ブックマーク / baatarism.hatenablog.com (12)

  • 「増税なくして復興なし」だった財務省と野田政権 - Baatarismの溜息通信

    東日大震災の復興費用のための臨時増税を盛り込んだ復興財源確保法など復興関連法は30日の参院会議で、民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決、成立した。野田政権は復興財源に一定のめどをつけ、今後は消費増税と社会保障の一体改革に正面から取り組む方針だ。 政府が想定する当初5年間の復興費19兆円のうち、今年度第1、2次補正予算では6兆円を計上。この日の財源確保法の成立により、残り13兆円分と、1次補正で流用した年金財源2.5兆円の穴埋め分の計15.5兆円を確保する。 このうち10.5兆円は臨時増税でまかなう。2013年1月から所得税額の2.1%上乗せを25年間続けて7.5兆円を捻出するほか、14年6月から10年間にわたる住民税の年1千円上乗せで0.6兆円、来年4月から予定していた法人減税を3年間凍結して2.4兆円を調達する。 asahi.com(朝日新聞社):復興財源法が成立 臨時増税で10

  • 与謝野馨発言録 - Baatarismの溜息通信

    個人的な事情で、2ヶ月以上更新が滞ってしまいました。いろいろ書きたいネタはあるのですが、最近ブログを書く時間が取れないので、こんなことになっています。どうもすいません。 このブログでずっと批判してきた政治家と言えば、まず上げられるのが与謝野馨氏(自民→たちあがれ日→無所属で菅政権の経財相)ですが、震災以降、これまでの増税・デフレ志向の経済政策に加えて、東京電力や原発擁護でも批判されるようになりました。 もちろん、財務省を中心とした増税勢力や、経産省を中心とした原発推進勢力によって守られている与謝野氏が、そう簡単に辞めさせられることはないのですが、それでもプレッシャーは感じているのか、最近は暴言とも言える発言が目立つようになりました。 そこで、今回はそういう発言をいくつかまとめてみました。もし抜けているものがあれば、指摘していただければ幸いです。 2011年4月15日 与謝野馨経済財政相は

    与謝野馨発言録 - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2011/07/19
     その通りですね。 > 「与謝野氏の発言は、増税であれ原発であれ、国民生活を守る意志がないという一点で共通しているように思います。」
  • クルーグマン発言で思ったこと - Baatarismの溜息通信

    風邪をひいたり、個人的な事情があったりして、1月ほどブログの更新ができませんでした。いつも読んで下さっている方々には、申し訳ありませんでした。 さて、週刊現代に掲載されていたクルーグマンのインタビュー記事で、日銀に対してこれまでにない過激な発言をしたことが、話題になっているようです。 ―今回の参院選で躍進した「みんなの党」の渡辺喜美代表は、2%のインフレ・ターゲットを掲げるとともに、これを達成できない時は日銀総裁の解任を国会で検討してはどうかと言っていますが、どう思いますか。 クルーグマン 我々は中央銀行の独立性をずいぶん擁護してきました。しかし今や、この独立した中央銀行が、失敗による面目失墜を恐れるあまり、自国経済のためになることすら、やらない存在となっていることが不況の大きな原因なのです。 それは日銀だけではなく、FRBも同様です。国を問わず、根的には組織に問題がある。自分の仕事、そ

    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/08/24
     リフレ政策発動のきっかけはテロ・戦争と指摘。 > 「ただ、もしこのままデフレ不況が続いてしまうと、いずれは全然別の所からテロという手段に訴える者がでるのではないかという、一抹の不安は拭えません。」
  • バーナンキFRB議長講演に対する誤解について - Baatarismの溜息通信

    5月26日、バーナンキFRB議長が来日して日銀で講演を行いました。ただ、そのことを報じた記事の中に、バーナンキ氏の講演内容を曲解しているのでないかと思われるものをみつけました。 日銀行が26日開いた会議で、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長と日銀の白川方明(まさあき)総裁が講演した。それぞれの政府や議会が中央銀行の金融政策に「介入」する動きが出ているのに対し、政治との距離を保ち、「中央銀行の独立性」を守る姿勢で歩調を合わせた。 ■FRB議長「政策 自由に」 日銀総裁「物価偏重危険」 「政治のコントロールから離れ、自由に金融政策を決めるべきだという幅広い合意ができてきた」。バーナンキ議長は講演でこう切り出した。 講演では、中央銀行の独立性が保たれないと、不況の時には政治家から景気を必要以上に刺激するように圧力がかかる恐れがあると説明。圧力に屈すれば、「好不況の波が大きくなり、経

