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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (23)

  • hamachanブログ2023年ランキング発表 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    まだ年末までに半月ありますが、そろそろ今年の総決算ということで、ブログの2023ランキングを発表します。 まず第1位は、これは正直やや意外でしたが、7月の「ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲) 」でした。これはそもそも昨年のランキングで第3位になった記事ですが、昨年は朝日新聞の耕論に対するコメントだったのを、今年田野さんのが出て話題になっていたので再掲したものです。 私はそもそもこの問題をナチス側からではなくナチスに叩き潰された社会民主党や労働組合の側から見ているので、こういう感想にならざるを得ないのです。 ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲)(ページビュー数:5,905) 最近、田野さんのが話題になっているということなので、この点はきちんと明確にしておかなければならないと思い、昨年のエントリをそのまま再掲することにしました。 http://eulabourlaw.cocolog-nift

    hamachanブログ2023年ランキング発表 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2023/12/15
    リンクだけにしてよ〜。めちゃ読みにくい。
  • 「応援手当」といういかにもメンバーシップ型助成金 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    労働新聞の記事に、 両立支援助成金拡充 “応援手当”支給を後押し 育休時に最大125万円 厚労省来年度 厚生労働省は令和6年度、両立支援等助成金を拡充し、育児休業取得者の業務を代替する労働者に“応援手当”を支給する中小事業主向けの新コースを設定する考えだ。業務引継ぎの体制を整備して手当を支給した場合に、育休取得者1人につき最大125万円を助成。代替要員の新規雇用に対しても最大67.5万円を支給する。短時間勤務など、育児期の柔軟な働き方に関する制度を複数導入した企業を支援するコースも創設する。 この「応援手当」、記事によると、「育休育児短時間勤務期間中の業務体制を整備するために、業務を代替する周囲の労働者への"応援手当"(業務代替手当)を支給」云々とあり、自分もけっこうな量の仕事を担当している「周囲の労働者」が育休で抜けた同僚の分まで「応援」することを前提とした制度設計になっているようです

    「応援手当」といういかにもメンバーシップ型助成金 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源』(白水社)をお送りいただきました。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b621504.html と、書くと、えっ?と思われる方も多いかも知れません。 いや、正真正銘の、あのひげのおじさんのマルクスのです。ただし、浩瀚なマルクス・エンゲルス全集には収録されていない稀覯論文です。 なぜ収録されていないか?それは、レーニンや、とりわけスターリンの逆鱗に触れるような中身だからです。 タタールの軛がもたらしたものは? なぜロシアは膨張したのか? クリミア戦争下構想され、数奇な運命を辿ったマルクスによるロシア通史。 「ロシアが欲しいのは水である」 資主義の理論的解明に生涯を捧げたマルクス。彼はこの『資論』に結実する探究の傍ら、一八五〇年代、資の文明化作用を阻むアジア的社会の研究から、東洋的専制を発見する

    カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2023/03/25
    「エリノアの手になる本書は歴史の闇に葬られ」→「エリノアの手によって」 「さらに、ソ連・中国の社会主義を東洋的専制の復活を見た」→「社会主義に」だよね? この短い文章に二つも誤植があるの不安だ
  • ベルギーの労働組合の三原色 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これはベルギーの首都ブリュッセルの真ん中にあるモネ劇場の前の広場に、労働組合のデモ隊が集まった写真です。ここのところの急激なエネルギー価格の高騰を受けて、賃上げを抑制する賃金法の撤廃を求めて大集会ということのようですが、ここでは写真を彩っている「色」に注目。 https://socialeurope.eu/belgium-heat-rising-over-cost-of-living 手前の集団は赤い服を着て、赤い旗を振り、赤い風船を浮かべています。中間の集団は青い服を着て、青い旗を振り、青い風船を浮かべています。向こう側の集団は緑色の服を着て、緑色の旗を振り、緑色の風船を浮かべています。ちょうど光の三原色に相当する赤、青、緑は、それどれ、ベルギーの三大労働組合のシンボルカラーです。 赤は社会主義系労働組合(Fédération Générale du Travail de Belgiqu

