今日から始めるリハ栄養 入院したときよりも機能やADLが低下して退院する患者さんはいませんか? その原因は,活動量や栄養のバランスが崩れたことによる「サルコペニア」かもしれません。基本的な看護の一部である「リハビリテーション栄養」をリレー形式で解説します。 [第7回]慢性心不全によるサルコペニア 今回の執筆者 野田さおり(KKR高松病院看護師長/NST専門療法士) 監修 若林秀隆・荒木暁子・森みさ子 (前回よりつづく) 症例 80代女性。2年前に僧帽弁閉鎖不全症と診断され大学病院で僧帽弁置換術(生体弁)を施行後,自宅退院。当院で定期フォローしていたが,10か月前に慢性心不全急性増悪で3週間の入院。1か月前に親戚の集まりがあり,昼・夕食時に「いつもの倍くらい飲食した」翌日より全身の倦怠感を自覚,必要最小限しか活動できなかった。ここ2週間で下肢浮腫著明,体動時の呼吸困難の悪化を自覚して予約
![慢性心不全によるサルコペニア(野田さおり) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8a4dff8a9e522297397c704998bf26eb76ca2858/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.igaku-shoin.co.jp%2Fpackages%2Figaku_shoin%2Fthemes%2Figaku_shoin%2Fassets%2Fimages%2Figakushoin_paper.png)