大阪と名古屋を結ぶ近畿日本鉄道の特急が8日、1947年の運行開始から70年を迎え、大阪上本町駅(大阪市天王寺区)で記念セレモニーがあった。運行を始めた当時の特急を体験できるイベント列車も走り、近鉄ファンらで盛り上がった。 近鉄特急は私鉄では初めての有料特急として、大阪・上本町と名古屋間で1日2往復で始まった。その後特急の運行を広げ、今では営業路線約500キロの8割で特急を走らせている。特急の70年間の利用者数は延べ約15億人に上る。 この日のセレモニーには鉄道好きで知られる芸人、中川家・礼二さんやホリプロマネジャーの南田裕介さんらが参加。礼二さんは、今は「新幹線のトイレの音」のものまねをしているが、その前は「近鉄のトイレの音」をやっていたという「裏話」を披露し、集まった約600人の近鉄ファンを喜ばせた。 名阪特急が走り始めた当時は、伊勢中川駅(三重県松阪市)を境に線路幅が違い、同駅で乗り換