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2011年10月16日のブックマーク (7件)

  • 第一種過誤を恐れる物理学者、第二種過誤を恐れる経済学者 - himaginary’s diary

    CERNが光速を超えるニュートリノを観測したという今話題の発見に事寄せて、Econospeakでピーター・ドーマンが経済学者と物理学者の統計的過誤への態度の違いについて論じている。 以下はその概要。 今回のOpera(Oscillation Project with Emulsion-Tracking Apparatus)チームの発見について、プロジェクトに関わっていたメンバーの中には自分の名前を出さないように要請した者もいたという。 その理由は、これだけ常識を覆す発見だと、誤りである可能性もまた大きいからである。測定誤差が12メートルあれば、結果は引っ繰り返る。 後に誤りと判明した発見に自分の名を連ねた物理学者は、経歴に回復不能に近い傷を負う。以前説明したように、自然科学者は第一種過誤(偽陽性)を非常に深刻に受け止めるのだ。反面、第二種過誤(偽陰性)はそれほど問題にならない。 一方、経済

    第一種過誤を恐れる物理学者、第二種過誤を恐れる経済学者 - himaginary’s diary
    Cru
    Cru 2011/10/16
    他の学派を攻撃するときは「実はホントでした」を恐れてるようには見えないのはどうしたわけか。経済学が扱うのはIS-LMですら全称命題ではない――というよりモデル化が不完全なんだろうな。そもそも単純モデルに還元
  • マルクスは正しかったか?・補足 - himaginary’s diary

    昨日紹介したルービニのインタビュー動画には英語字幕が付いていたが、その字幕には誤りと思われる部分がある。ちなみに動画の前半部はこちらのブログで独自にトランスクリプトが起こされており、そちらの方が―― rough transcriptと断っているようにやはり完全ではないものの(ルービニの発音のせいで採録に苦労したとの由)――全体的には正確なように思われる。 字幕の誤りと思われる例: There's options devaluating → There's an option value (in) waiting. They claim they're not doing pacts → They claim they're not doing cutbacks labor holding → labor hoarding that ratio becomes higher → debt r

    マルクスは正しかったか?・補足 - himaginary’s diary
    Cru
    Cru 2011/10/16
    サッチャーレーガン以来の政策でソ連が崩壊し新自由主義まんせーになったのが契機のような気も。「修正資本主義」に立ち戻るのがいんでないのかなぁ
  • アセモグルの主張する「東條英機の論理」 - himaginary’s diary

    ミネアポリス連銀のRegion誌インタビューが、今回はアセモグルを取り上げた(Economist's View経由)。その中で温暖化対策についてかなり楽観的な見解―― 一見したところ、池田信夫氏がこのエントリで批判対象にした主張と近いようにも見える――を述べているので、以下に訳してみる。 The focus shouldn’t be on slowing down economic activity, but on changing its composition and changing the type of technological changes that the market generates. Moreover, and importantly, we expect there to be a distinctive cumulative aspect to researc

    アセモグルの主張する「東條英機の論理」 - himaginary’s diary
    Cru
    Cru 2011/10/16
    技術革新のインセンティブ設計をするにせよ、研究投資を活発化させるには経済を活性さする必要があり、その必要条件として早急に電力供給を何とかしなければならない…というリアリズムはありだと思うんだが。現政権
  • コント:ポール君とグレッグ君(2011年第9弾) - himaginary’s diary

    富裕層への課税強化について、クルーグマンとマンキューが、同じ団体(Tax Policy Center)のデータをソースにしながらも、およそ正反対のことを述べていた。特にお互いへの言及は無いが、両者の考えの違いが際立つ好例なので、以下にまとめておく。 ポール君(9/20) 富裕層の払う税金のシェアが上がったからと言って、彼らが抑圧されているということになるのかね? Tax Policy Centerが良く使う技法を用いて、1979年から2005年に掛けて税引き後所得に税制変更が与えた変化を見てみると、超々富裕層が恩恵を受けたことが分かる(下図)。これはこの間に大きく進展した格差拡大のごく部分的な要因に過ぎないが、税制は格差を抑えるのではなく広げる方向に働いたのだ。それに異を唱える人は、この問題のみならず一般に信頼すべきではない。 グレッグ君(9/20) 「バフェット・ルール」についていろんな

