気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) クラフトへの口先介入は、バフェット氏の投資先への対応としては異例中の異例だ。大抵の場合、彼は優しく親切で、求められるまでは自分の意見は披露しない。投資先の1つである米地銀M&Tバンクのロバート・ウィルマーズCEOは、バフェット氏を素晴らしい助言をくれる「プライスレスな相談相手だ」と話す。1979年に米クライスラーの救済に参加するよう当局や投資銀行から圧力をかけられた時、ウィルマー氏は相談した。その時のバフェット氏の簡潔な助言は「儲けさせてくれない奴ほど話が長い」だった。 バフェット氏は投資銀行家を「役に立たない、利己的なおしゃべり」としか見ていない。87年の米証券大手ソロモン・ブラザーズに7億ドル出資した時はひどい目に遭った
東京都青少年健全育成条例について基礎ゼミの発表がある。 「表現に対する法的規制」というものについて私は原理的に反対である。 ふつうは「表現の自由」という大義名分が立てられるけれど、それ以前に、私はここで言われる「有害な表現」という概念そのものがうまく理解できないからである。 まず原理的なことを確認しておきたい。 それは表現そのものに「有害性」というものはないということである。 それ自体有害であるような表現というものはこの世に存在しない。 マリアナ海溝の奥底の岩や、ゴビ砂漠の砂丘に、あるいは何光年か地球から隔たった星の洞窟の壁にどのようなエロティックな図画が描かれていようと、どれほど残酷な描写が刻まれていようと、それはいかなる有害性も発揮することができない。 「有害」なのはモノではなく、「有害な行為」をなす人間だからである。 全米ライフル協会は「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」と主
いろいろな方とお話していて、良く聞かれるのが、「○○は脳に良いですか?」という質問である。 ○○を食べるのは脳に良いですか? 朝○○をするのは脳に良いですか? メディアの中で、「○○は脳に良い」という言い方がしばしば見受けられるので、一つの思考の型として流布しているのだろうと思われる。しかし、科学的には、「○○は脳に良い」という言明には、あまり意味があるとは言えない。 だから、私は、このような質問をされると、一瞬絶句して、それからどのように答えようかと、一生懸命言葉を探す。 なぜ、科学的には、「○○は脳に良い」という言い方をしないのか。きちんと説明をする必要があるように思う。 「○○が脳に良い」という言い方の背景にある考え方は、科学的な言葉におきかえれば、脳の状態について、ある評価関数があって、○○によってその「数値」が上がるということを意味する。 たとえば、「朝チョコレートを食べるのが脳
JAL再生プロジェクトにおいて最も重要な課題は何よりもグループ再生であることは無論のことですが、JAL再生の全体計画からは一見瑣末にも見える、南西航空(現JTA:日本トランスオーシャン航空)の行く末が、(i)沖縄と日本の国政、(ii)日本の航空産業全体の行く末、に重大な影響を及ぼす可能性があり、その論点を以下にまとめました。当社および関係各位に関して私は全くの部外者にあたり、いわば人様の会社について外部情報のみをもとに勝手な意見を述べる点、大変僭越であることは明らかで、その点始めにお断り申し上げなければなりません。 第一に、沖縄と日本の国政への重大な影響について: 日本の主要な地方自治体の中でも、沖縄県ほど中央政府への依存度が大きいところは存在しません。昨年度沖縄県行政改革懇話会の専門委員として、沖縄の県政・財政の全般を詳細に検討させて頂く機会がありましたが、現状を理解するにつれ、この重大
アドビはついに、iPhoneおよびiPad向けのFlash開発を諦めたようです。 しかし、iPhoneでのFlash動作の実現を諦めるということは、モバイルコンピューティングでのFlash採用サイトが激減していくという近未来を甘受するということです。そしてiPadでのFlash動作を諦めるということは、タッチパネルによる、直接的かつ感性的な操作をベースとした新しいコンピューティングの世界から、アドビが脱落していく、ということです。 iPhone以上に、iPadでFlashを動かせないということは、アドビにとってもっと深刻かもしれません。iPadは単なる電子書籍リーダーではなく、いずれはすべてのPCやモバイルにおける、コンピューティングの大変革の象徴です。言ってみれば始祖鳥のようなもので、いまのデスクトップやノートブックのパソコンのトンマナ(あるいはパッケージ)を一気に変えてしまうかもしれな
「わたしはやるつもりはない」──KDDIの小野寺正社長は4月23日の決算発表会で、Twitterの利用予定について聞かれてこう答えた。 小野寺社長はTwitterについて「いい仕組みだと思っている」と評価する一方、「つぶやいたことが責任のある形でできればいいが、つい本音が出て、逆のことを言おうものなら『何だ』という話にもなる。責任のある人が闇雲にやるべきではないと思う」とした。 ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、Twitterを活用してユーザーの要望などをサービスに取り入れている。小野寺社長は「孫さんは非常に上手なので、うまく使っていると思う」とコメントした。 関連記事 孫社長の「やりましょう」どこまで進んだ? 「Togetter」活用「やりましょうリスト」 Twitter上で孫正義社長が「やりましょう」とコメントした内容の進ちょくについて、個人が開発・運用しているTwitterまとめサ
アジア出張に行っていて若干遅れましたが、最近株式市場を大いに騒がせて、アメリカでは「国策捜査ではないか」とまで言われている、米証券取引委員会(SEC)によるGoldman Sachsに対する詐欺行為の訴えについて、少々書いてみたいと思います。 その内容については、さまざまな記事が報道していますが、WSJの4月18日の記事「Breaking Down the Case(訴訟内容の解説)」に、一番よくまとまっているようですので、それを参照してみます。 その記事によると、SECの訴えは、大手ヘッジファンドのPaulson & Coが、住宅ローン担保証券の値下がりに賭けるために組成を試みたCDOと呼ばれる仕組み債を、仲介業者であったGoldman Sachsが、売り手であるPaulsonの意志や存在を、買い手である顧客に伝えず、同債券の値下がりによって顧客に不当な損失を負わせた、というもののようで
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