宇宙そのものが巨大なブラックホール? 暗黒エネルギーを説明する新説 2007年10月12日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) John Borland 2007年10月12日 ブラックホール近傍の想像図 Image: NASA 韓国高等科学院(Korea Institute for Advanced Study)の物理学者Jae-Weon Lee氏による興味深い示唆が、『New Scientist』誌に掲載された。 宇宙の膨張を加速させる力の源と思われる、謎の多い「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」は、宇宙自体がブラックホールに似た構造を持つことから生じている可能性があるというのだ。 量子物理学では、何もない空間は、実際には仮想的な粒子・反粒子の対で満たされているという仮説を立てている。対になった粒子と反粒子が、瞬時のうちに生成と消滅を繰り返しているというの
UPDATE カリフォルニア州パサデナ発--科学者らは、今後50年間の宇宙探査でほかの生命体を発見できると期待している。 宇宙飛行50周年を数週間後に控えた米国時間9月20日、航空宇宙工学の技術者、宇宙企業家、宇宙飛行士らがカリフォルニア工科大学(CIT)に集まり、過去を振り返るとともに、今後50年間の宇宙探査について議論している。 「50 Years in Space(宇宙に見る50年)」と題されたそのカンファレンスが、2日間の日程で開催されている。そこでは、1957年10月4日にソビエト連邦が行った人工衛星スプートニクの打ち上げが大きく取り上げられた。宇宙飛行士で元上院議員のHarrison "Jack" Schmitt氏は、スプートニクの打ち上げについて、「知的社会に激震」が走り、宇宙に対する関心を引き起こした最初の出来事だったと語った。たしかに、米国は翌年の1958年11月に航空宇
量子力学とか宇宙論の本がたくさん出ているが、サイエンス・ライターの類が書いたのはやめたほうがいい。この分野では、議論はすべて実験データと数式で進められるので、そういう1次情報を理解していない素人がわかりやすい「イメージ」を書いたものは、信用できない。 では専門家が書いたものがいいかというと、必ずしもそうはいかない。リサ・ランドール『ワープする宇宙』は、前半は普通の素粒子物理学の歴史や解説だが、著者の本領である「余剰次元」の話はさっぱりわからなかった。著者は、いろいろな例をあげてわかりやすく説明する努力はしているし、翻訳もこなれているのだが、そもそも実験や数式で証明するしかない学説を図で解説してもらっても、それが正しいのかどうかはわからないし、余分な次元がかりにあるとして、so what? その点で本書は、前に紹介したサスキンド『宇宙のランドスケープ』と同じく、人間原理をテーマにしている
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