JR門司港駅(北九州市門司区)の真横に立つ「旧JR九州本社ビル」の再活用に向けた動きが本格化してきた。戦前に建てられ、かつては九州一の高層建築だった“門司港の顔”。3月に同駅が全面改装されたことに伴い、関心を示す事業者が出てきたという。所有する北九州市は運営する事業者を公募することにし、19日に現地説明会を開く。 市によると、ビルは地上6階、地下1階で延べ床面積は5634平方メートル。1937年に三井物産門司支店として建設された。合理性を追求した米国式オフィスビルだったという。 49~87年は国鉄九州総局門司鉄道管理局、国鉄民営化後は2001年までJR九州北九州本社が置かれた。内外とも建設当時の姿が残り、建築的な価値が高いとされる。市は05年12月に土地と建物を約1億5千万円で取得した。 これまでも、運営を全面的に担う事業者を探してきたが、改修に多額の費用が必要なこともあり、見つからなかっ
東北新幹線を下る「はやぶさ」。全車指定席だが満席の場合、立席特急券で乗車することも可能(撮影/北村光) この時期ならではの行列や混雑から解放される場合もある 帰省ラッシュで混雑する盛岡駅に停車するH5系「はやぶさ」。東北新幹線の盛岡以北は席を指定しない特定特急券でも乗れる お盆時期をはじめ、混雑期の鉄道利用で頭を悩ませがちなのが「座席の確保」。指定席がすでに満席の場合、立ちっぱなしを覚悟で自由席を選ぶという作戦もあるけれど、問題は「全車指定席列車」だ。とりわけ、東北新幹線系統では「はやぶさ」をはじめ自由席のない列車が主力となっており、このままではお手上げというケースも。そこで、東北新幹線を利用する際の裏技を紹介しよう。 【表】東北新幹線系統の定期列車一覧 * * * ■混雑時などを見込んで設定されている「立席特急券」を生かす 東北新幹線系統では、北海道新幹線直通の「はやぶさ」をはじめ、
大学名を冠した鉄道駅がこの秋、関西に相次いで登場する。鉄道会社や自治体は「文教地区」として駅周辺のイメージが向上すると期待。大学側も最寄り駅が分かりやすくなると歓迎する。背景には、10月の消費税増税に伴い駅の運賃表などを一斉に更新するため、名称変更しやすいという事情がある。ただ、長年親しんだ駅名の変更に戸惑う住民もいる。「2019年10月1日から『柴原阪大前』に駅名を変更します」。大阪高速鉄道
JR東海が令和9年開通を目指すリニア中央新幹線の予定通りの開業が危ぶまれている。南アルプスを貫通するトンネル工事で重要水源である大井川の水量が減少するとのおそれに加え、JR東海の緩慢な対応への不信感から、静岡県が着工を認めていないためだ。一方、開業効果に期待する沿線他県からは静岡県への苦言も出ている。静岡県の真意は見返りにあるとの観測もあるが、両者の間の溝は深い。 「名古屋までの開業に影響が出れば、大阪までの開業時期にも影響を及ぼしかねない」。今月7日、大阪市で会見したJR東海の金子慎社長は静岡工区の未着工問題に危機感を示した。 リニアのルートで静岡県内を通るのは北部の山間部のみ。駅もできず、約25キロの南アルプストンネルのうち静岡工区は約9キロにすぎないが、静岡県が着工認可をおろしていないことがネックになっている。 両者の軋轢(あつれき)はJR東海が「工事完了以降、大井川の流量が毎秒2ト
大型の台風10号は15日に上陸し、列島各地で猛威を振るった。死傷者が出たのは悔やまれる。だが台風の規模から考えると、被害は小さくてすんだといってよい。 早めに対策を講じ避難するなどの防災意識が住民や自治体、企業に浸透してきているのだろう。近年、日本は大型の台風に相次いで見舞われている。今後も防災の意識を持ち続けたい。 JR各社が早い段階から計画運休に踏み切ったのは、積極的な対策として評価できる。定着させたい流れである。 JR西日本は13日の時点で、15日に山陽新幹線の運転を見合わせる可能性があるとし、前日の14日には新大阪-小倉駅間の運休をホームページなどで発表した。中国地方の在来線の運休も事前に周知された。JR東海やJR九州も同様の対応を取った。 お盆で多くの人が移動する時期である。大切なのは運休を利用者に早く知らせ、混乱を最小限に抑えることだ。 計画運休を実施することで、不要不急の外出
宇都宮市内を運行するバスや東武鉄道の一部区間を無料で乗り放題にして、交通行動の変化を調査する社会実験が9月6~30日、実施される。主催は早稲田大学、交通事業者、市などで構成する「宇都宮MaaS(マース)社会実験実行委員会」。モニター250人が参加し、専用のスマートフォン用アプリを用いて位置情報や移動目的などのデータを収集する。 同実行委では「今回は一般的な調査だが、市が開業予定の次世代型路面電車(LRT)の運行を見越し、電停からの移動手段なども含めた将来の公共交通システムの検討に役立てる」としている。 MaaSは「モビリティ・アズ・ア・サービス」の略で、バスや鉄道、タクシーなどさまざまな移動手段をまとめて提供するサービス。まとめることで、スムーズな移動を実現し、利便性の向上を目指す。 実験では、参加者に配信する専用のスマホアプリを通じて、市内のバスが乗り放題になる無料パスを発行。東武鉄道は
スイス国鉄の国際旅客輸送担当責任者であるアルミン・ウェーバー氏は今年5月末、スイスの放送局SRFに対し、同国鉄がこの数年以内に夜行列車の運行に再参入する具体的な計画があることを明かした。 スイス国鉄は2009年限りで夜行列車事業から撤退したが、現在もオーストリア鉄道の夜行列車「ナイトジェット」が同国のチューリッヒを起点とした便を運行しており、いずれも高い乗車率を誇る人気列車となっている。チューリッヒからは、ほかにもハンガリー鉄道がブダペストへ直通の寝台車を運行するなど、中東欧方面への夜行列車もあり、これらも人気がある。 夜行列車復活の機運、なぜ? 夜行列車事業への再参入に際してスイス国鉄は、オーストリア鉄道がシーメンス社へ発注している新型寝台車と同型の車両導入も検討するとしている。スイス国鉄は夜行列車事業から撤退した際、寝台車すべてを廃車もしくは他社へ譲渡しており、現在は1両も保有していな
JR山口線を走る「SLやまぐち号」の姿を撮影する鉄道ファンらが4日、山口市阿東の篠目駅近くで住民と線路沿いの草を刈り、コスモスの種をまいた。 参加したのは県内外のファン約20人と、篠目駅周辺の住民約10人。山あいの駅構内には、SL全盛期に使われたれんが造りの給水塔の台座がいまも残り、人気の撮影地になっている。 大阪府豊中市の内田勝さん(60)は5年ほど前から山口線沿線に通っている。「山を登るときはSLもしんどさが伝わる。人間的な息づかいが見えるのが魅力」と話す。「地元の人とつながりができたことで、1人で撮って帰るのとは違う楽しみが出てきた。何度でも訪れたい」 国鉄とJR西日本に勤務し… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news
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