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ブックマーク / dirk-diggler.hatenablog.com (15)

  • おすすめバスケ映画あれこれ - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    2010-2011シーズンからNBAの見始めた人間にとって、いやーイイもん見せてもらったなぁー!と心の底から叫びたくなるような面白いシーズン&プレーオフでした。 シーズンで言えば、ブレイク・グリフィン(↑今のトップ画の人)の驚異的なダンクがありました。度肝を抜くようなデリック・ローズのドライヴィング・レイアップがありました。ありましたねー(淀長風に)。そしてそしてプレーオフでは、第8シードのグリズリーズが第1シードのスパーズに勝利するなど、予想外の展開も飛び出しました。 マイアミ・ヒートvsダラス・マーベリックス東西対決となったNBAファイナルでも、第2戦のマブスのまさかの逆転勝利(第4クォーター残り7分で15点のビハインドを覆す!)、第4戦ではマブスのエース:ダーク・ノビツキー(ただの同じハンドル名とはいえ、すごい親近感!)が40度近い高熱を押しての出場、そしてゲーム終盤の猛チャージなど

    おすすめバスケ映画あれこれ - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 2010年、上半期によく聴いたアルバム - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「折り返しから2ヶ月近く経とうとしているのに何を今更」な感じは否めませんが、上記イベントでかけるかもしれない重要盤をいくつか挙げておきます。 1. Causers of Thisposted with amazlet at 10.08.25Toro Y Moi Carpark Records (2010-02-02) 売り上げランキング: 17543 Amazon.co.jp で詳細を見る 2. Fight Softly (Dig)posted with amazlet at 10.08.25Ruby Suns Sub Pop (2010-03-02) 売り上げランキング: 100850 Amazon.co.jp で詳細を見る 3. Tommyposted with amazlet at 10.08.25Dosh Anticon (2010-04-13) 売り上げランキング: 50952

    2010年、上半期によく聴いたアルバム - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    学生時代ぐらいから、映画を観るときに監督なりの作家性やテーマに着目するようになり、その辺りから郊外を扱った映画は割と好きなので意識して観ていました。そんな中、この「サバービアの憂」は、アメリカの郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説など紹介している良書と聞いて、ずっと古書店などで探してはいたものの、中々お目にかかれないので図書館で借りることにしました。すると、これは当に「郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説を読み解く」優れたガイドブックであり、そしてその背景となる実際の郊外を、その成り立ちから振り返る、という良書でした。 書は全26章からなっています。それぞれ時代や、その時代から派生する事象を、それぞれの章で取り上げていますので、以下には自分が印象に残った点などを挙げつつ、感想も記していこうと思います。 1.50年代 「サバービアの憂」では、様々な局面において、アメリカの郊外

    大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 井村恭一「ベイスボイル・ブック」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    ベイスボイル・ブックposted with amazlet at 10.07.10井村 恭一 新潮社 売り上げランキング: 683309 Amazon.co.jp で詳細を見る正体不明の「海上委員会」が管理する南の島。「わたし」はそこで、前代未聞の奇妙な野球(ベイスボイル)を観戦する仕事を引き受けた……。現実と非現実が溶け合う新感覚ノベル!<帯解説より> 両翼が200m以上はある野球場が存在する南海のとある孤島で、あることの調査を命じられた男の物語。第9回 日ファンタジーノベル大賞受賞作。 凄く面白かったです。野球場の広さもさることながら、外野スタンド付近には藪がボーボーで、おまけにそこにはモリージョという豚のような雑の動物がいてボールをべてしまう等、醒めない悪夢のような野球場の描写が秀逸でした。 上記の感じは、いわゆるマジックリアリズム的表現と捉えて間違いないのでしょうが、チームの

