第22回参議院選挙が先月24日に公示され、7月11日の投票へ向けて選挙戦がスタートした。「みんなの党」や「たちあがれ日本」などのミニ政党が乱立する中、既成政党に対する不満票がどこへ流れ、どの政党が”第三極”になりえるかがポイントとなりそうだ。 そんな中、宗教団体「幸福の科学」を母体とする団体「幸福実現党」へ、一人の現職議員が入党している。元「改革クラブ」の大江康弘参議院議員だ。今年の4月23日に舛添要一前厚生労働相が自民党を離党し、改革クラブへ合流して「新党改革」を旗揚げする際、大江氏はこれに異を唱えて脱退。5月14日付で「幸福実現党」への入党を発表した。ただし、教団へは入信しないという。 先の総選挙で大川隆法総裁を含む337人を擁立しながら全員が落選し、供託金11億円以上を没収された同党は、これにより国会で初めての議席を獲得したことになる。教団が率いる政党へ入党した経緯や、改革クラブを脱