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ブックマーク / peer2peer.blog.fc2.com (32)

  • カナダ政府委託調査:ヘビーP2Pファイル共有ユーザほどより多くのCDを購入 | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 カナダにおいて行われた音楽ダウンロードとCDの購買に関する調査によると、P2Pファイル共有ユーザを見たとき、P2Pファイル共有を利用して音楽をダウンロードする頻度の高いユーザほど、より多くのCDを購入していることが示されたよというお話。また、非P2Pファイル共有ユーザを含めた全体としてみたときには、P2Pの利用とCDの購入との間に、ポジティブ、ネガティブ、いずれの関係も見出されなかった。この結果は、P2Pファイル共有の影響というのは、コンテンツ産業がいうほど深刻なものではなく、P2Pファイル共有ユーザがいうほど広告効果があるものでもないことを示すのかもしれない。ちなみに、政府委託調査と強調されるのは、比較的公正な目的で行われた調査で

  • ハーバード大研究者、帯域幅を「通貨」として利用するP2Pクライアントの開発を進める | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 ハーバード大学の研究者たちがTriblerチームと共同して、HDTVのオンデマンドサービスを可能とするようなGive-to-Getアルゴリズムの開発を進めているようだよ、というお話。これはBitTorrentのtit-for-tatアルゴリズムを強化する存在であるようだ。簡単に言えば、よりアップロードしたものが、よりダウンロードを高速且つ確実にする、という仕組みといえるだろう。もちろん、BitTorrent自体がそのような特性を持ち合わせてはいるのだけれども、HDTVのような大容量コンテンツの安定した流通を考えると、より貢献するアップローダが必要となる。そうした状況には必要となる戦略なのかもしれない。なお、現在、このGive-to-

  • 『P2Pファイル共有』から利益を上げることはできるか | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 P2Pファイル共有を利用するユーザは数多く存在することは周知の通り。しかし、その大半は違法ファイル共有を行うためにそれを利用している。確かに違法である以上、抑制されなければならないのだけれども、それでもそのための有効な手段が見つからないでいる状況でもある。数多くのユーザがいる、そしてそのユーザアクティビティは非常に活発である、さらにそれはとどまるところを知らない、となれば、例え違法な活動が大半を占めていたとしても、それを有効に利用しないという手は無い。つまり、P2Pファイル共有から利益を上げるということである(もちろん、最終的には抑制されるべきだけれどもね)。 しかし、それは違法ファイル共有の抑制と同じように成功したアプローチという

  • BitTorrentのオープンソース性はどこへ向かうのか? | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 先日お伝えしたとおり、BitTorrent 6.0(公式メインラインクライアント)がリリースされ、それはuTorrentをベースにしたものであった。しかし、メインラインクライアントがuTorrentをベースにしたことで、1つ問題が生じることとなった。これまでメインラインクライアントはオープンソースであり、それによってそのほかのBitTorrentクライアントの開発を助けてきた部分が大きい。それは単純にクライアントの開発だけではなく、BitTorrentプロトコルを支えるものでもあった。しかし、メインラインがベースにしたuTorrentはこれまでクローズドソースを貫き通してきており、それがメインラインに導入されたとしても同じこと。uT

  • オンラインビデオ制作者向けの10のP2P配信プラットフォーム | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 かつては違法ファイル共有と同義に扱われるという誤解にあっていたP2Pではあるけれども、最近では、P2Pを利用した数多くのサービスが展開されている。そして、それは毎週の話題に事欠かないくらいに活発。多くの企業が新たなP2Pを利用したサービス提供を開始したり、JoostやVuzeといった企業が新たなコンテンツ提携についての発表を行ったりと、非常にホットである。そのメリットとしては、やはりコスト削減や、従来ではデメリットであったアクセスの集中が逆に安定・高速化に繋がることなどがあるだろう。しかし、話題に上る大企業向けのサービスの一方で、そのメリットは小規模な、インディペンデントクリエーターにも同様に与えられるものである。そこで、そのような

