントは藤本昌信局長の知人と関わりのある会社と随意契約を結んでおり、橋下氏は「認識が甘すぎる。入札等監視委員会でしっかりチェックしてもらう」と述べ、調査に乗り出す意向を示した。 このイベントは、昨年10月に地下鉄御堂筋線の心斎橋駅構内に芸術作品を展示し、終電後にカクテルパーティーを行う内容。交通局は昨年5月、こうした企画を提案してきた局長の知人と関わりのある市内のイベント制作会社と800万円の随意契約を結んだ。 これに対し、橋下氏は「民間企業では当たり前なのかもわからないが、僕は随意契約廃止という大原則を掲げている」と指摘。「企画内容がここ(の会社)しかできないというのは理由にならない。自分の知り合いに安易に頼むのは非常に甘い態度、ふるま
JR東日本盛岡支社は5日夕、SL銀河ナイトクルーズ(12月6日)に向けて蒸気機関車「SL銀河」の試験走行を行った。遠野市宮守町のめがね橋では、ライトアップされた橋を機関車が駆け抜け、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の世界を表現した。 地域住民、鉄道愛好家ら約100人が同市のめがね橋緑地公園に詰め掛けた。SLは煙を噴き上げながら橋を通過。力強く駆ける機関車に向かい、人々がシャッターを切った。 「銀河鉄道の夜」は、めがね橋や岩根橋を走る岩手軽便鉄道がモチーフとされる。同支社は作品の雰囲気などを味わってもらおうと同クルーズを企画した。同市宮守町のめがね橋「絆」作戦実行委の八重樫正昇(まさのり)委員長(68)は「SL銀河の力で地域をけん引してもらいたい」と期待した。 【写真=煙を噴き上げながら、めがね橋を走る蒸気機関車「SL銀河」。鉄道愛好家らが童話「銀河鉄道の夜」の世界観に触れた=5日午後5時41
大阪市交通局が昨年中に計画し、800万円を支払った地下鉄駅構内でのイベントが中止になった。交通局関係者によると、イベントの提案者は藤本昌信局長の知人。交通局はこの知人と関わりがあるイベント制作会社と随意契約を結んでいた。市契約管財局はこの随意契約が市の内規に抵触する可能性があるとして、調査に乗り出す方針だ。 交通局によると、イベントは御堂筋線心斎橋駅(大阪市中央区)の構内に芸術作品を展示し、終電後にはカクテルパーティーを行うという内容。「アートフェスタ」と銘打ち、地下鉄民営化に向けた乗客増加策の一環とする狙いだった。 市幹部によると、昨年5月ごろ、藤本局長の知人が市内のイベント制作会社の代表らとともに局長のもとを訪れて企画を提案した。企画は採用され、交通局はまず800万円の随意契約を結び、局のイベント・広報費から会社に支払った。
JR九州の唐池恒二会長が自身の経営哲学などをつづった「やる!~唐池恒二の夢みる力が『気』をつくる」(かんき出版)=写真=を出版した。企業トップとして、夢を語る大切さを説いた。 唐池氏は、赤字会社として出発したJR九州の中で、外食事業を軌道に乗せ、事業多角化の先頭を走った。平成21年から今年6月まで社長を務め、豪華寝台列車「ななつ星in九州」を実現し、国内外から注目を集める企業に育て上げた。 著書では、大事にしてきた「気」の大切さとともに、何にでも手間をかけることや、利用者の気持ちに気付くことが、良いサービスにつながると指摘した。その上で、トップが夢を語ることで、社内にエネルギーがわいてくると説いた。
兵庫県加古川市や播磨町を走っていた別府鉄道の車両内を一般公開するイベントが9日、同市野口町長砂の円長寺公園で開かれる。1984年の廃止後、同公園で保存されてきた車体は損傷が激しく、鉄道ファンらでつくるグループが昨秋から、保存状態をよくしようと活動している。メンバーは「人とモノを60年以上運んできた車両を産業遺産としてPRしたい」と話す。(大久保斉) 車内を一般公開するのは31(昭和6)年製造の「キハ2号」と呼ばれる気動車。正面に荷台がある珍しいタイプで、乗客が自転車や行商用の青果物、鮮魚などを載せたという。 同市が保存してきたが、ガラスの破損や塗料のはがれなど荒廃が目立ち、住民から撤去を求める声も上がった。このため、愛好家らが昨年11月、「旧別府鉄道キハ2号を守る会」を結成。月1回、車内を清掃したり、さび止め剤を塗ったりしてきた。 一般公開では、車内に現役時代の写真や同鉄道で使われた切符な
東京・JR新橋駅の西側にある「SL広場」やニュー新橋ビルを含む一帯を再開発し、複数の超高層ビルを建てる計画が動き始めた。地元地権者らがつくる協議会が5日、野村不動産とNTT都市開発を開発業者に選び、2023年ごろの完成を目指す方針を決めた。 計画されているのは新橋駅に隣接し、南北約400メートルに広がる約3ヘクタールの範囲。約300の飲食店や商店が入るニュー新橋ビルが老朽化したため、周辺の店舗や区の施設も一体で再開発する案が持ち上がった。 現段階の計画では、30階建て前後で120~130メートルのビルを2棟以上建て、店舗やオフィス、住居にする。近くにある新橋柳通商店会の道幅も11メートルから約2倍の広さに広げる。開発費は1千億円規模とみられる。街頭インタビューの名所になっているSL広場は、何らかの形で残す方針という。
県内有数の観光施設「鉄道博物館」(さいたま市)が2017年秋に大幅リニューアルする。5日、JR東日本の冨田哲郎社長が会見で発表した。新館を新たにつくって展示面積を1・5倍に拡大。体験型の展示ゾーンも充実させる。来春の北陸新幹線開業や東京オリンピック開催を見据え、国内外から幅広い集客を目指す。 同社によると、5階建ての新館(展示面積4800平方メートル)を既存の本館(同1万平方メートル)の南側に建設。両館の2階を連絡通路でつなぐ。2007年の開業以来、施設の増築は初めて。 新館には、四つの展示ゾーンを設ける。目玉は子どもや鉄道ファン向けの「仕事のステーション」。駅員や整備士に扮して、切符を発券したり、線路の音を聞いて列車が安全に走行できるかを判断したりする。新車両のデザイン体験のほか、E5系新幹線の運転が楽しめる大画面シミュレーターも新設する。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く