  • なぜ日本人は自由競争も所得再分配も嫌うのか? - Baatarismの溜息通信

    かつてこのブログで、日人は市場における自由競争と政府によるセーフティネットの双方に対する信頼が低いという話を取り上げたことがありました。このような傾向は、主要国では日だけに見られるようです。 「不可解な世論」について考えてみる - Baatarismの溜息通信 この話を取り上げていた経済学者の大竹文雄氏は、近刊の「競争と公平感」でも真っ先に(第一章第一節で)この問題を取り上げています。 競争と公平感―市場経済の当のメリット (中公新書) 作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/03/01メディア: 新書購入: 19人 クリック: 460回この商品を含むブログ (107件) を見る このの中で、大竹氏は日に市場競争と政府による再分配政策の双方を嫌う特徴が生まれた原因として、お互いをよく知り監視してきた狭い社会でのみ助けあいをしてきたためではないかと推測し

    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/05/24
      労働問題 > そうじゃね。 「日本人は個人よりも集団の利益を重んじる心を持っているわけではないそうです。」
  • 日銀が「産業政策」? - Baatarismの溜息通信

    4月30日の日銀金融政策決定会合では、政策金利の変更はなかったのですが、中央銀行としては異例の政策が検討されることになりました。 [東京 30日 ロイター] 日銀30日の金融政策決定会合で、成長基盤強化の観点から、民間金融機関による取り組みを資金供給面から支援する方法について検討することを決めたが、市場では新型オペや長期国債の買い入れ額の増額に追い込まれることで「量的緩和」の世界に逆戻りすることを避けたい日銀の意図がこの裏に隠されているのではないか、との思惑が広がっている。 日銀が成長基盤強化に向けた支援策検討、「量的緩和」圧力けん制との声 | ビジネスニュース | Reuters この「民間金融機関による取り組みを資金供給面から支援する方法」ですが、高橋洋一氏によると日銀が成長基盤強化のために必要と考えている環境・エネルギー関連産業に低利の資金供給を行うそうです。これは従来民間銀行や政府

    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/05/10
      うん、金融緩和回避第一のこの政策にはちっと違和感あるけど、知恵を絞ったのは悪いことじゃないよね。 さあて、銀行は動くのかどうか。 金は回るのかどうか、推移を見守りたいね。
  • 自民党マニフェストにリフレ政策採用 - Baatarismの溜息通信

    4/11の記事で、「最近の自民党では与謝野氏と対立する上げ潮派の復権が始まっているのではないか」という推測を書きましたが、この推測を裏付けるような話がありました。*1 自民党が夏の参院選に向けて策定したマニフェスト(政権公約)原案の全容が15日、判明した。名目国内総生産(GDP)の成長率を年4%とし、10年間で所得を5割アップさせることが柱。法人税率を現行の約40%から20%台へ大幅に引き下げることを盛り込むなど、景気対策に主眼を置く内容だ。消費税率の引き上げ方針も明記したが、具体的な税率は現段階で検討課題とし、今後執行部が詰める。週明けにも正式発表する。 鳩山政権は「成長戦略を欠いている」と批判する立場から、経済成長の数値目標を明確にした。4%成長実現により、毎年給与を3%、年金を2%上げると強調。日銀法を改正し、消費者物価で2〜3%の物価安定目標の設定を義務付ける。社会保障分野では、保

    自民党マニフェストにリフレ政策採用 - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/04/19
      インタゲはいいが、自民にリフレきるのか? 大幅に官僚切らないとだめだろ。 極小政府だろ、できるのか、自民に?
  • 日銀の嘘と詭弁 - Baatarismの溜息通信

    昨日(2/18)の定例記者会見で、白川日銀総裁はインフレターゲットについてこんなことを言ってました。 ――先日の国会審議でもインフレターゲットが議論になった。あらためて見解を聞かせてほしい。 「われわれが発表しているのは中長期的な物価安定の理解であり、物価安定はどういうものかという一種の定義だ。それについて各政策委員の理解を集めて、その結果は2%以下のプラスの領域であり、1%を中心と考えているということだ。これはあくまでも、中長期的に見た物価安定がどういうものかを明確に示したものだ」 「インフレーションターゲティングは金融政策を運営するときの枠組みの1つであり、英国やカナダ等では定着している。しかし、今回の金融危機を通じて、インフレーションターゲティングという枠組みについても反省機運が今、生まれてきているように思う」 「足元の物価上昇率が目標物価上昇率を下回る状況が長く続く下で、物価の動向

    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/02/22
      「生産性が低すぎて供給過少」て、そこから意味ずれてってね? ここで言う <生産性の向上> て、コストに対する効率をいかに上げるか、つまり、どうやって利益を出していく<構造>にしていくか、って意味じゃねの?
  • 渡辺喜美氏のとってもリフレな国会答弁 - Baatarismの溜息通信

