訪米中のトヨタ自動車の豊田章男社長は5日のミシガン州での講演で、「6年ほど先に燃料電池車を市場に出したい」と述べ、2015年までに商用生産を開始する方針を示した。 豊田社長は、石油の需要が世界的に急増している現状を踏まえ、「石油への依存がより少ない車を開発する」と表明。 家庭で充電可能な「プラグインハイブリッド車」を年内に発売するのに加え、12年にガソリンを使用しない「電気自動車」、15年までに水素と酸素の化学反応で発生した電気で動かす「燃料電池車」をそれぞれ投入する計画を明らかにした。(共同)