    井村恭一「ベイスボイル・ブック」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2010/07/12
    地元の図書館にあるみたいなので借りよ
  • 移民の歌「闇の列車、光の旅」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    少女は新たな家族との生活を始めようとホンジュラスからアメリカへ北上するために。少年はギャングの一員として無賃乗車で北上しようとする人々から金品を強奪するために。貨物列車の屋根の上で、二人は出会ってしまう。そんな「あらかじめ失われた」ボーイ・ミーツ・ガールの物語。 凡庸と言っても差し支えないほど既視感に溢れた話ながら、時折「映画的」としか例えようがない瞬間が何度か切り取られる作品。飽きもせず年に何映画を観ていても、こういう作品にはそうは簡単にお目にかかれない、シンプルながら稀有な力強さを持った作品でした。まさに圧倒的。少しでも興味をもたれた方は、私に騙されたと思って、まずは劇場に足を運んで頂きたいです。 メキシコ人が自分たちより更に南に住む中南米人を差別する構造や、メキシカンギャングのホモソーシャリズムと少年の少女に対する優しさとを対比させたり、画面に映っている物、展開していく事象、すべ

    移民の歌「闇の列車、光の旅」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • アイズ・オブ・傍観者「告白」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    シングルマザーの教師:森口(松たか子)が、たまたま学校に連れてきていた一人娘の愛美がプールで死亡した。幾つかの状況証拠から、事件は事故ではなく、自分のクラスの生徒による犯行だと踏んで、森口は生徒を追い詰めていくのだが……というお話。中島哲也の新作。 中島作品の共通点として、傍観者やアウトロー、いわゆる社会/システムに適応できない人や、適応しているフリをしている人々に主眼を据えている、という点が挙げられます。作「告白」では、主要なキャラクターはほぼ全員“適応しているフリをしている”人々であり、彼らは皆、教師である以前に母親であり、殺人者である前に生徒であり、生徒である前に子供であり、親である前に脆弱な一人の男であり女であるのです。 「告白」では、上記の“フリをした人々”に、それぞれパートを与えて「告白:○○○○」と冠し、自身の内情を語らせます。物語は、教師、犯人A、犯人B、犯人Aと交流を深

    アイズ・オブ・傍観者「告白」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 娘なる証明「ローラーガールズ・ダイアリー」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    テキサスはボディーンという片田舎に暮らす高校生の女の子が、ふとしたきっかけでローラーゲームと出会い、成長していく物語。 ドリュー・バリモアが初監督に選んだ題材は、恐ろしく既視感のある、ある種「凡庸」と言い切ってしまっても間違いではない青春映画でした。しかしながら、自分はこの「今までに100万は生産されてきたであろう」青春映画の鋳型を用いて、ドリュー・バリモアという人が真剣に映画と対峙しようとしている様に非常に心を打たれてしまいました。現時点ではブッちぎりで年度No.1の作品と言って良いでしょう。 当に素晴らしい映画に出会うと、ちょっと言葉を失ってしまうというか、何も言うべきことがなくなってしまって、「とにかく観て!」としか言いようがないのですが、それではあんまりにもアレなので、良かった点を以下に羅列しておきます。 ローラーゲームを題材にした映画に思えるけど、支柱としてある太い太い柱は

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  • アラスター・グレイ「哀れなるものたち」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    哀れなるものたち (ハヤカワepiブック・プラネット)posted with amazlet at 10.04.24アラスター・グレイ 早川書房 売り上げランキング: 172922 Amazon.co.jp で詳細を見るウィットブレッド賞、ガーディアン賞をダブル受賞した、スコットランドの奇才の代表作、待望の邦訳! 作家アラスター・グレイは、グロテスクな装飾の施された一冊の書を手に入れた。『スコットランドの一公衆衛生官の若き日を彩るいくつかの挿話』と題されたそのは、19世紀後半のとある医師による自伝だった。それは、実に驚くべき物語を伝えていた。著者の親友である醜い天才医師が、身投げした美女の「肉体」を救うべく、現代の医学では及びもつかない神業的手術を成功させたというのだ。しかも、蘇生した美女は世界をめぐる冒険と大胆な性愛の遍歴を経て、著者のに収まったという。厖大な資料を検証した後、作家と

