ワシントン(CNN) ロシアの米大統領選干渉疑惑をめぐる捜査を指揮するマラー特別検察官は1日、駐米ロシア大使とのやり取りに関し連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたとして、フリン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)を訴追したと発表した。フリン氏は同日朝に出廷し、この件での有罪を認めた。同氏は声明で、特別検察官の捜査チームに協力していることも明らかにした。 マラー氏率いる捜査がトランプ米政権内部の人物にまで及んだのはフリン氏が初めて。今回の一連の展開は、捜査が強化されていることを示す兆候と言える。1日に明らかになった事態の詳細は、政権発足前にフリン氏やトランプ大統領の他の側近がロシア当局者との接触で連携し、国際政策に影響を与えようとしていたことをこれまでで最も明確に示すものだ。 FBIの声明によれば、フリン氏はイスラエルに関する国連安保理決議をめぐる外国政府の立ち位置を見極めるよう、政権移行