  • LimeWireインタビュー:LimeWireのビジネス、テクノロジー、ビジョンを語る | P2Pとかその辺のお話

    現在、RIAAとの訴訟真っ最中(ディスカバリー中)ということもあり、これまで多く語ってこなかったLimeWire。そのLimeWireのスタッフ(どの辺の人かは不明)がSlyck.comのインタビューに答え、LimeWireのこれから-ビジネス、テクノロジー、そしてその将来像-を語ってくれた世、というお話。訴訟の件に関してはほぼノーコメントを姿勢を取ったもののなかなか興味深い内容になっている。だいぶ長い話になってしまうけれども、多くのユーザを抱え、そしてコンテンツの流動が活発なある意味では非常に魅力的な違法P2Pファイル共有から、利益を上げることはできるのか、について少し考えさせられる。興味のある方は、是非とも読んでいただきたい。なお、LimeWireの訴訟に関しての情報は次のエントリにて。 原典:Slyck.com 原題:LimeWire Interview 著者:Thomas Menn

  • iCare:災害被災者援助のためのP2Pネットワークの構築 | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 カリフォルニア大学バークレー校の2人の学生が、P2Pネットワークを利用した災害援助のためのネットワークを構築しようとしているよ、というお話。彼らの開発するiCareというシステムは、P2Pを利用した被災者の需要と、それを支えるための供給の側を繋ぐネットワークを構築するというものである。また、このシステムはそれだけにとどまらず、その後の運搬に関しても、事前に災害時の運搬を担うよう登録された運輸会社のトラックの空きを探し出すアルゴリズムを備え、そのドライバーに物資を必要とする被災者までの最短ルートを提供するよう設計されている。 原典:Digital Trend 原題:P2P Comes To Aid Relief 著者:Christop

  • IFPI委員会メンバー、ブロガーを脅す:RIAAに不都合なリンクを削除せよ、さもなくば・・・ | P2Pとかその辺のお話

    IFPIおよびBPIのメンバーであるPual Birchが、RIAAにとって不都合な言説へのリンクを張ったとして、New Music Strategiesというブログのブロガーに、彼の雇用主である大学にクレームを入れてやる、と脅迫しているよというお話。さらに、それによって職を失い、文無しになるかもしれないということを明示した上で、である。しかも、なんら根拠を示さずに、RIAAにとって不都合な意見を虚偽に基づくものだと主張をしている。メールのやり取りをそのまま掲載しているので、少し長い文章になっているけれど、是非とも最後まで読んでほしい。これは、あまりにひどい。著作権の保護を訴える側の人間が、言論の自由を侵害するとは、何ともふざけた話だ。 原典:New Music Strategies 原題:An IFPI & BPI Board Member Writes… 著者:Andrew Dubbe

  • Furk.net:Torrentをwebサーバ上でダウンロードできるオンラインストレージサービス | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 現在、数多くのオンラインストレージサービスが提供され、多くの人がそれらを利用する。代表的なものとしてはRapidShareやMegauploadなどがあり、サービス間の競争も熾烈である。そのようなオンラインストレージサービス業界に、ユーザの代わりにストレージサーバ上でTorrentをダウンロードし、それをHTTPプロトコルを用いてダウンロードを可能にするという画期的なストレージサービスがFurk.netというところでで提供されているよ、というお話。大学当局やISPによってBitTorrentプロトコルが規制、遮断されているような人達には、非常に便利なサービスかもしれない。ただ、問題が全くないわけではなく、webサーバ上でのTorre

  • Winnyの合法的利用は机上の空論か? | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 今回も備忘録です。このブログを読んでいる人のほとんどが知っているであろう。我らが久保田裕(敬称略)の声明を考えてみるよ、というお話。あらかじめ断っておくと、私自身はACCSの活動を否定的には見ていません。というより、著作権侵害を抑制するための活動というのは、著作権者としては当たり前の活動だったりもするわけで(ただし権利強化という名目での権利拡大の片棒を担ぐのはどうかしている)。とはいえ、ACCSの活動自体が、どれほど著作権侵害の抑制に効果を挙げているのかについては、特にファイル共有を考える上では疑問がある。この声明を見る限りでも、Winnyはダメだ!という気持ちは伝わってくるけれど、だからどうした?という気持ちを揺さぶるほどのメッセ