    ベルギーの労働組合の三原色 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/10/15
    "赤は社会主義系労働組合(…)、青は自由主義系労働組合(…)、緑はキリスト教系労働組合(…)ですが、別にイデオロギーや宗教で喧嘩をするわけではなく、労働者の権利利益のために仲良く一緒にデモをしています"
  • 賃金はなぜ上がらないのか-労使関係論的説明 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『日労働研究雑誌』10月号は「労使関係における集団の意義」が特集です。 https://www.jil.go.jp/institute/zassi/new/index.html 提言 労働組合運動再構築への視座 新川敏光(法政大学教授) 解題 労使関係における集団の意義 編集委員会 論文 日的雇用慣行における集団─労使関係と賃上げを中心に 呉学殊(JILPT統括研究員) 労働法における集団の意義・再考─労働者代表による労働条件決定をめぐる法的課題 桑村裕美子(東北大学教授) 「男女平等参画」から「クミジョ」へ─労働組合における女性の代表性の現状と課題 田一成(武庫川女子大学教授) 労使交渉におけるフォーマルとインフォーマル 青木宏之(香川大学教授) 経営側から見た「集団」の意義 田中恒行(社会保険労務士) 社会政策の形成と労働者集団の役割─戦後日の労働組合による最低賃金制運動を中心

    賃金はなぜ上がらないのか-労使関係論的説明 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/10/15
    "個別企業レベルで「よかれ」と思って行った労働組合の交渉力の抑制が日本全体の賃金引上げや経済にマイナス効果をもたらす合成の誤謬につながったのではないか"
  • 理性的な左翼と無責任な右翼 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例によってソーシャル・ヨーロッパから、最近の欧州の極右の伸張ぶりについてのコメント、題して「Reasonable left, irresponsible right」(理性的な左翼、無責任な右翼)ですが、もちろんこのタイトル自体がある種の皮肉です。 https://socialeurope.eu/reasonable-left-irresponsible-right Against this backdrop, while the left is trying to develop programmes and instruments to master the crises, to stem the decline in prosperity and the social costs for ordinary people, those on the hard right are bet

    理性的な左翼と無責任な右翼 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/10/15
    "こうした「ザ・システム」に対する根本的な批判を提供することは全く新たな現象ではない。驚くべきことは、極右がマルクス主義知識人(…)の特権であったものをハイジャックしてしまったということだ"
  • 財やサービスは積み立てられない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    社会保険研究所の月刊誌『年金時代』5月号に、「財やサービスは積み立てられない」を寄稿しました。 中身は、ブログで折に触れ書いてきたことですが。 http://homepage3.nifty.com/hamachan/nenkinjidai1205.html この問題は、いまから十年前に、連合総研の研究会で正村公宏先生が、「積立方式といおうが、賦課方式といおうが、その時に生産人口によって生産された財やサービスを非生産人口に移転するということには何の変わりもない。ただそれを、貨幣という媒体によって正当化するのか、法律に基づく年金権という媒体で正当化するかの違いだ」(大意)といわれたことを思い出させます。 財やサービスは積み立てられません。どんなに紙の上にお金を積み立てても、いざ財やサービスが必要になったときには、その時に生産された財やサービスを移転するしかないわけです。そのときに、どういう立

