古屋 星斗 [リクルートワークス研究所主任研究員] Apr. 02, 2020, 05:05 AM キャリア 14,740 「ありのまま」と「何者かになる」——。 現代の若手社会人のキャリア観を特徴づける2つのキーワードだ。 新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより先行きも見えづらい。「良い大学から、大きな会社に入って、定年まで勤め上げる」といった成功モデルが崩壊する今、若手にとって「キャリア成功の法則」は何なのだろうか。 労働市場やキャリアづくりの研究者として、日々、データと現場の両面から若手社会人と向き合ってきた筆者が、最新の調査から見えてきた手がかりをお伝えしようと思う。 筆者は社内外含めて若手社会人とランチを食べながら、彼らの仕事やキャリアの話を聞くことがしばしばある。夢あり希望あり、はたまた不安あり焦りがある。共感し議論をし、必要であれば相談にのる。 例えばこんな話があった。