この原稿を執筆中の先週末、インテル・ミラノの長友佑都が右肩を脱臼したとの報せが届いた。日本でもやったことのある右肩の脱臼。監督が代わり、新シーズンに向けてこれからチーム作りをしていくタイミングでの負傷離脱は、競争に晒されている選手、特に佑都のように注目の的になっている選手にとっては、ネガティブな心境になるものだ。 しかし怪我の直後に彼からもらったメールにはこう記されていた。「もっと大変な人は沢山いる。与えられた試練を受け入れて今しか感じられないものを大事にしたいです」。彼が目標に邁進しながら身につけて来た逞しさが、如何に強固なものであるか。今回その印象を新たにした。 4月2日、私はイタリア・セリエAの優勝を占う天王山、ACミラン対インテル・ミラノの試合をインテルのホームスタジアム、ジュゼッペ・メアッツァで観戦した。ミラノダービーが久し振りにセリエA終盤の首位攻防戦になったこともあり、試合当
みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。 今回は先週からの予告通り、“初の二輪記事”をお届けいたします。 ……と言いましても、実はまだ二輪の免許が取れていないので(それどころか教習所にも通っていない)、とりあえずは普通免許で乗れる“原付き”からのスタートです。 「ナーンダ」と呆れ顔の二輪愛好読者諸兄。誠に申し訳ございません。 言い訳が見苦しいことは重々承知しているのですが、何しろ次から次へとオモロイ事が降って来て、ダボハゼよろしくそれらに食いついてしまうものですから……。教習所選びもままならないのが実態なのであります。 ですが、もちろん二輪の免許取得を諦めた訳ではありません。常に頭の隅には置いてありますし、ぼちぼちではありますが調査も進めています。せっかく習うのであれば技術的にも評判の良い所がよかんべい、と諸先輩方からのお話を伺うと、どうやらホンダの関連会社が経営する
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 アメリカの家庭用洗剤は、超大手メーカーの独壇場だ。何十年も前から、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に代表される一握りのメーカーが出し続けてきたブランド商品がスーパーの棚を独占し、消費者の家に陣取り、彼らのマインドの中にまで入り込んでいる。消費者を、慣れ親しんでいる家庭用洗剤から乗り換えさせるのは、そうたやすいことではない。 ところが、ここ数年、ある新興メーカー
自民党はどこで間違えたのか、少なくとも原発・エネルギー政策に関しては、山本特命委員会がきっちりと検証をする。 いろいろなあやまちがあったはずだが、本線は、まず90年代後半の電力自由化闘争だろう。電力会社とつるんだ自民党の政治家がどのように動いたのか、村田元次官をはじめ当時の関係者を招いてきちんと精査するべきだ。 そしてそこからエネルギー政策基本法に流れる。元東京電力副社長だった加納時男元参議院議員が、総力をあげてやった議員立法だ。関わった議員が、「原子力」という単語は一つも入っていませんと豪語していたが、入っていない単語は他にたくさんあるのに、「原子力」という単語は一つも入っていませんとわざわざ言うということは、そういう狙いがあったのだろう。 そして、長期エネルギー需給見通しやエネルギー基本計画、あるいはそのための審議会。電力・エネルギー関係者が多数を占め、部外者は数あわせで入れられ
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
金社長は、持ち前の行動力で週末にも現場をきめ細かく回って従業員との対話を重ね、「公企業の体質改善を進めた」との評価が高い。わずか1期3年で退任するのは、韓国電力の業績があまりに悪いからだ。 金社長が就任した2008年(決算は12月期)に、韓国電力は3兆6592億ウォン(1円=13ウォン)もの巨額の営業赤字を記録した。2009年にはこれが5687億ウォンにまで縮小したが、2010年は1兆7875億ウォンへ再び急増した。 韓国電力は政府が51%の株式を保有するが、一方で上場企業でもある。 金社長が就任した2008年8月末には3万2350ウォンだった株価は、「韓国企業全体の株価が上昇した中での超安定銘柄」にもかかわらず、最近は2万5000ウォン強に下落している。 これに対して、2007年末に38兆ウォンだった負債額は、2010年末に58兆ウォンへ急増している。つまり、韓国電力は、金社長就任以来3
8月2日にコンデナスト・ジャパンの方からメールをいただいた。そのメールの内容は、ワタシにとってとても悲しいものだった。その内容を本ブログの読者に伝えるのがこの文章の目的なのだが、辛くてたまらないので受信したメールを全文引用することでそれに替えたい。 こういうメールは私信ではないので公開は問題ないはずだが、一応人名は伏字にさせてもらう。 yomoyomoさま はじめまして。 wiredvision/ガリレオ の○○さまから連絡先を伺いまして、 ご連絡しております。 コンデナストでWIRED.jpを担当しております、××と申します。 さて、以前、○○さまからご連絡が届いているかとは思いますが、 http://wiredvision.jp/news/201106/2011061010.html 上記のお知らせにございますように、すでに http://wired.jp/ に 運営が移管されておりま
2011/7/3114:7 そろそろ自転車についてもう少しまじめに考えよう 山口浩 探しても原文が見当たらないので記憶違いかもしれないが、いまは亡き伊丹十三が何かの本で、自転車を「もっとも高貴な乗り物」と評していたのではなかったかと思う。別に高級な、あるいは高価なものという意味ではなく、田舎道を行くふつうの自転車についての話だったような記憶なので、おそらくは自転車なる乗り物自体がもつ簡素な機能美とか、周囲と調和する感じとか、そういったものを指しての評価だったのではないかと想像する。 個人的にも、自転車という乗り物にはそれなりのシンパシーを感じているつもりだが、いまのところ、それを日常の足としては使っていない。理由はいくつかあるが、もっとも大きいのは、現在の日本の状況で、いわゆる「サイクリスト」のグループに入ること自体がいまひとつ気乗りしないからだ。 自転車をめぐる問題は以前からあって、改善
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