Published 2022/08/21 20:20 (JST) Updated 2022/08/21 20:37 (JST) 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングス(HD)から計5100万円の賄賂を受領したとして、受託収賄の疑いで逮捕された大会組織委員会の元理事高橋治之容疑者(78)が、組織委との間で、スポンサーに決まった他の企業も仲介したとみられることが21日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、この企業から資料の提出を受け、幹部を任意で事情聴取した。 関係者によると、企業側は高橋容疑者への金銭提供はなかったと説明。特捜部は、高橋容疑者が複数社のスポンサー選定に関与した経緯や、理事としての職務実態を調べている。