2012年08月15日15:02 カテゴリヤバ景(やばい景観) 風景が記憶に残るのに、べつに出来事はいらないと思う。Tweet おどろいた。 『記憶が白い理由が全く思い当たらないわけではない。何もなかったからだ。高校生活を営む上で多少なりとも発生する筈の恋愛やクラブ活動を巡る出来事が私の身には何も起こらなかった』 ---『本の雑誌』2012年8月号(本の雑誌社)の連載エッセイ『続・棒パン日常』(穂村弘著)より。(「活字中毒R。」2012年08月15日(水) からの孫引き) なにがおどろいたって、何かがなければ記憶できないのか!って点だ。 穂村さんは、このエッセイのなかで、当時の記憶、駅からの道筋や周囲の景色、校舎の配置などがほとんど記憶に残っていないことに驚いた、と仰っておられます。 ぼくも高校時代とくに何もなかったけど、強烈に風景は記憶している。景色が記憶にない理由を何もなかったせいにす