九州新幹線長崎ルートの新鳥栖―武雄温泉間の整備方針を巡り、新鳥栖駅を分岐点に佐賀駅を通るアセスルートの推進に向けた決起大会が27日、佐賀市内で開かれた。参加者約400人が新鳥栖駅分岐や佐賀駅を通す利点を確認し、フル規格整備実現へ機運を高めた。 長崎ルートを巡っては、2024年3月に福岡県南部の商工会議所などが久留米駅(久留米市)や筑後船小屋駅(筑後市)などを分岐して佐賀空港周辺を通すルートの実現を目指す民間団体を設立するなど、…
九州新幹線長崎ルートの新鳥栖―武雄温泉間の整備方針を巡り、新鳥栖駅を分岐点に佐賀駅を通るアセスルートの推進に向けた決起大会が27日、佐賀市内で開かれた。参加者約400人が新鳥栖駅分岐や佐賀駅を通す利点を確認し、フル規格整備実現へ機運を高めた。 長崎ルートを巡っては、2024年3月に福岡県南部の商工会議所などが久留米駅(久留米市)や筑後船小屋駅(筑後市)などを分岐して佐賀空港周辺を通すルートの実現を目指す民間団体を設立するなど、…
崎陽軒は25日から、「おうちで駅弁シリーズ ひょうちゃんエコカトラリーセット付 はじめてのおべんとう」(税込み1200円)の発売を通信販売限定で始めた。通常の弁当を食べきれない子ども向けに、ご飯やおかずの量を少なめにして完食できるよう工夫した。 子どもの日にちなみ、550個のみの販売で、初めての試み。弁当の中身は、同社の「シウマイ弁当」でおなじみの鶏の唐揚げやタケノコ煮、あんずなどに加え、シウマイは2個と少なめ(通常のシウマイ弁当は5個入り)。ほかにもエビ入り海鮮団子煮などのおかずが並ぶ。 スプーンなどのカトラリーはバイオマス素材を使用し、繰り返し使用できる。柄には同社の人気キャラクター「ひょうちゃん」が描かれている。 5月8日までで、無くなり次第終了。購入は同社通信販売フリーコール(0120・654・657)。【葛西大博】
JR京葉線のダイヤ改正を巡り、千葉市などがインターネットでアンケートを実施している=同市中央区で2024年3月15日、長沼辰哉撮影 通勤快速を廃止するなどしたJR京葉線の3月のダイヤ改正を巡り、千葉市やちばぎん総研などが進めているアンケートの途中集計で、8割が「悪い影響があった」と回答していることが判明した。【柴田智弘】 25日の同市定例記者会見で神谷俊一市長が明かした。市などによると、22日午後6時時点の回答者は1万2086人で、うち約8割が「悪い影響がある」、6割が「乗る電車を早める・遅らせる」と回答した。 また、同線の利用をやめたとした人も3割いた。さらに、7割が「通勤・退勤時間帯の快速の増便」、6割が「通勤快速の復活」を希望しているという。回答者は千葉市内が50%、外房・内房沿線が30%などだった。 神谷氏は「ダイヤ改正でデメリットを受けている人がこれだけいることを受け止め、市民生
利用客減などを背景に、JR駅構内にある「みどりの窓口」などの有人の切符販売窓口が減少し、毎日新聞が集計したところ過去3年で35%が閉鎖されていた。大型連休(ゴールデンウイーク)は混雑が予想され、「不便」と感じる人もいるだろうが、JRは「むしろ便利になった部分もある」としている。 ◇JR東日本は半減 毎日新聞が全国のJR6社に2021年4月と今年4月時点のみどりの窓口(JR東海は「きっぷうりば」)の設置駅数を聞いたところ計1183駅から計760駅へと、35%も減少していた。JR東日本、西日本の2社は今後も削減を進める方針で、減少傾向は当面続く見込みだ。 減り幅が大きかったのはJR東日本(440駅→209駅)、JR西日本(360駅→173駅)、JR四国(32駅→16駅)の3社で、いずれも半減していた。 削減理由についてJR西日本は…
