(BBCの「ワールドニュースルーム」、BBC提供) 今月上旬、中東カタールの衛星テレビ放送アルジャジーラが、米元副大統領アル・ゴアが立ち上げた、ケーブル・テレビ「カレント・テレビ」を買収し、ニュース・ウオッチャーをあっと言わせた。世界のテレビ市場(広告収入および有料テレビ)で最大の規模を占める、米国への本格的な足がかりをこれで作ろうとしたと言われている。24時間のニュース放送局アルジャジーラは、もともとはアラビア語で始まったが、今は英語版もある。ライバルは米CNNや英BBCだ。 24時間ニュースのテレビといえばCNN(1980年開始)が草分けだが、現在では世界各国に同様のサービスを行う放送局が発生している。 世界のテレビニュース市場で覇権を握る戦いが続く中、ラジオ時代を入れると創立から90年を超える歴史を持つBBCが、今月14日、新たな国際ニュースの生成・発信の場を本格的にスタートさせた。
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