KKR札幌医療センター、残業未払い数億円 労基署が是正勧告 対象700人、道内最高額か (10/21 06:25) 札幌市豊平区の総合病院KKR札幌医療センター(赤坂嘉宣院長)が医師や看護師ら職員に残業代などの割増賃金を支払っていなかったとして、札幌東労働基準監督署から9月上旬、是正勧告を受けていたことが分かった。同センターは支払いに応じる意向。未払い額はまだ確定していないが、対象者は退職者を含めた職員700人以上と規模が大きく、道内でこれまで割増賃金未払いの最高額だった1億3493万円を上回り数億円に達する見込みだ。 KKR札幌医療センターでは2012年12月、札幌の女性看護師=当時(23)=が自宅アパートで自殺。遺族が今年1月下旬、長時間労働でうつ状態に陥ったのが原因だとして札幌東労基署に労災申請した。労災は認められなかったが、女性看護師に残業代が支払われていない疑いが出た。このため同
認知症、欠席裁判で敗訴 北海道・札幌の男性、自宅競売に (03/18 09:23) 認知症の高齢男性が民事訴訟を起こされ、訴えられたことを認識しないまま「欠席裁判」で敗訴する判決が昨年暮れ、札幌地裁で言い渡された。訴えた不動産会社の請求通り、男性の自宅を競売にかける判決が確定した。男性は住む家を失う可能性がある。高齢化が進む中、認知症などで判断能力が不十分な高齢者らは少なくないとみられ、専門家は、民事訴訟の当事者の判断能力を確認したり、成年後見制度により自衛したりする必要性を指摘している。 12月25日、札幌地裁の法廷。無人の被告席に、判決が告げられた。「別紙目録記載の建物の競売を命じる」。札幌市中央区にある男性(87)の自宅を競売にかけ、共同で所有する原告の不動産会社と代金を分け合え、という内容だ。 男性は認知症。数年前、中古車を購入したが、年金が銀行口座に振り込まれるたびに引き出してし
北海道の勤務医 地方ほど当直多い実態明らかに 道調査 3割「多忙」 (01/28 07:50) 道は地域医療での医師の安定確保に向け、道内の病院に勤務する常勤医を対象に、勤務実態や仕事への意識の調査結果を取りまとめた。現在の勤務に多忙さを感じる人が3割を占めるなど、ゆとりのない勤務実態が明らかになった。 調査は昨年9月、全道1690人の正規雇用の医師を対象に行い、757人から回答を得た。 当直回数は月1~3回が45・4%、月1回未満が21%だったのに対し、月5回以上は13・5%。人口1万人未満の市町村の公立病院に勤務する医師の場合、月5回以上の割合が57・6%に上り、都市部の医師の10・6%を大きく上回った。平均実労時間は週40~60時間が45・2%、週80時間以上も7%あった。 現在の勤務先での不安や不満を複数回答で聞いたところ、「業務多忙」を挙げた人の割合が30・6%と最多。地方の医師
父母ら「心理的」とは納得できない 子宮頸がんワクチン症状厚労省見解に反発 (01/25 11:11、01/25 11:29 更新) 接種後に長引く痛みやしびれなどが報告されている子宮頸(けい)がんワクチンについて、厚生労働省の専門部会が「心理的・社会的要因が身体の症状に現れた」とする見解で一致したことに対し、症状に悩む道内の関係者の間で不安や戸惑いが広がっている。 「『心理的要因』などという説明では、とても納得できない」。重い障害の症状に悩む道央の高校1年生の母親(40)は、厚労省の発表に憤りを隠せないでいる。 この高校生は昨年5月下旬にワクチンを接種。その直後から頭痛や倦怠(けんたい)感、腹痛などの不調が始まった。簡単な計算ができなくなったり、自宅周辺で道に迷ったりする異変が生じ、複数の医療機関にかかっても原因は不明のままだ。 子宮頸がんワクチンは昨年4月から、小6~高1相当の女子を対象