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  • 狂気の定義と答え合わせ「シャッター アイランド」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「ギャング・オブ・ニューヨーク」…「アビエイター」…「ディパーテッド」…… この三作で組んだレオナルド・ディカプリオとの00年代は、マーティン・スコセッシにとって完全に「Lost Decade」となった訳ですが(おまけに「ディパーテッド」のような駄作で功労賞的にオスカーまで貰ってしまう有様)、レオ&スコセッシ第四作目となる作も「どうせ大して面白くないんだろうな・・・」と諦め半分の気持ちながら、しかし!一縷の希望は捨てずに劇場へ駆けつけました。 ところが!今回は凄く良いんですよ!ビックリしました。 濃霧の中、船が徐々に姿を現すファーストカットから「おっ・・・今回はもしかしたら・・・イケるのか?!」と期待を抱き、監獄島を走るジープにグワーンと寄っていく空撮で「デ・パルマか!」と興奮し、その次に大写しになる重厚な雰囲気の精神病院/監獄のセットも気合入りまくりで、今回の主要ステージがほぼ紹介され

    狂気の定義と答え合わせ「シャッター アイランド」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2010/04/14
    狂気があれば後は何もいらんです
  • 異世界としてのサウスサイド「プリンセスと魔法のキス」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    ディズニーが10年代(テンネンダイ!)に初めて贈る*1セル画2Dアニメは、なんとニューオリンズが舞台で黒人の女の子が主人公。この設定だけでかなり制作陣の気度が覗えるのですが、蓋を開けてみれば、そのディズニーのアッパーなファンタジー加減と黒人文化の魅力が「幸せな結婚を果たした!」という感じの、素晴らしい仕上がりになっていました。 で、作の舞台でもあるニューオリンズ、およびその他のアメリカ南部が舞台になっている作品を調べていたら、こんな素晴らしいページに辿り着きました。 アメリカ映画“南部もの”大全集 (→サイトStudio BE内のページ) 上記ページで上げられている作品はもちろん、作「プリンセスと魔法のキス」でも、南部:ニューオリンズという土地が非常に重要な意味を持って物語の舞台として設定されています。幻想的で美しく、しかし一皮向けば怪しく不気味な魅力を併せ持つ土地。一方を生気溢

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  • 駄目ジャケ100選 32 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    Ladybug Mecca『Trip The Light Fantastic』 久々に駄目ジャケ。Digable Planetsの紅一点、レディバグ・メッカが2005年にひっそりと出したソロアルバム。名前が名前だけにこのジャケ、っていうのも解らなくはないのですが・・・。内容はラップだけでなく歌モノなどにも挑戦した意欲作、と言いたい所ですが、多少とっ散らかってる感もなきにしもあらず。ラップ路線一に絞れば良かったような気もします。ジャケの印象と中身で、二度損をしているような・・・いやでも、どんなに内容が良くてもジャケがこれじゃ売れねぇか。 で、ディガブル・プラネッツで関連動画を漁っていたら↓とんでもないものが・・・! ギターを爪弾くワー・ワー・ワトソン!エレピに指を這わせるジョー・サンプル!そして、トランペットを吹き倒すレスター・ボウイ!こんな豪華すぎる演奏をバックにラップする三人!凄すぎる

    駄目ジャケ100選 32 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2010/03/16
    関連動画が素晴らしすぎるです!
  • 大統領が見てる。「インビクタス 負けざる者たち」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    突然「どうも、ネルソン・マンデラです。いつもブログ拝見してます」というようなメールが来たらどう思うだろう? まず緊張してジットリ変な汗をかくだろうし、いやぁこれからは下手なこと書けねえなぁ! と思うはずである。 『インビクタス』は1995年、南アフリカの弱小ラグビーチーム「スプリングボクス」が、ワールドカップで見事優勝するまでの軌跡を描いた物語で、その背後には当時の南ア大統領:ネルソン・マンデラの多大なる尽力があった、というお話。 とにかく、大統領の「見てますよ」具合が凄い。チームの主将を呼びつけて「そろそろW杯だねー。まぁ紅茶でも」と促したり、チームが練習しているグラウンドに突然ヘリで着陸して「○○君!(ガツッと握手しつつ)練習がんばってる?!」と選手各人に話しかけたりと、もう完全にマンデラペース。あれよあれよという間に、周囲の人々を巻き込んでいってしまうのである。 もちろん、その手腕は