  • タイ政府、国王を侮辱したとしてYouTubeを訴える方針、YouTubeユーザは表現の自由の侵害として反発 | P2Pとかその辺のお話

    YouTubeが訴えられる、というと現在のViacomとの一件のような著作権がらみのことかと思うかもしれないけれど、今回はそうではなく、タイの軍事政権が、プミポンアドンヤデード国王に対して侮辱的なビデオを掲載しているとして、YouTubeを訴える予定らしいよ、というお話。 physorg.comによると、タイ情報省のスポークスマンVissanu Meeyoは「我々は、webサイト(YouTube)に対して法的措置を取ることを考えている」と語っているようだ。君主に対する侮辱は最高で懲役15年が下されることになるという。タイでは、このビデオがアップロードされた4月からYouTubeへの国内からのアクセスを遮断している。当のこのビデオは、国王の顔の上に女性の足が乗っかっているという、タイ国王をからかったものであったらしい。タイでは足は最も不浄の部位であり、それを国王の顔の上に乗せるとは何事だと。

  • SymTorrent:携帯向けBitTorrentクライアント | P2Pとかその辺のお話

  • 違法ファイル共有ユーザは金のなる木:RIAAの新たな和解プログラムは、新たなビジネスか(1) | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 RIAAの新たな対ファイル共有戦略が開始されたよ、というお話。この新しい戦略は、訴訟に持ち込む前に警告状を送付し、和解を選択するか、提訴されるかを選択させるというもの。これまで著作権団体による法的措置によって和解を迫られた人達は、平均して30-40万円前後を支払わされてきたけれども、RIAAはこの手続きを簡略化し、訴訟によらずに和解を実現できるとしている。しかし、このような戦略は何を意味しているだろうか。これまでの、RIAAの訴訟による恐怖戦略は全く通用してこなかったのは違法ファイル共有ユーザの増加を見れば明白である。つまり、このような戦略を推し進める彼らの真の目的は、別のところにあると考えられる。訴訟に持ち込まないことで、当に著

    Dryad
    Dryad 2007/03/13
    う~ん。
  • 映画配信サービスがクソな10の理由 | P2Pとかその辺のお話

    なんともものすごくアグレッシブなタイトルですが、P2Pを利用したビデオ配信サービスに限らず、iTSなどが行っている映画配信サービスが現状では、その普及が10の理由から非常に困難なものだと考えられるよというお話。個人的には将来有望なサービスだと考えているけれども、かといって現状のやり方がマッチしているとも思ってはいない。こ の記事の内容には賛同できる部分が非常に多い。 原典:GIZMODE 原題:Top 10 Reasons Why Movie Downloads Suck 著者:Charlie White 日付:February 8. 2007 URL:http://gizmodo.com/gadgets/home-entertainment/top-10-reasons-why-movie -downloads-suck-234981.php 映画のダウンロードはクソだ。それには多くの理

  • Azureus、Starz Mediaとの提携を発表 | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 昨年Zudeoを開始し、BBCとの提携を発表したAzureus、今回はStarz Mediaとの提携を成功させたよ、というお話。このStarz MediaはBitTorrent Incにもコンテンツを提供する予定なのだけれども、Azureusとの提携に関しては、 やはり高解像度をフューチャーしたZudeoであるがゆえに、その部分に期待しているところもあるのかもしれない。高解像度に特化することで、BitTorrent Incとの区別をつけることには成功したZudeoではあるが、現在の回線環境でHDコンテンツ、DVDコンテンツの配信が果たして受け入れられるのかは未だ不透明だ。 原典:Business Wire 原題:Azureus Pa