    財やサービスは積み立てられない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/10/15
    年金は賦課方式でも積立方式でも同じという指摘
  • これぞジョブ型、丸亀製麺@アメリカ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    インチキジョブ型論への解毒剤として、昨日はアカデミックな自動車産業労働研究を紹介しましたが、も少し下世話なレベルでジョブ型ってものの質がよく分かる記事がありました。 https://blog.btrax.com/jp/japan-dx-challenges/(アメリカの丸亀製麺から考える日DXが進まない当の理由) ・・・そこであることに気づいた。 「めっちゃ人多くない?」と。それも、お客さんだけではなくて、従業員の数が。 従業員がめっちゃいる。列に並んでいる客と同じぐらいに。そして、それぞれのスタッフが “一つ” の作業しかしていない。 ・・・そう、それぞれの工程がきっちりと分業されており、それぞれの “担当者” が決まっている。言い換えると、一人につき一つの作業が割り当てられているのだ。 ざっと見ただけでも下記が担当で分かれてる。 オーダーを取る人 麺を準備する人 麺を茹でる人

    これぞジョブ型、丸亀製麺@アメリカ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/03/22
    すき家が酷すぎる
  • メンバーシップ型社会の量子力学的構造(改題の上再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨年6月にアップしたエントリをそっくりそのまま再アップしておきます。なにも付け加えるべきことはありません。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-a7954d.html(ジョブ型とメンバーシップ型のねじれた議論) ========================================= みずほ銀行のシステム障害の報告書をめぐって、こういうツイートがあったのですが、 https://twitter.com/_innocent2017/status/1406076301153386498 みずほ銀行のシステム障害に関する調査報告書が話題になってますね。 その中でも「声を上げて責任問題となるリスクを取るよりも、持ち場でやれと言われていることだけをやった方が組織内の行動として合理的となる企業風土」という趣旨の原因分析

    メンバーシップ型社会の量子力学的構造(改題の上再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/01/17
    voice の諸相
  • 「憎税」左翼の原点? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これは、拉致問題の絡みで旧日社会党を批判するという文脈で持ち出されている古証文ではあるんですが、 https://twitter.com/nittaryo/status/1270557950738825217 「『北朝鮮はこの世の楽園』と礼賛し、拉致なんてありえないと擁護していた政治家やメディア」 と言われても実感が湧かない皆さんに、証拠を開示しよう。これは日社会党(現社民党)が1979年に発行した「ああ大悪税」という漫画の一部。北朝鮮を「現代の奇蹟」「人間中心の政治」と絶賛している。 その文脈はそういう政治話が好きになひとに委ねて、ここでは違う観点から。と言っても、ブログでは結構おなじみの話ですが。よりにもよって「ジャパン・ソーシャリスト・パーティ」と名乗り、(もちろん中にはいろんな派閥があるとはいえ)一応西欧型社民主義を掲げる社会主義インターナショナルに加盟していたはずの政党が、

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  • 社会なんてものはないのかあるのか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    かつてイギリス保守党のマーガレット・サッチャー首相は、「社会なんてものはない」(There is no such thing as society.)という名言(迷言)で世を感心(寒心)させましたが、その40年後の後継者であり、EU嫌いという点ではまことに共通点のあるボリス・ジョンソン首相は、「社会なんてものはあるんだ」(There is such a thing as society.)と、真逆のことを語ったようです。 https://www.theguardian.com/politics/2020/mar/29/20000-nhs-staff-return-to-service-johnson-says-from-coronavirus-isolation Boris Johnson has stressed that “there really is such a thing as

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    ChieOsanai
    ChieOsanai 2020/03/31
    LGBT は無いけどな
  • ユダヤ教超正統派のベーシックインカム@ユヴァル・ノア・ハラリ『21Lessons』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ユヴァル・ノア・ハラリ『21Lessons』を読んでいると、第2章の雇用のところでちょっと面白い記述に出会いました、この章は例によって「あなたが大人になったときは仕事がないかもしれない」という雇用消滅論をめぐってのエッセイですが、そこから例によってベーシックインカムの話にいった挙句に、さすがイスラエルの学者らしく、ユダヤ教超正統派の話が出てきます。あの独特の姿の人々は、エルサレムでもアントワープでもよく見ましたが、こういう観点からの文章は初めて見ました。 ・・・最低所得保障が当に目標を達成するためには、スポーツから宗教まで、何かしらの有意義な営みで補わなければならない。ポスト・ワーク世界で満足した人生を送る実験が、これまで最も大きな成功を収めているのはイスラエルかもしれない。この国では、ユダヤ教超正統派の男性の約半分が一生働かない。彼らは聖典を読み、宗教的儀式を執り行うことに人生を捧げる

