【リヨン(フランス中部)=三井美奈】国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉(もう・こうい)・総裁が9月の帰国後、汚職容疑で中国当局に拘束された事件で、孟氏の妻は20日までに産経新聞とのインタビューに応じ、拘束は「政治迫害」だと主張した。自身の中国への帰国については、「今後の展開によって決める」と述べた。 妻はICPO本部のあるリヨンに残り、本名を明かさず通称の「グレース孟」を名乗る。「私は脅迫を受けた」と訴えていた。 妻は孟氏の拘束について「透明性が必要。法と正義の問題だ」と中国当局を批判した。だが、脅迫について詳細を聞くと「この件では話せない。複雑な状況だ」と口を閉ざした。 香港では、妻は公安省高官だった孟氏の影響で複数の企業幹部に就任し、巨額の収入を得ていたとの報道もあるが、「そんなことを言うこと自体、政治迫害の一部だ」と反論した。 妻の脅迫の訴えについて、仏当局は捜査を継続中。「現在の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く