  • 米論文:ファイル共有は音楽セールスにはほとんど影響しない | P2Pとかその辺のお話

    題名どおりのことを述べている論文が、権威ある学会誌に掲載されたよというお話。以前にも同様の論文についての話題が挙がったけれども、どうやらその論文を修正したモノが掲載されたようだ。骨子はほぼ同じとのこと。今回は備忘録みたいなものです。 原典:p2pnet.net 原題:File sharing: zero effect on downloads 著者:Jon Newton 日付:February 12, 2007 URL:http://www.p2pnet.net/story/11303 ちょうど2年ほど前、Felix OberholzerとKoleman Strumpfは、「The Effect of File Sharing on Record Sales: An Empirical Analysis(レコードセールスに及ぼすファイル共有効果:実証的分析)」を発表することで、Big4音楽

    Dryad
    Dryad 2007/02/15
    以前から話題になっていた論文のアップデート版。「Journal of Political Economy」(有名なんですか?これ)の査読を通ったらしい。
  • BitTorrent開発者Bram Cohenへのインタビュー | P2Pとかその辺のお話

    BitTorrent開発者で共同設立者であるBram Cohenへのインタビュー。おそらく、TorrentFreakからのメールによるインタビューなのだろうけれど、非常に興味深い内容となっている。BitTorrent Video Store、μTorrentの買収、暗号化とISPによる帯域制御、MPAAとの交渉、BitTorrentプロトコルのストリーミングでの利用など多岐にわたった質問に回答しているよというお話。 原典:TorrentFreak 原題:Interview with Bram Cohen, the inventor of BitTorrent 著者:Ernesto 日付:January 17, 2007 URL:http://torrentfreak.com/interview-with-bram-cohen-the-inventor-of-bittorrent/ 我々は、

  • 米国調査:HTTPトラフィックがP2Pトラフィックを抜く、ビデオ共有サービスの影響? | P2Pとかその辺のお話

  • ネットエージェント、企業向けに「自宅でのP2P利用」監視サービスを提供 | P2Pとかその辺のお話

    ネットエージェントが「Winny特別調査員」をいうものすごくダサい名前のサービスの提供を始めたよというお話。企業向けに従業員たちが自宅でWinny等P2Pファイル共有ソフトを使わないように、監視することのできるサービスとのこと。とはいえ、もうその仕組みも仕様も挙動もだいたいばれてしまい、しかもかなり幼稚なものだったことが判明したようだ。 原典:ITmedia エンタープライズ 原題:ネットエージェント、「Winnyやめました」がホントかどうかを調べるソフト 著者:ITmedia 日付:2007年01月17日 URL:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0701/17/news085.html ネットエージェントは1月17日より、フォレンジック技術を活用し、PCにおけるP2P型ファイル共有ソフトウェアの利用履歴やウイルス感染歴をチェックす

    Dryad
    Dryad 2007/01/19
    まぁ、コンプライアンスとか言いたい企業向けとしては妥当なソリューションな気がする。導入が企業側にとってエクスキューズになるから。
  • 雑記:韓国、オンラインゲームの仮想通貨の現金化を禁止議論 | P2Pとかその辺のお話

    とりたててP2Pにも著作権にも関係ないけれど、ちょっと気になったニュース。韓国で社会問題になっているオンラインゲームのRMT問題について、現金化を法律で禁止する議論についてのお話。ほどほどに、であれば許されるのだけれど、ほどほどというのは難しいなぁと思うわけです。複雑な囚人のジレンマゲームみたいなものなんだろうけど、結局は自分の利益をより多くするためにその宿主を殺してしまうこともいとわない、そんな感じになってるなぁと思ってみたり。 原典:ars tehcnica 原題:Korea considering gold farming regulation 著者:Ryan Paul 日付:12/27/20 URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20061227-8503.html 韓国文化観光省によって提出された、仮想通貨のやり取りを制限する法案が、物