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ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (5)

  • 中国的ベストセラー『ひとりぐらしも5年め』 - 漫棚通信ブログ版

    書店に行くと、ビニールのかかっていない、シュリンクされてないマンガ、の棚があります。益田ミリとか『ダーリンは外国人』とか、女性に人気のオシャレ系というかイラスト系というかエッセイ系というか、そっち方面のマンガが棚にずらっと並んでます。 こういうマンガがヒットしますと、ロングセラーになるみたいですね。そこそこ評判になっても、数年、早ければ数か月で書店から消えてしまうマンガもあるというのに、それとは対照的。 たとえばこれ。 ●たかぎなおこ『ひとりぐらしも5年め』(2003年メディアファクトリー、980円+税、amazon) 初版が2003年発行で、私の買ったのが2012年発行の23刷。ここ十年、おそらく途切れることなくずっと書店の棚にささっていたのでしょう。すごいなあ。 内容はエッセイコミックというかイラストエッセイというか。20代女性が東京でひとり暮らしを始めると、買い物や炊事がどんな感じに

    中国的ベストセラー『ひとりぐらしも5年め』 - 漫棚通信ブログ版
    DRUMSCO
    DRUMSCO 2013/03/12
  • キンドルでマンガを読む - 漫棚通信ブログ版

    買っちゃいましたよ、Kindle Paperwhite。ハヤリモノに弱くてすみません。ネットでは予約してなかったのですが、ご近所のケーズデンキに行くと、ソニーの電子書籍リーダーと並んでフツーに売ってました。 やっぱ「E Ink」はそうとうなスグレモノ。PCiPadの液晶画面でマンガや文章をけっこう読んできましたが、いやーキンドルペイパーホワイト楽だわ。液晶とちがって目はまったく疲れないし、暗いとこでも明るいとこでも平気という点は、紙の印刷物よりすぐれてるかも。 実際ここしばらく、キンドルでずっと小説を読んでましたが(冲方丁『光圀伝』ね。中巻が終わって下巻にはいったところ)、ほんとすらすら読めちゃいます。それになんつっても物理的に軽いのが楽。寝っ転がって片手で持っててもまったく苦になりません。読めない字やわからない単語があれば、そこを指で押さえて反転させれば「デジタル大辞泉」がたちあがって

    キンドルでマンガを読む - 漫棚通信ブログ版
  • 幸福で不幸な『鉄腕バーディー』完結 - 漫棚通信ブログ版

    ゆうきまさみ『鉄腕バーディー』終わっちゃいましたねー。 ●ゆうきまさみ『鉄腕バーディー EVOLUTION』13巻(2012年小学館、524円+税、amazon) 『鉄腕バーディー』が全20巻。タイトルを変えた続編『鉄腕バーディー EVOLUTION』が全13巻。連載期間は10年におよびます。 12巻が発売されたときに全巻読み直して、最終13巻を読んだ上でもう一回全巻読み直し。いやーつくづく傑作だった。最終13巻の第3話までは。 一部ではジャンプのバトルものを少年マンガの「王道」と呼ぶ向きもあるようですが、歴史的にはバーディーのほうがよほど王道でしょう。 手塚石森以来のSFである。探偵対怪盗という古典的な構造をもち、正義対悪の戦いである。明朗活劇で、ストーリーとギャグのバランスが抜群。ちょっとエッチでオタク要素もはいってる。ほらほら王道じゃないか! 銀河連邦の女性捜査官バーディーが、地球に

    幸福で不幸な『鉄腕バーディー』完結 - 漫棚通信ブログ版
  • 谷口ジローの描く日本の風景『ふらり。』 - 漫棚通信ブログ版

    NHK「ブラタモリ」の人気もあるのか、古地図ブーム、江戸ブームだそうですね。現代と過去の地図を比較する、というのが流行してるみたいで、わたしも先日それを特集してる雑誌を読みました。みんな江戸時代の「風景」に注目して楽しんでる。 で、谷口ジローの新作もそっち方面といえるかもしれない。 ●谷口ジロー『ふらり。』(2011年講談社、876円+税、amazon) 江戸時代後期、寛政のころ、江戸の街を歩く初老の男性。上品な物腰で脇差しだけを帯刀。武士ではなさそうです。彼はすでに隠居の身で街歩きが趣味と見え、江戸のあちこちに出かけていきます。しかしそれだけじゃなく同じ歩幅で歩く訓練をしているらしい、ちょっと謎の人物。 作品内では最後まで主人公の名は明かされませんが、もちろん彼は伊能忠敬ですね。 まだ日全土の測量を開始する前、家督を譲り隠居してから趣味というか野望というか、江戸で天文学を学んでいたころ

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  • マンガ内の「すごい」 - 漫棚通信ブログ版

    ●小畑健/大場つぐみ『バクマン。』9巻(2010年集英社、400円+税、amazon) 『バクマン。』にひっかかるところはいろいろあるのですが、まあいちばんの問題は、そこに描かれてる「マンガ内マンガ」、ほんとにおもしろいのか? という点じゃないでしょうか。 「マンガ内マンガ」の絵柄とかストーリーとか全体の雰囲気はいろいろと説明されているものの、結局読者に提示される評価基準は、(1)読者アンケートで何位だったか、(2)登場人物であるマンガ家や編集者たちによる「すごい」とか「おもしろくない」とかの感想、だけなんですよね。 ここが現実のマンガ史を下敷きにした藤子A先生の『まんが道』と大きく違うところ。 『まんが道』では実際に描かれた初期藤子作品がそのままのかたちで読めますから、読者は「マンガ内マンガ」がどのようなものか直接知ることができます。 さらに『まんが道』の読者は手塚治虫作品や藤子不二雄作

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    DRUMSCO
    DRUMSCO 2010/08/18
    写真家漫画は自然にスゴイと思える良いジャンルだと思う。「ニナライカ」とか「部屋においでよ」とか
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