    ユダヤ教超正統派のベーシックインカム@ユヴァル・ノア・ハラリ『21Lessons』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 二極化の神話 またはおっさんずジョブの衰退とねえちゃんずジョブの興隆 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ソーシャル・ヨーロッパにゲルマン・ベンダー氏が「The myth of job polarisation may fuel populism」(二極化の神話がポピュリズムを掻き立てる)という短い文を寄稿しているんですが、これが大変面白い。 https://www.socialeurope.eu/the-myth-of-job-polarisation-may-fuel-populism 21世紀になってから流行し、ほとんど常識化している労働市場の二極化、ってのは実は現実の姿では無くて神話に過ぎないという話と、それがアカデミズムだけじゃなくて一般社会に大きな影響を及ぼしたために、ポピュリズムがはやってしまった、という批判なんですが、まずその二極化が神話だという話。 何が「神話」だと言っているかというと、低技能労働者と高技能労働者が増えて中間層が減っていくという認識が間違っていると言うんです。

    二極化の神話 またはおっさんずジョブの衰退とねえちゃんずジョブの興隆 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 濱口桂一郎は嫌いでも、日本の労働法政策は嫌いにならないで: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    沼田ロクロウさんが『日の労働法政策』をお買い上げいただいたとのことです。 https://twitter.com/numatarokurou2/status/1061920209101942784 濱口桂一郎氏の『日の労働法政策』を買ってきた。県内の書店に置いてあるとは思わなかった。1冊しかなかったのですぐゲット。 分厚い。重い。外に持ち歩いて読むのは無理だ。 率直に言って、僕は著者がかなり嫌いなんだけど、論理の鋭さと歴史叙述の正確性は信頼しているので、レファレンスとして。 濱口桂一郎は嫌いになっても、『日の労働法政策』は嫌いにならないでください…、なんてことを言ってる場合じゃないな。 いや、こういう沼田ロクロウさんのような、わたくし(の議論の方向性?)を嫌っていても、その論理と歴史叙述を信頼してくださる方こそ、当の意味での有難い読者だと思っています。 世の中には、言っていることの

    濱口桂一郎は嫌いでも、日本の労働法政策は嫌いにならないで: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2018/11/18
    引用部分は引用と判るように書いてほしい
  • 「こんな仕事をするために、この会社に入ったのではない!」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    拙著を読んでいる人には耳タコな話ではありますが・・・・。 あるブログにこんなエントリがありまして、 http://seto-konatsu.hatenablog.com/entry/2017/07/08/%E3%80%8C%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%81%A3%E3%81%9F_1 「こんな仕事をするためにこの会社に入ったんじゃない」「電話番をするために入社したんじゃない」「雑用をするために就職したんじゃない」 最近はこのように主張する若者や、こう言って辞めてしまう新入社員がいるのだという。

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  • 右翼こそが女性の自由と解放を体現? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    水島治郎さんので繰り返し論じられていることではありますが、こういうシンボリックなかたちで演じられてしまうと、改めて、近代ヨーロッパが作り上げた価値観を体現しているのは右翼政党なのか!?という何とも言えない奇妙な気分になります。 http://www.cnn.co.jp/world/35096984.html (仏FNのルペン氏、レバノンでベール着用拒否 会談中止に) ベイルート(CNN) 仏大統領選の有力候補とされる極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首は21日、訪問先のレバノンでイスラム教の女性が頭を覆うスカーフの着用を拒否し、予定されていた大ムフティ(イスラム法最高権威者)との会談を中止した。・・・ FNのフィリポ副党首は直後にツイッターでこの件に言及し、「フランスと世界の女性たちに向けた自由と解放のメッセージだ」と称賛した。 ルペン氏はかねてイスラム教のベールに反対の立場を示し、公

