先週末に実施された欧州議会選挙において、英国では極右政党UKIP(英国独立党)が第一党に大躍進しました。 前回の記事で紹介したOWEN JONES オーウェン・ジョーンズの『Chavs: La demonización de la clase obrera(チャブズ―労働者階級の悪魔化)』は、新自由主義プロパガンダにおいてチャブズが果たした役割を明らかにするものだったのですが、チャブズと呼ばれる白人の労働者階級が極右勢力の支持基盤ともなっていることから、ファシズム台頭の背景を探る手がかりにもなります。そこで、本の内容が良く纏まっていたエル・ディアリオ紙掲載のジョーンズのインタビューを紹介しておきます。 オーウェン・ジョーンズ・インタビュー オーウェン・ジョーンズ以前には、チャブ(chav)は英国好きな人たちのための言葉であった。自宅がある公営住宅の入り口でフライドチキンを食べるジャージ姿の
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