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  • 2009年の映画を振り返る - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    まずベスト5を挙げてみます。 1. 3時10分、決断のとき 2. ダウト〜あるカトリック学校で〜 3. スタートレック 4. イングロリアス・バスターズ 5. アバター 「3時10分、決断のとき」色々グッときました。「アイデンティティー」みたいなバカミスを撮ってた人が、こんな骨太な西部劇を撮れるなんて・・・と率直に驚きました。“忠実な狂犬”チャーリー・プリンスを演じるベン・フォスターが最高だった。原作は未読ですが、不器用な男が信念を貫き通す、という意味ではかなり忠実にエルモア・レナードのテイストなのではないでしょうか。 「ダウト 〜あるカトリック学校で」フィリップ・シーモア先生の色気が凄かった・・・・・・。彼とメリル・ストリープの演技合戦(教会で彼女たった一人だけ十字を切らないシーンが凄い!)を、脇でオタオタしながら見守るエイミー・アダムスという構図も面白かった。 「スタートレック」もう

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  • セックスと嘘と鍼灸針「母なる証明」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「母なる証明」を観ました(@チネチッタ)。 もう何年も殺人事件が起きていないような韓国の片田舎の町。一人の少女が殺される。容疑者として逮捕されたのは、彼女をその晩に見かけたという、一人の青年だった。青年の無実を信じて疑わない彼の母は、真犯人探しに奔走するが・・・というお話。 長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』に始まり『殺人の追憶』『グエムル−漢江の怪物−』そして短編オムニバス「TOKYO!」にも参加するなど、精力的かつハイクオリティーな作品を発し続ける韓国の新鋭が選んだ今回の題材は、出世作となった「殺人の追憶」のいわば変奏とでもいうべきテイストの作品。しかしながら、クライマックスにかけて、彼が当に描きたかったそのテーマが浮き彫りになり、エンディングに至っては「またもや前人未到の地へ降り立った・・・!」とでも評したくなるような当に物凄い終わり方をしていて、やっぱりポン・ジュノ侮れない!

    セックスと嘘と鍼灸針「母なる証明」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2009/11/09
    キネ旬での黒沢清との対談で監督自信が語ってた「顔の全体は見せない演出」が効果的で怖かった。いやぁポン・ジュノすげぇ。追記:軽く修正しました。Dirk_Digglerさん>恐らくそうだと思います。他でも使ってそうですが
  • 田舎医者は三度ペンライトを回す「ディア・ドクター」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    「ディア・ドクター」を観ました(@109シネマズMM)。 山あいの小さな村で、一人の医師が突然失踪してしまう。村人たちに慕われ、絶対的な支持を得ていた医師は、一体何故、その村から消えなければならなかったのか?刑事たちは捜査を始めるが、そこには医師と一人の老人とが交わした、ある秘密の約束が浮かび上がってくるのだった。 描かれるストーリーは重層的で描かれている人物は多面的、という、こう記すと一見非常に実験的な映画のように思えますが、そこはキチンと整理され、正攻法の人間ドラマというか、久々に骨太な邦画、いや映画を観たなぁー、と嬉しくなりました。 人間という生き物は、普段、割といい加減に「善か悪か」「故に成すべきか成さぬべきか」という物事の判断しているというか、行い自体の判断基準は属する集団の倫理に基づき、そして多くの場合、そのとある集団の倫理という物は、もっと大きな集団(つまりは国とか宗教とか)

    田舎医者は三度ペンライトを回す「ディア・ドクター」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2009/11/01
    ホント良い映画でした
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