    右翼こそが女性の自由と解放を体現? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2017/02/23
    とまれ、文化左翼は滅びるべきである
  • 俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松崎一葉『クラッシャー上司-平気で部下を追い詰める人たち』(PHP新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。 自分の出世のために、次々に部下をつぶしていく人の精神構造と対処法を、数多くの実例に接した精神科の産業医がやさしく解説。 クラッシャー・ジョウじゃなくって、クラッシャー上司です。 著者の松崎さんは数少ない産業精神医学の専門家。いじめパワハラが大きな問題となり、電通第二事件が世情を賑わしている今日、是非多くの人々に読まれるべきです。 とともに、そこに描かれているいくつもの実例を読む進むにつれ、圧倒的に多くの組織人たちは、「あっ、これ、我が社にもあるある」という思いを何回もするでしょう。そう、「多くの会社、組織のメンタルヘルスを見てきたものの経験値として、一部上場企業の役員のうち数人は「クラッシャー上司」がいる、ということはできるだろう」と著者は述べています。 彼らクラッシ

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    ChieOsanai
    ChieOsanai 2017/01/09
    "彼らクラッシャー上司たちは一種の発達障害なのですが" さらっとすげー迂闊なこと書いてるな
  • 労働組合は賃金カルテルだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「ニュースの社会科学的な裏側」さんに、評論家相手に詰まらん喧嘩を売るな、と諭されたこともあり、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/--9bf9.html(「犬もわない池田-濱口論争を整理」されました) 淡々と、事実のみを指摘し、労働問題に関心のある方々への参考としたいと思います。そうしておけば、変なイナゴも湧いてこないでしょうし。 さて、例によって池田信夫氏のつぶやきですが、 http://twitter.com/#!/ikedanob/status/80854685522739200 >労働組合は賃金カルテル。ワグナー法までは違法だった。 例によって、半分だけ正しいというか、一知半解というか、いやいやそういうことを言ってはいけないのであった。どこが正しいかというと、 1890年のシャーマン反トラスト法が、連邦最高裁によっ

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  • 水島治郎『ポピュリズムとは何か』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    時宜に適したという言葉が、今現在これほどどんぴしゃに当てはまるはないでしょう。水島治郎さんより新著『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。 http://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/12/102410.html イギリスの国民投票でEU離脱が多数を占め、アメリカではトランプが大統領に当選するという「アヌス・ホリビリス」の年末を飾るにふさわしいですが、例によってすっぽこすっぽこ刊行される粗製濫造新書と違って、そこはさすが中公新書、かつて『反転する福祉国家』でオランダモデルともてはやされるオランダの「影」の部分と、しかしそれが「光」と表裏一体であることを見事に浮き彫りにして見せた水島さんの手により、現代ポピュリズムを論じる際に必携の一冊となっています。 イギリスのEU離脱、反イスラム

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  • 海老原嗣生『お祈りメール来た、日本死ね』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    というわけで、さっそく海老原嗣生さんの『お祈りメール来た、日死ね』(文春新書)が届きました。 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166611058 海老原さんも『雇用の常識』(ちくま文庫)のような総論型のととともに、特定のトピックにフォーカスしたもいろいろ出されていて、若者の就職問題を取り上げたも、5,6年前に扶桑社信書から出された『若者はかわいそう論のウソ』や『就職、絶望期』以来になります。 いうまでもなく議論の大筋はその時の延長線上にありますが、今回のはその間にとりわけフランスなどヨーロッパ諸国を実際に見てきて、その雇用の実情を目の当たりにしてきた経験がたっぷりと盛り込まれています。 そのかなりの部分はニッチモで出している『HRmics』誌上で書かれたことなので、海老原さんをずっとウォッチしている人にとってはそれほど目新しい情報で

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