精神科医刺殺で患者を不起訴 札幌地検岩見沢支部 (11/29 18:11、11/30 00:04 更新) 【岩見沢】三笠市内の病院で医師が患者に刺されて死亡した事件で、殺人の疑いで送検された同市内の無職男性(55)について、札幌地検岩見沢支部は29日、心神喪失で刑事責任を問えないと判断し、不起訴処分とした。札幌地裁岩見沢支部は同日、地検の申し立てを受け、医療観察法に基づき男性に鑑定入院命令を出した。 今後、入院先で医師が鑑定書を作成し、裁判所に提出。それを基に裁判官や医師、検察官らが協議して、最終的に《1》指定医療機関への入院《2》同じく通院《3》不処遇―のいずれかの決定が下される。 男性は8月21日、市立三笠総合病院の診察室で、精神神経科の医師宮下均さん=当時(53)=を包丁で刺して殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。殺人容疑に切り替えて送検されたが、地検が鑑定留置し、
救急車到着遅れ、遺族が提訴 「札幌市の対応で苦痛」と地裁に (10/24 07:10) 札幌市消防局の救急車が2011年、同市南区の男性患者宅を間違えて現場到着が遅れた問題で、その後亡くなった男性の遺族が市に300万円の慰謝料を求めた訴訟を札幌地裁に起こしたことが23日、分かった。遺族は「早期に処置されていれば生存していた可能性がある。二度と同様のミスが起きないようにしてもらいたい」と話している。 提訴は15日付。訴状によると、11年2月12日午後9時ごろ、当時60代の男性が吐血したため、近くに住む親類の119番通報で救急車が出動。しかし、出動先を間違ったため、約10分遅れで男性宅に到着したという。男性は搬送時点で意識が無い心肺停止状態となっており、17日後に亡くなった。 市の調査で死亡とミスの因果関係はないとされたが、遺族側は訴状で「救急車到着の5分前までは呼吸しており、迅速に搬送してい
日弁連、専門弁護士制度を検討 相続、医療過誤などで (08/19 17:56) 日弁連が相続や医療過誤など特定の分野に精通した専門弁護士を認定する制度の創設を検討していることが19日、分かった。依頼する弁護士の力量が分かりにくいとの利用者の不満を解消するのが狙いだが、各地の弁護士会から「専門の基準が不明確」などと反対の声が上がっており、実現するかどうかは不透明だ。 日弁連の執行部が作成した提案書などによると、参考にしたのは高度な技量や豊富な経験を持つ医師を学会が認定する「専門医」制度。専門弁護士制度では「離婚・親権」「相続・遺言」「交通事故」「医療過誤」「労働問題」の5分野でスタート。 < 前の記事 | 次の記事 >
医療の偏在 まず救急の格差是正を(9月28日) 大都市から遠い地域ほど越境して受診する患者が多い-。医療の偏在ぶりが、道が行った初めての「自給率」調査で裏付けられた。 深刻なのは救急分野だ。日高では、7割もの患者が札幌や東胆振などに搬送されている。 救急医療は、いかに早く治療できるかが生死を分ける。財政難を言い訳にはできない。救急医療の遅れた地域の体制を優先的に整備し、格差解消を急がねばならない。 医療の自給率とは耳慣れない言葉だが、比較的高度で専門的な治療ができる道内21の2次医療圏ごとに、どの程度、医療を提供できたかの割合をまとめた数値だ。 昨年4~12月、道内で治療した乳がん、胃がんなど11分野について、約833万件の電子レセプト(診療報酬明細書)から割り出した。 救急では札幌や上川中部、南渡島が99%に上る一方、日高、南檜山、根室、北渡島・檜山の4圏域では50%を下回った。 救急医
クマ騒動が連休直撃 札幌 公園閉鎖、催し中止 (10/09 07:25) 登山道入り口には、立ち入り禁止の看板が設置された=8日、札幌市中央区・藻岩山山麓 3連休初日の8日、札幌市ではまた中央区の市街地でクマとみられる目撃情報があり、市職員らが警戒を続けた。これまでの出没場所に近い中央区西部の公園や登山道は閉鎖され、一部イベントが中止になるなど影響が広がった。夜な夜な出没情報が相次いでおり、一帯では市民の不安は拭いようがない。 市などによると、8日未明、中央区南19西10でクマのような動物が歩いているとの通報があった。クマ出没に備え市は、担当職員が休日返上で情報収集やパトロールを強化。7日に目撃情報があった同区の旭山記念公園の10日までの閉鎖も決めた。公園内ではハンターや区職員がパトロールする姿が見られた。 <北海道新聞10月9日朝刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く