24日午後11時25分ごろ、JR大船駅(神奈川県鎌倉市大船1)で川崎市の30代男性がホームから線路に転落した。直後にホームに入ってきた逗子発東京行きの普通電車(11両編成)が線路上に横たわっていた男性の上を2両ほど通過して急停車。男性との接触はなく、男性は約15分後に電車の下から救出された。 大船署によると、男性は当時泥酔しており、線路のレールとレールの間に並行に寝転んだ状態だった。「ホームから落ちたことも覚えていない」と話しているという。転落時に頭に軽いけがをしただけで、命に別条はなかった。 同署やJR東日本によると、ホームドアは未設置で男性がふらつきながら転落する姿が防犯カメラに映っていた。普通電車は約45分間停車して運転を再開した。【矢野大輝】
西鉄電車教習所にある運転士用のシミュレーター=福岡県久留米市宮ノ陣5で2024年4月9日午後4時52分、下原知広撮影 西日本鉄道(福岡市)の天神大牟田線が12日、1924年の開業から100年を迎えた。通勤・通学など1日当たり23万人超の移動を支えるのが列車の運転士たちだ。少子化などで人材確保が課題になる中で、公共交通を維持する模索が続いている。 福岡県久留米市宮ノ陣の西鉄電車教習所は、全国に37カ所(2024年3月)ある運転士に必要な知識や技術を教える養成所の一つだ。西鉄電車の運転士を目指す社員はここで法律や安全などを学び、先輩運転士と列車に乗る実務を経て現場に出る。養成には計約9カ月かかる。 教習所には西鉄電車を模した運転士、車掌用のシミュレーターやパンタグラフ、発電機などの機器がある。運転士用シミュレーターは、コンピューターグラフィックス(CG)で天神大牟田線を再現。運転時間帯や気象状
秋田内陸線の車両内で体を動かす秋田リハビリテーション学院の学生ら=北秋田市で2024年4月18日、工藤哲撮影 「ガタン、ゴトン」と鉄道車両が揺れる中で体を動かすと運動効果がより高まるとして、秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)は、運行する秋田内陸線の鉄道車内での軽いストレッチを推奨し始めた。利用者増を目指す同社は「各地の公民館などで実施されている体操を車内で試してもらい、健康増進の目的でも利用してほしい」とパンフレットを作ってPRしている。 同社によると、鉄道利用者から「病気を患い現在治療中です。今日は車両に乗って、とても癒やされました」といった感想がたびたび寄せられていた。そこで車内の揺れや心地よい音が健康増進につながるのではないかと仮説を立て、検証に取り組んできた。 「秋田リハビリテーション学院」(秋田市)が協力し、走行中に学生らが運動や身体活動の強度の単位である「METs(メッツ)」を測定し
広島市の高台にある住宅地とふもとを結ぶ全国唯一の公共交通機関「スカイレール」が4月30日を最後に26年の歴史に幕を下ろす。モノレールとロープウエーを組み合わせた画期的な交通システムとして開業当時は国の運輸白書でも評価されたが、その役目を終える。終了を決定付けたのは、運行収支の悪化だけではないスカイレール特有の事情だった。 ゆっくりと走行するゴンドラから外を眺めると、一戸建てが建ち並ぶ住宅街がジオラマのように広がる。緑あふれる公園も見え、抜群の眺望が広がる。 スカイレールは1998年8月に開業。広島市中心部から北東の住宅地「スカイレールタウンみどり坂」(安芸区)にある「みどり中央駅」と、最寄りのJR山陽線瀬野駅に接続する「みどり口駅」間の1・3キロを約6分で結ぶ。住宅地の約2200世帯、約7200人の足として、2021年度は約47万6000人が利用した。
JR福知山線脱線事故の慰霊施設「祈りの杜」=兵庫県尼崎市で2024年4月6日午後3時55分、本社ヘリから北村隆夫撮影 乗客106人が犠牲となった兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故から25日で19年となった。午前に現場近くで追悼慰霊式が開かれ、遺族やJR西日本の幹部らが亡くなった人たちに祈りをささげる。 事故は2005年4月25日午前9時18分に発生した。福知山線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線して線路脇のマンションに衝突、乗客106人と運転士1人が死亡、562人が重軽傷を負った。 25日朝は事故が発生した時刻に合わせて、快速電車が速度を落としながら事故現場を通過する。付近に整備された慰霊施設「祈りの杜(もり)」では遺族やJR西幹部らが参列して慰霊式が執り行われる。 事故から19年が経過し、事故後に入社した社員は全体の7割近くになった。次世代に事故の記憶や教訓をどう継承していくかが大き
