エンジニアとして、日本が嫌いになることがある。 今朝の朝日新聞の社説の御巣鷹山にふれた「大事故から教訓を得るには」もそうだ。 読めばわかるが、あの事故をまるで人為的なミスだという調子で書いた人は何も知らないのだと思う。 たとえばこんな本がありFault Tolerant Control御巣鷹山の事故にも触れている。 御巣鷹山の事故は某パイロットにいわせると、その後の旅客航空機のデザインを大きく変えたという。たとえば、油圧系統が2系統になり、Fault Tolerantである技術のひとつ、Redundancyを取り入れたのもそのひとつである。 飛行機は空中という極めて不安定な状況を移動する機械である。自動車ですら慣性の法則には逆らえない。ITの技術でも一台のパソコンで秒数万件のデータ処理はできない。 ところが、しばしばこんな言葉を聞かないだろうか? 「プロなんだから、ちゃんとしてほ