    コント:ポール君とグレッグ君(2011年第9弾) - himaginary’s diary
    Cru
    Cru 2011/10/16
    所得再分配は「階級闘争」なのかな? 現在の需要不足の元で国内市場を大きくする経済政策的効果が重要なんではないかしらん?
  • 迫る津波を前に命がけで水門を閉めた消防団員たち253人の犠牲者を生んだ重すぎる「社会構造の矛盾」

    1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。 「生き証人」が語る真実の記録と教訓~大震災で「生と死」を見つめて 吉田典史 震災から5ヵ月以上が経った今、私たちはそろそろ震災がもたらした「生と死の現実」について、真正面から向き合ってみてもよいのではなかろうか。被災者、遺族、検死医、消防団員、教師、看護士――。ジャーナリストとして震災の「生き証人」たちを詳しく取材し続けた筆者が、様々な立場から語られた「真実」を基に、再び訪れるともわからない災害への教訓を綴る。 バックナンバー一覧 今回の震災で死亡したり、行方不明とな

    迫る津波を前に命がけで水門を閉めた消防団員たち253人の犠牲者を生んだ重すぎる「社会構造の矛盾」
  • なぜこれほどの尊い命が失われてしまったか検死医が目の当たりにした“津波遺体”のメッセージ

    1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。 「生き証人」が語る真実の記録と教訓~大震災で「生と死」を見つめて 吉田典史 震災から5ヵ月以上が経った今、私たちはそろそろ震災がもたらした「生と死の現実」について、真正面から向き合ってみてもよいのではなかろうか。被災者、遺族、検死医、消防団員、教師、看護士――。ジャーナリストとして震災の「生き証人」たちを詳しく取材し続けた筆者が、様々な立場から語られた「真実」を基に、再び訪れるともわからない災害への教訓を綴る。 バックナンバー一覧 3月11日午後2時46分。東北地方を

    Cru
    Cru 2011/10/16
    "この地域に住みながらも"って"牡鹿半島(おじかはんとう)よりも"南の地域じゃ津波は大分縁遠かった筈。最後の大きな津波は江戸時代初めだからなぁ
  • マスコミは泣きじゃくる被災者に堂々と取材せよ 報道の本質とかけ離れた「えくぼ記事」の害悪 | JBpress (ジェイビープレス)

    1986年春、私が大学を卒業して新聞記者になりたての頃、赴任先の三重県津市での話だ。夜「知的障がい者」の合唱コンサートがあるというので、カメラを片手に県のホールに出かけた。 当時の私の担当は警察署で、交通事故や火事で人が死んだ、重体だ、とそんな取材ばかりしていた。こういう「福祉もの」ほか「街ダネ」は、私のような一番下っぱ、取材技術の未熟な新人記者の仕事になっていた。 支局の事務所に「行事のお知らせ」とかいうファクスが来る。デスクが「烏賀陽君、これ見に行っておいて」と私に「振る」のだ。 会場のホールに入る。受付で名刺を出して来意を告げると、中から初老のやせた男性が出てきた。きっちりした背広を着ている。その福祉施設の理事長、と名刺に書いてあった。 「あんたが朝日サンかいな」 孫のような23歳の私を見た理事長は、ニコニコしながら言い放った。 「あんたら、コロシやタタキやいうて殺伐とした記事ばかり

    マスコミは泣きじゃくる被災者に堂々と取材せよ 報道の本質とかけ離れた「えくぼ記事」の害悪 | JBpress (ジェイビープレス)
    Cru
    Cru 2011/10/16
    いまだ記憶生々しい現在には信じられんかもしれんが”「2階にいた人は死なずに済んだ」など”は、阪神大震災以前から言われてたことなんだよな。伝承が風化するのは避けがたい