東北の全新幹線で携帯「圏内」に JR東、12月15日から JR東日本は25日、山形新幹線の全線で、12月15日の始発列車から携帯電話が使用できるようになると発表した。最後の不通区間だった山形県内にある6トンネル計約2.0キロの工事が近く完了する。JR東の全新幹線で「圏外」の区間がなくなる。 山形新幹線で携帯電話が使えるようになるのは、峠(山形県米沢市)-大沢(同)間の約0.8キロと芦沢(同県尾花沢市)-舟形(同県舟形町)間の約1.2キロ。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社がサービスを提供する。 総事業費は約4億9000万円。国の補助金を活用し、2019年8月からトンネル内に移動通信用中継施設などを設置する工事を進めていた。 東北、秋田両新幹線では7月、全線で携帯電話の利用が可能になった。
JR渋谷駅(東京)のハチ公広場から8月に秋田県大館市の観光拠点施設「秋田犬の里」に移設された鉄道車両「青ガエル」の車内の一般公開が1日、始まった。公開は移設後初めて。8日まで。 忠犬ハチ公が生まれた同市とハチ公像がある東京・渋谷区の歴史を振り返るパネルや青ガエルの移設作業などを収めた動画を楽しめる。出入り口にはスロープが設置された。 座席は列車が走っていた当時のものを残しており、訪れた人は車内のレトロな雰囲気を味わっていた。同市の無職岩間栄子さん(71)は「渋谷と大館の関わりが深いことを知ることができた。大館が盛り上がるきっかけになると思う」と顔をほころばせた。 公開時間は午前9時~午後5時。入場無料。車体はさびなどが目立つことから公開後は全面塗装され、2021年3月に再公開される予定。連絡先は秋田犬の里0186(59)4649。
JR東日本は22日、仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)を約200メートル西側に移設し、バリアフリー化する方針を明らかにした。移設時期は未定。同日、仙台市と合同で住民説明会を開き、バリアフリー化を要望してきた住民組織のメンバーらに説明した。 JR東によると、移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地。新駅舎の規模や整備スケジュールは未定だが、ホームにエレベーターを設置するなどして車いす利用者や高齢者、妊婦が階段を使わず、電車に乗り降りできるようにする。 市は移設に合わせ、線路をまたいで南北に行き来できる自由通路を整備する方針。本年度一般会計当初予算には4800万円の経費を計上しており、新駅舎への接続道路や車の乗降場、駐輪場が必要か調査する。 1987年改築の現駅舎はホームが狭く、線路に沿ってカーブしており、エレベーター設置が困難だった。近隣住民は2015年、「みんなにやさしい福田
来年3月で50年の歴史に幕を閉じる第三セクターの秋田臨海鉄道(秋田市)で17日、車両などを公開するイベントが開かれた。1970年の創業以来初となる一般公開には全国の鉄道ファンら300人が訪れ、貴重な車体をカメラに収めていた。18日まで。 JR東日本秋田支社との共同開催。9月11日に参加チケットの販売を始めると定員600人分が即日完売し、キャンセル待ちは1000人に上った。 JR貨物と共同利用する秋田港駅構内で、鮮やかなオレンジ色が目を引くディーゼル車4台や「コキ50000形式」貨車を公開。限定グッズ販売や不要になったブレーキハンドルなどのオークションもあった。 秋田市の会社員高橋理和(りな)さん(27)は「車体を間近で見る機会がなかったので言葉にならないほど感動した。3月でなくなるのは寂しい」と話した。 秋田臨海鉄道は県やJR貨物などが設立し、秋田港駅から延びる南線(5.4キロ)と北線(2
宮城県大崎市は29日、同市鳴子温泉のJR陸羽東線中山平温泉駅前などに設置され、劣化が進んでいた蒸気機関車(SL)3両を2021年度から解体、撤去する方針を明らかにした。 伊藤康志市長が市議会の一般質問で答弁。「旧国鉄から無償貸与を受けてから40年以上経過した上、内部にアスベスト(石綿)が使われ、保存するには対策が必要。JR東日本や住民らの意向を聞いて方針を決めた」と説明した。 解体されるSL3両は中山平温泉駅前のほか、岩出山の城山公園、西古川駅近くの西古川児童遊園にある。いずれも「C58形」で高さは3.9メートル、長さ18メートル。 C58形は昭和期に宮城県小牛田町(現美里町)と新庄市を結ぶ陸羽東線などで旅客や貨物の輸送に活躍した。電気機関車への更新が進む中、SLへの名残を惜しむ声が高まり、1973、74年に旧国鉄が各自治体に無償貸与した。 SLは当初、観光の目玉として人気を集めたが、風雨
JR東日本は26日、東北新幹線の客席を利用して宮城県産の鮮魚類を首都圏に輸送し、東京駅構内の飲食店で販売する実証実験を始めた。列車の空きスペースを使った物流は従来も実施してきたが、今回は初めて客席も活用。より多くの産品の輸送を28日までの実験で検証する。 石巻市で26日朝に水揚げされたマコガレイ、ホヤ、カキなど約140キロを午前10時40分ごろ、仙台発東京行きやまびこ136号に運び込んだ。1号車の計10席を使い、向かい合わせた座席上の保冷箱に商品を収納。荷崩れの可能性など乗客の安全面を考慮し、1号車は鮮魚専用とした。 商品は午後1時前に東京駅に到着。東京駅の商業施設「グランスタ東京」内のすし店などで刺し身、すし、海鮮丼といった期間限定メニューとして提供された。販売は28日まで。 JR東日本の担当者は「座席も利用することで、新鮮な物をより早く、より多く首都圏に運び、地産品の販路拡大につなげた
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