JR福知山線脱線事故現場に設けられた「祈りの杜」で事故発生時刻に黙とうする長谷川一明社長(中央)らJR西日本の役員=兵庫県尼崎市で2024年4月25日午前9時18分、山崎一輝撮影 乗客106人と運転士が死亡、562人が負傷した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故は25日、発生から19年を迎えた。事故現場では朝から追悼慰霊式が営まれ、参列した遺族ら306人が犠牲者を悼んだ。 事故現場に整備された慰霊施設「祈りの杜(もり)」では、発生時刻の午前9時18分に合わせ、遺族やJR西日本の幹部らが黙とうをささげた。 慰霊式で、JR西の長谷川一明社長は「取り返しのつかない事故を起こしてしまったことを改めて深く反省している。事故の悲惨さや命の大切さを心に刻み、鉄道の安全を追求していく」と述べた。政府代表として出席した国場幸之助・副国土交通相は「安全の確保は公共交通機関の最も重要な使命。事故の教訓を踏まえ、組
乗客106人と運転士が死亡したJR福知山線の脱線事故から25日で19年となった。事故の背景には「日勤教育」と呼ばれるJR西日本の乗務員に対する懲罰的な研修があったとされ、ミスを責め立てる企業体質が厳しく問われた。あれから20年近く。かの悪習はどう変わったのか。 てんまつ書や反省文、リポートの作成――。2007年に国の航空・鉄道事故調査委員会(現運輸安全委員会)が公表した最終報告書で明らかにされた日勤教育の内容だ。 研修はオーバーランや遅刻など乗務時にミスがあった運転士らに対する再教育として実施されていた。通常の乗務から外され、日勤で従事させられることが名前の由来となっている。 上司から厳しい叱責を受けながら文書作成などの単純作業を何日間も課されるなど、社内ではミスをした社員への見せしめとして恐れられていた。
2011年の東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線は、津波などの被害を受けた約100キロの区間で復旧を断念し、BRT(バス高速輸送システム)化を進めてきた。この「気仙沼線・大船渡線BRT」が、残っていた工事を終え、当初の計画ルートで運転を始めた。JR東日本の春のダイヤ改正(3月16日)に合わせてのことで、震災から実に13年がたっている。なぜここまで時間がかかったのだろうか。 なぜ13年も? 最後の工事区間だったのは旧鉄道ルートの陸前矢作―竹駒間(岩手県陸前高田市)だ。気仙川にかかっていた橋(気仙川橋梁=きょうりょう)の復旧など、バス専用道にするための工事が一部残っていた。この橋は震災で津波が川を逆流した際、線路ともども押し流された。 筆者は21年12月と22年1月に陸前高田市を取材し、この区間を訪れている。このときは破壊された橋の撤去とともに、気仙川の改修工事を行っていた。津波対…
宇都宮市は19日、理想的な交通社会の実現に貢献した事業を顕彰する「第45回国際交通安全学会賞」の業績部門に、昨年開業した次世代型路面電車(LRT)に関する事業が選ばれたと発表した。受賞理由として「今まで路線電車になじみがなかった地域でのLRT開業は、人口が減少する中で地方都市の新たな公共交通の形を実現した」と評価された。 同学会は1974年設立の交通専門の国際的・学術的な研究機関。交通とその安全に関して顕著な業績が受賞対象となる。今回は17件の候補の中から選ばれた。事業は「自動車中心の生活という地域特性がある中、1000回を超える市民説明会を開催するなどして理解促進が進められてきた」として「住民との対話による協働を交えて実現した」点も評価された。
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