    渡辺喜美氏については、昨年、麻生内閣時代の定額給付金の対応を巡って批判したことがあるのですが*1、今回ばかりはべた褒めしなければならないですね。w 渡辺議員「来、この国会はこうしたお金のスキャンダルの話ではなくて、如何にデフレギャップを解消するか、これを議論をする場だった筈であります。今、日のデフレギャップ、40兆円、まぁ内閣府が認めておられるだけでも35兆円あると、言われています。デフレギャップを放っておけば、失業率は高くなります。日の場合、今のデフレギャップでだいたい失業率が2〜3%程度、上に行きます。そして、失業者数で行くと、130万人から200万人程度増えます。労働者の正規・非正規で言ったら、非正規の方にしわ寄せが行きます。もっとしわ寄せが来るのは、新卒者の方です。来年春に卒業して、職の無い高校生が、どれだけいることか。こう言うデフレギャップを放置しておけば、雇用対策を延々と

    渡辺喜美氏のとってもリフレな国会答弁 - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/02/08
      みん党は、リフレ派ってことで。 > 「日銀法改正案でインフレターゲットについて言及されていないなど、まだ気になる点は残っているのですが、ここまで明確にリフレ政策を主張している政党は他にない」
  • デフレを議論すれば実体経済が悪化する? - Baatarismの溜息通信

    日銀は29日、昨年12月1日の臨時金融政策決定会合の議事要旨を公表した。それによると、政府が11月20日にデフレ宣言したことなどを踏まえ、「デフレをめぐる議論の広がりが、家計や企業のマインド面に悪影響を及ぼし、実体経済に対する下押し圧力が強まる可能性も懸念される」との指摘があったほか、多くの委員が11月下旬のドバイショックや急激な円高で新たなリスクが生じたとの認識を示した。 同会合では、固定金利で資金供給する新型オペレーション(公開市場操作)に関して「金融面から景気回復を支援する最も効果的な手段」との見解で一致し、導入を決定。同オペについては「政府の取り組みとも相まって企業・家計のマインド安定効果も期待される」との指摘もあった。 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010012900368 委員は、最近の金融市場の動向やそれが実体経済に及ぼす影響につい

    デフレを議論すれば実体経済が悪化する? - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/02/01
      考えれば考えるほどおかしいと思うのは、受け取ったニュアンスの違いかも? それぞれの立場によって、受ける印象が変わる(若干舌足らずな)言い方だったかもしれない。 また、揚げ足取りも、よくない。
  • 日銀の「量的緩和」について - Baatarismの溜息通信

    12/1に日銀は臨時金融政策決定会合を開き、新たな追加緩和策を決めました。 今回の緩和策について、マスコミでは「10兆円を資金供給」とか「量的緩和」といった報道がなされていますが、どうも色々調べているとそんなものではないようです。 面白いことに、代表的なリフレ派の経済学者である田中秀臣さん(id:tanakahidetomi)と、JBpressで日銀寄りの主張をしているバジョット氏が、共にこのようなマスコミ報道の内容を否定し、「量的緩和」ではないとしています。 群馬の講義を終えて、臨時の政策委員会・金融政策決定会合が開催されているのをラジオのニュースで聞きましたが、帰宅したら落ち着く間もなく連発で雑誌の取材を受けたのです。そこでも話したのですが、今回の日銀行の政策はいわゆる「時間軸効果」(低い金利にすると宣言することで経済主体の将来の短期金利予想を低める政策)を中心として、おまけで結果と

    日銀の「量的緩和」について - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2009/12/07
      「日銀が一週間でこれだけ多額の資金供給を行っていることは、日本経済にとっては良いことです。この一週間で円高傾向が止まり、株価も上がったのは、この効果だと思います。」
  • 金融関係者の反リフレ論について - Baatarismの溜息通信

    勝間和代さんが菅直人副総理にリフレ政策を訴えてから、ネットでも再びリフレ政策に関する論争が盛り上がりましたが、その中で目立つのが金融関係者による反リフレ政策の意見です。ただ僕が見たところ、どうも問題が多い意見が多いと思うので、今回がいくつかの意見について取り上げてみたいと思います。 まず、藤沢数希氏のブログ「金融日記」です。このブログには以下のような記事がありました。この記事では日の潜在成長率が低いことがデフレの原因だと主張しているのですが、この主張のキーになる部分は以下の部分だと思います。 次にアメリカの長期国債と日の長期国債のリターンを考えましょう。 国債の実質的なリターンは金利からインフレ率を引いたものです。 これは実質金利と呼ばれます。 物価が下がっているとお金の価値は上がるのでたとえ金利がゼロでも国債は高いリターンを出しているのと同じです。 ここでアメリカ国債の実質金利をR(

    金融関係者の反リフレ論について - Baatarismの溜息通信
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2009/11/30
      id:entry:17643243 (経済学:科学:法則をみつける学問/金融工学:工学:アプローチを見つける学問) / ★ インフレ目標の採用で名目長期金利が上昇(フィッシャー効果)し保有債券の評価損が生じるとの誤解。
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